
新刊が出たら即買いするほど好きな
作家桜木紫乃さんの直木賞受賞作が映画化された。
公開は昨年だけど、観に行く時間がなかったのでレンタルで。
桜木さんの作品の映画化ってだけでも食いついたけど
「マルカン大食堂の贈り物」主演の内田慈さんも出ているし、
テーマ曲が、高校2年の頃にヤマハポピュラーソングコンテストで入賞し
ラジオ番組コッキーポップでよく聴いていた
懐かしい柴田まゆみの「白いページの中に」だというのも
なんだかとても嬉しい。
ほぼ原作に忠実な内容だけど
もう少し主人公やその両親の心理描写掘り下げて欲しかったかなー。
様々なシーンが細切れで、下手したら表面的に眺めてしまう気がする。
そういう意味では、もっと長い映画でも良かったのかな。
人は誰でも、それぞれの幸せを求めながら
ドタバタ不器用に生きている。
原作ともに底辺に人生の悲哀を感じる作品。