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風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「哀愁のカサブランカ」

2021-06-13 | 音楽


1982年の曲。
当時はアイドル歌手にまったく興味がなかったので
聴くのは原曲であるBertie Higginsの「Casablanca」だった。
メロディーやアレンジが好きだったけど英語で歌えないので
日本語歌詞のこっちの方をカラオケでよく歌っていた覚えがある。

今聴くと日本語の歌詞はあの頃を思い出して胸が熱くなるね。
原詞とは内容がちょっとちがうけど、切ない歌だ。
その当時よりも、今の方が歌の良さを感じる曲ってあるよね。
たぶんそれだけいろんな経験をしてきて今があるからなんだろう。
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大滝詠一さん

2021-04-28 | 音楽

久しぶりに雑誌を買った。
今年は「A LONG VACATION」発売から40周年とのことで
CDや配信、サブスクから雑誌、書籍、TV番組まで
ジャケットイラストを目にすることが多い。
40周年ということは私が21歳の頃。
リアルタイムで聴いていた方々は55歳〜65歳ぐらいだから
当然その年代向けに出されているのだろうが
実は若い世代にも人気があるのだそうだ。
今に続くシティポップ(本人はそう言われてどう感じるだろう)の
走りとして、山下達郎さんなどとともに並び称される存在。

タイトルやジャケットイラストから
リゾートの雰囲気たっぷりのおしゃれなアルバムと言われるが
実は妹さんを亡くしたばかりの松本隆さんの陰りを帯びた詞の世界や
明るい旋律ながらどこか物悲しい雰囲気の曲ばかり。
単なる軽薄なリゾート気分だけなら
あれだけ売れて、今も回顧される名盤にはならなかったろう。
雑多で広い音楽体験を自分なりの消化して生み出したメロディー。
どこか物憂げでいて、淡々と歌う大滝さんのボーカル。
やはりいいアルバムだ。

中学生の頃、伝説のロックバンドはっぴいえんどを知った。
解散までに出した3枚のアルバムはもちろんのこと、
オムニバスやベスト盤も買って聴き込んだ。
特に代表的名盤「風街ろまん」は今もよく聴く。
松本さんの独特な歌詞も、細野さんの不思議な雰囲気も
そして茂さんのおしゃれでファンキーなオブリガードも好きだったが
やっぱり大滝さんが作った曲と、ボーカルが好みで
大滝さんのソロアルバムも買ったほど。
(茂さんの「バンドワゴン」も買ったけど)
それでも田舎の中学生にとって、プロのミュージシャンで
レコードを出しているバンドは雲の上の人たちだった。
東京かどこか、都会の人たちだとばかり思っていた。

高校1年の頃だったと思う。
当時県内の音楽好きには有名だった岩手放送のディレクターである
北口さんが岩手日報に大滝さんのことを書いていた。
最後に「大滝詠一 花巻北高出身」と。
(実際は花巻北高から釜石南高-現釜石高-に編入して卒業)
びっくりした。
え?先輩じゃん!
岩手出身ということすら知らなかったのに、ウチの高校?
それからますます追いかけるようになったのは言うまでもない。
そんな大滝さんが、その5年後に出した「A LONG VACATION」。
もちろん発売と同時に買った。

数年前、イーハトーブ音楽際にて
東京の音楽仲間と一緒にはっぴいえんどを演った。
選曲はもちろん大滝さんの曲。
「抱きしめたい」「はいからはくち」「12月の雨の日」「いらいら」。
幸せな時間だったなぁ。

ってことで、
個人的に好きな大滝さんの曲BEST5を挙げてみよう。
もちろん好きな曲ばかりなんだけど、その中から悩んで厳選。

5 水彩画の町
  タイトル通り、小さな絵画のような曲。
  「風にぶらさがる海ほうずきのように」とか
  「僕のまなざしを体に巻きつける」とか
  松本さんの歌詞はホントに現代詩のようだ。
  林静一のイラストを彷彿とさせるような雰囲気。
  大滝さん、意外と言っては失礼だけど、ギター上手いのね(^^;

4 颱風
  はっぴいえんど「風街ろまん」より
  松本さんは作詞だけじゃなくドラムも上手い。
  珍しく茂さんがディストーションを効かせたギターを弾いている。
  「あたりはに わかにか きくもり」
  という歌詞の区切り方がいかにも大滝節。
  この曲、いつかカバーしてみたいんだよねぇ。
  でもこのボーカルは大滝さんならでは。

3 雨のウエンズデイ
  これはもうコード進行からメロディに至るまで胸キュン。
  もしかしたらシティポップの走りと言われるのは
  この曲のことを言っているのではなかろうか。
  おしゃれな中にどこか寂しげなAOR。
  ギター弾いてみて気付いたけど
  だんだん転調していく構成なんだねぇ。
  今もカラオケでよく歌わせてもらってます。

2 それはぼくぢゃないよ
  大滝さんの曲で最初に気に入った曲。
  日向の匂いがするカントリーっぽいアレンジで
  駒沢裕城さんのペダル・スティール・ギターが効いている。
  高校時代、この曲をイメージした
  今でいうMVみたいなものを作りたいと思っていた。
  その撮影場所として考えていたあたり(花巻市星ヶ丘周辺)は
  今じゃ新興住宅街となって掃除の面影は微塵もなくなった。

1 夢で逢えたら
  何度聴いても、どんなアレンジでも、
  この曲の歌詞やメロディラインが持つ美しさは変わらない。
  日本語の歌詞を聞かないと日本のポップスとは思えない。
  実に80人以上のミュージシャンがカバーしているとのこと。
  (wikipediaによる)
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みんなのうた60年

2021-04-14 | 音楽

NHK「みんなのうた」が放送開始60年なのだそうだ。
ということはほぼ私と同年齢ということになる。
言い換えれば、私の年代はみんなのうたとともにあった?

小さい頃は毎日のようにこの番組を見ていた。
毎月発行される「みんなのうた」の楽譜本も買ってもらい
とにかく家でひとり歌っていた記憶がある。
「ドロップスのうた」や「パンのマーチ」など、
今でも歌詞を見ずにフルコーラス歌えるほど歌ったが、
長じて「ドロップスのうた」はまどみちおさんの詩だと知った。
まどさんは全詩集を買ったほど好きな詩人。
今思うとすごい人たちがみんなのうたの曲を作っていたんだなぁ。

中でも特に好きな歌が2曲あった。
これらもよく歌ったものだが、
あとからどちらもクラシックの曲に歌詞をつけたものと知り、
やはり優れた曲は子どもの心にも訴えかけるものなのだなぁと感心。
今もこのメロディを聴くと歌詞が口をついて出てくる。


ひとつはビゼー作曲の「小さな木の実」。


もうひとつはビバルディ作曲の「四季」から「冬」。
「四季」の春は卒業式や入学式でお馴染みだが
その前に「冬」を知っていたことになる。

新しい歌もいいけれど
こういう、いつまでも残る歌を取り上げて欲しいな。
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新しい相棒

2021-04-07 | 音楽

私の元に明日この子がやってくる。
名付けて「ミミ子(335 笑)」。
エレキギターなんて持つのは15年ぶりかな。
あまり使わないまま売っぱらったGIBSON ES135以来。

これからもあまりバンドやる予定は今のところないけど、
ハコもののメロウな音が欲しいと思っていた。
たまたま4/1のここの投稿を見た方から申し出をいただき


「よかったら使わないか?」と。
ARIA PROIIの廉価版ラインBLITZの
GIBSON ES335コピーモデル。
嬉しい(^^)
ライブでのお披露目はないかもしれないけど
これ使って弾いてみたい曲があるので、大事にします。

ってことで、今度はアンプ買わなきゃなぁ。
これまただいぶ前に全部売っぱらっちゃったし
いま正直言って趣味にお金使う余裕ないから
そうそう選んでもいられない。
中古屋に探しに行ってみようかな。
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カラオケレパートリー

2021-04-06 | 音楽

きょうびカラオケも憚られる時代だけど
歌うって行為は心身のためにも、人と人との繋ぎにも
すごくいいことだと思うんだなぁ。
上手いとかヘタとか関係なく
自分で好きな歌を歌い、他人の歌を聴いて覚え、
それが会話にきっかけにもなる。
個人的には演奏して歌う方が好きだけど
(しかもコーラスが入るってのがまたいい)
カラオケで歌ってもそれはそれで楽しい。

で、カラオケで歌うようになってからこれまでの
自分がよく歌っていた曲を思い出してみた。

カラオケで歌い始めたのは20代前半の頃。
まだ学生で東京にいた頃だ。
六本木のカラオケ道場で初段を取り、
ウイスキーのボトルを1本もらったのも懐かしい思い出。
その頃は
「恋人も濡れる街角(中村雅俊)」「ハイティーンブギ(近藤真彦)」
「すごい男の唄(三好鉄生)」「約束(渡辺徹)」など歌っていた。

岩手に帰って就職してからは同期とよくスナックで歌った。
村下孝蔵の歌が多かったかなぁ。
あとはサザンの「栞のテーマ」「Just A Little Bit」とか。

20代後半は、最初に勤めた会社の連中と歌いに行った。
歌が好きな同世代が多かったからね。
「目を閉じておいでよ(バービーボーイズ)」や
「ワインレッドの心(安全地帯)」「ひとり咲き(チャゲ&飛鳥)」。
ウケ狙いでネタものを歌うようになった。
オリジナルキーの「TATOO(中森明菜)」や
ひとり2役で「浪速恋しぐれ(都はるみ&岡千秋)」をセリフ入りで。

30代に突入と同時に転職。
行きつけのライブバーができて、そこでも歌うようになった。
「I Love You(尾崎豊)」「プカプカ(西岡恭蔵)」など。
安全地帯やシャランQはキーが合うし、曲そのものも好きだったから
結構いろんな曲歌ったと思う。

40代になると忙しくてカラオケにはあまり行かなくなった。
それでも後半はバンドもやってたので
BEGINや憂歌団、チャゲ&飛鳥、サザンなどのバンドものが多かった。
特にBEGINの「防波堤で見た景色」は定番曲だった。
その場の雰囲気や客層などに合わせて
自分が好きな歌やジャンルじゃなくても歌うようになったのはこの頃。
演歌とか、ムード歌謡とかね。

50代前半は東京生活。
新橋に音響の良いゲイバーがあり、歌自慢の常連が集まっていて
そこで歌合戦的なものをやったりもした。
もうここへくるとネタものが多くなっていった感じ。
今もよく歌う「even if...(平井堅)」や
「僕はここにいる」「One more time,One more chance」など
山崎まさよしものなどはここで覚えた。
その場にいる誰も聴いたことがない、
マイナーな歌ばかり歌うことを自分に課していたことも。
住んだマンション近くにプロの歌手がカラオケスナックをやっていて
ここにも休みの日などぶらりと歌いに行ったりもした。
吉幾三や伊藤秀志などのネタものはここで歌うようになった。
店主の弟子を自称して、他のお客様のデュエットの相手をしたり
ハモりを入れてあげたりということもしていた。
気に入ってもらったお客様のアフターにも付き合ったり(笑)
優しかったジョーイさん、元気かなぁ。

50代後半は独立したあと。
あまり飲みには行かなくなったし、カラオケも推して知るべし。
だから新しい歌を仕入れることもなくなり
たまに歌う場面があっても
相変わらず山崎まさよしや平井堅、サザンの歌など歌っている。
「メロディ(「玉置浩二)」や「歌うたいのバラッド(斉藤和義)」は
ここ数年前ぐらいから歌うようになったかな。
他はとにかくネタに走ることが多くなった気がする(^^;

盛岡まで車で長距離通勤していた頃は
暗くなってからの帰りの車の中が歌の練習場所だった。
気に入った歌を見つけると、毎日繰り返し歌の練習をした。
時にはバンドのために、ハーモニカホルダーを首から下げて
運転しながらハープの練習したことも(^^;(時効?笑)

その時々でいろんな歌を歌ってきたけど
例えばなんとなくアンニュイな気持ちになっている時、
例えば若い頃を思い出しながらしんみりしている時、
心に残っている古い歌を歌うことがあり、
そんな時に選ぶ曲は昔からあまり変わっていない。
ずーっと歌い続けてきた曲がいくつかある。
「東京(マイペース)」、「外は白い雪の夜(吉田拓郎)」、
「ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜(チューリップ)」、
「博多っ子純情(チューリップ)」「君は風(佐々木幸男)」
そして「おまえだけが」「冬京」「北国列車」など風の曲。
名曲は思い出とともに。
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物欲

2021-04-01 | 音楽

買ったと思ったでしょ?(笑)
今日はエイプリルフール。
そう思わせておいて、買ってません😁

でもねー、メルカリで見つけちゃったんだよねー。
薄いフルアコ、いいよねー。
そそられるよねー。
と言いつつ、
ホントに買うならこんなとこにUPせず
さっさと買っている(笑)
今こんなの買う余裕無いし😅
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思い出に残る春の歌

2021-03-17 | 音楽
かぐや姫「なごり雪」
伊勢正三さんの名曲。


マイペース「東京」
自分の思い出に中にも残る同じようなシーン。


佐々木幸男「君は風」
ラジオでよく聞いていたのが春。
目に浮かぶのも早春の光景。


ふきのとう「春雷」
大学1年の時の、
あの窓のない部屋の場面が目に浮かぶ。


NSP「弥生つめたい風」
この季節にドンピシャ。
平賀さんは実家が我が家の近所だ。


中島みゆき「時代」
この曲が世に出たのは私が高校受験の頃。
早くこの重苦しい空気から解放されたくて
「あんな時代もあったねといつか笑って話せるわ」
とよく口ずさんでいた。
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まえの日

2021-03-15 | 音楽
聴くとどうしても泣けてくる歌がある。
一番は「思い出のアルバム」。
これはダメだ、イントロでもうウルウル。
ズルい歌だと思うよ。

で、もうひとつ見つけた。
BEGINの比嘉栄昇さんソロの曲。
「まえの日」




明日は上の孫の卒園式。
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The Covers

2021-01-29 | 音楽
日曜夜のNHK BSプレミアムで放送されている
この番組が好きなのですよ。
歌は、オリジナルももちろんいいけれど
それとはまた違ったアレンジで聴かせる曲がいい。
小編成のバンドをバックに
「そう来たか!」と思わせる新たなアレンジ。
先週の原田知世さんの回は
残念ながら「A面で恋をして」はあまりに完コピ過ぎだったが、
竹内まりやさんの「セプテンバー」が良かった。

もともとアレンジ変えたカバーが好き。
中森明菜さんや徳永英明さんのカバーアルバムはよく聴いた。
(徳永さんの「雪の華」は秀逸)
ハナレグミさんや小野リサさんのカバーアルバムは今もよく聴く。
オリジナルであまりピンときてなかった曲も
アレンジ変えるだけで好きな曲になることもよくある。
普段聴くことが少ないアイドルの曲とか。

結構前からエルトンジョンの「Your Song」を
ボサノバにアレンジしたらどうだろうと考えていた。
シンプルにウクレレ1本で伴奏もいいね。
BEGINのシングルCD「三線の花」のカップリングが
昔流行ったマイペースの「東京」の4ビートバージョンで、
そのアレンジもすごく良かった。
(たまにカラオケで歌ったりしている)
そんなシンプルでメロウなアレンジいいと思う。
自分でアレンジの譜面でも作れたら楽しいだろうな。
無理だけど(^^;

基本的に、ひとつひとつの楽器の音がちゃんと聞こえる
小編成でシンプルなアレンジが好きだ。
たまにしか聴かないクラシックでも
オーケストラよりショパンのピアノ曲なら聴く。
バンドならデュオ〜せいぜいカルテット。
ジャズもピアノ、ベース、ドラムに歌や何かひとつの楽器。
ピコピコ電子音も打ち込みもあまり好きじゃない。
アコギや生ピアノ、キーボードオルガンの優しい音、
エレキギターならあまりエフェクター噛ませず本体の音を生かした
例えばフルアコギターのメロウな音などなど。
↓こんなギターの音がいいねぇ。


高価すぎて手が出ないけどね(^^;
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狭間の世代

2021-01-20 | 音楽
1970年前後は政治の時代だった。
学生運動、ヒッピー、フラワームーブメント。
ベ平連(「ベトナムに平和を!」市民連合)の署名活動やデモ。
新左翼の者たちよるテロや暴力によってその時代は幕を閉じ、
急速に、それまでは「日和ってる」と非難されるような
個人の幸福や平穏な毎日を願う風潮が普通になった。

ベトナムやラオス、カンボジア内戦の状況は
小学生の頃テレビでよく見ていた。
岡林信康のアジ混じりの歌もどこかで耳にしていた。
中学生になったのは1973年。
流行ったのはかぐや姫の「神田川」だった。
そこにはささやかな恋愛が描かれ、アジる歌ではなかった。

政治の時代からバブル時代までの狭間の時代を我々は生きた。
「しらけ世代」「無気力世代」「新人類」と呼ばれ
旧来の価値観からも、狂乱からも背を向けて
我々は自分が歩むべき道を手探りで模索していた。

まだまだ60年代の残滓はそこここに残っていた。
大学では新左翼の者たちが鉄パイプを持って
追いかけているのも見たし、ロックアウトも経験した。
そんな我々の心に届いたのは
60年代を引きずっていたともいわれる森田童子。


しかしその歌はアジるものではなく深い内面を歌ったもの。
考えてみれば、まさにその時代の我々のためにあったような歌だ。
大人の階段を1段登ってみた時には暑い季節は終わっていた。
我々は一体何を目指せばいいのだろう。
そんな心境を、彼女の歌はすくいとってくれているようだった。


2018年。
彼女はその素顔を全く見せないままこの世を去ったという。
私は今も彼女のアルバムを大切に持っている。
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My favorite music

2021-01-18 | 音楽
ブリティッシュロックやプログレは通ってこなかった。
確かにEric Claptonは聴いたけれど
それは「Layla」から続く数枚のアルバムと
「Unplugged」やB.B.Kingとのコンビアルバム。
ロックといえばアメリカンだった。
Little FeatやEagles、The Doobie Brothers、
そしてThe Allman Brothers BandにC.S.N.Yなど。
一時は古いブルースにもハマった。
ブラックミュージックもリズムが結構好きだった。
フュージョンもファンキーなものを中心にけっこう聴いた。

でもね、歳とともに聴きたい音楽が変わってきた気がする。
ジャズなら4ビート。
フュージョンなら、よりメロウな懐かしいもの。
そして、ここにきてラテン系の音楽がとても心地いい。
もともと好きだったボサノバでも
Antônio Carlos Jobimのようなオーソドックスなものより
João Gilbertoの「声とギター」みたいなヤツ。


ロックなら、なんと今になってSantana。

エンドレスリピートして聴けるのはこれだ。

ラテンのリズムや哀愁を帯びたメロディーってのは
どうしてこんなに沁みるのだろうか。
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Love

2020-12-08 | 音楽

Love is free, free is love
 Love is living, living love
Love is needing to be loved

今日はJohnの命日。
高円寺の古く狭いアパートで
ニュースによりJohnの死を知ってから40年。

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キャンデーズ

2020-11-23 | 音楽

先日NHK-BSPで放送された番組を録画し
ようやく数日前に見た。
解散した時まだ22〜23歳ということに改めて驚き。
ということは「年下の男の子を歌っていた頃は
まだ10代後半だったということか。
同時代の、ダンスが売り物だったピンク・レディーや
例えば現代のAKBグループなどとは一線を画し
単なるアイドルではなかったと思う。

ミキは歌声も一番キレイで振り付けもセンスがいい。
ランは色気のある声とお姉さんキャラ。
スーは鼻にかかった甘い声と愛らしいルックス、
不器用そうな振り付けも含めて
一番アイドルっぽかったかもしれない。
当初はスーがセンターでメインボーカルを務めていたが
それはプロデュース的にアイドル路線を狙ったからだろう。
恐らく売り出した当初目指したのは日本のスリーディグリーズ。
しかしキャンディーズのキャラクターは違った。
ランがセンターでメインボーカルを務めるようになると
「誰かのような」とか「誰か路線」ではなく
唯一の存在「キャンディーズ」でしかなくなった。
単なる「かわい子ちゃん」ではなく、
しっかりハーモニーを聴かせつつキャラクターも売るという
立派なアーティストだったのだと思う。

なかなかいい番組だったなぁ。
加藤茶や伊東四朗、都倉俊一、喜多條忠などのインタビューを挟み
当時の彼女たちの素顔にも迫った。
喜多條の言葉から最後の1年の戦略を初めて知った。
なるほど、引退宣言してからの最後の1年は見事だった。
より深く、キャンディーズの魅力を知ることができた。
プロデュースの世界は面白い。
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野外ライブ

2020-10-13 | 音楽
今年はコロナ禍により、
毎年恒例のイーハトーブ音楽祭も、個別ライブも
大っぴらなものはすべて中止となってしまった。
プロのアーティストやステージ関係者の苦悩はもちろん
地方のアマチュアミュージシャンたちも
鬱々とした日々を過ごしている。

そんな中「やっぱりライブやるべ」という
田舎laboさんの企画により、
一昨日店舗前にて野外ライブが行われた。




どんよりとした空模様を心配しながら
来場者もコロナ感染防止に気を使いつつの鑑賞。
でもね、やっぱりライブは、生演奏はいい。
マスク姿で一緒に歌い、踊り、歓声を上げる人たち。
出演者も観客もみんな楽しそうだ。
来場者や出演者の知人たちの昨夜のfb投稿を見ても
いかに楽しかったかがわかる。

眉を顰める向きもあろう。
もしかしたら主催者に同調圧力もあったかもしれない。
でもね、人はパンのみに生きるにあらず。
歌があり、踊りがあり、笑顔があって初めて生活がある。
それらは長い歴史の中で人間とともにあった。
感染に気をつけることはもちろん必要だが、
人は文化なしでは生きていけない。
音楽のみならず、アート鑑賞も、映画も、本屋も必要だ。
そして同好の仲間たちとのコミュニケーションも。
内に篭るだけでなく、
気をつけながら1歩外に踏み出してみようか。
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深夜放送

2020-10-07 | 音楽
私たちの年代では、
ラジオの深夜放送を聴いていた人たちが多い。
早い者で小学校高学年から、中学生ぐらいまでには
ほとんどみんな聴いていたと言っても過言ではないと思う。
学校では前夜のオールナイトニッポンやセイヤング、
たむたむたいむなどの番組内容が話題の中心だったし、
流行歌もそこから知った連中も多かったのではないだろうか。
だからアイドルや歌謡曲よりも
いきおいフォークやニューミュージックの話題が多かった。
(女子はアイドル系が多かったのかもしれない)
自室にテレビがあるヤツなんてあまりいなかったし
当然インターネットなどもない。
自分で自由にできるメディアはラジオしかなかったのだ。

私はといえば、なぜか中学時代深夜放送はあまり聴かなかった。
みんなに合わせてDJごっこなどもしたけれど、
よく聴いた番組といえばせいぜいNHK盛岡放送局による
FMリクエストアワー(Fリクと言った。土曜午後放送)ぐらい。
そこでかかるのは地元のNSPやフォーク系。
ということで流行歌(特にアイドル系)の知識はほとんどなかった。

中学時代は野球部だったし、夜は疲れきっている。
高校に入ってからが本格的なラジオデビューだったのかもしれない。
オールナイトニッポンもたまに聴いたが、
お気に入りだったのはその前の番組だったコッキーポップ。
ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)で
入選以上の曲が紹介される番組だったのだが
ここでかかる曲が素晴らしいものばかり。
中島みゆきやチャゲ&飛鳥、長渕剛などを輩出したコンテストだが
入選した1曲だけであとはいつの間にか姿を消した人も多かった。
それでもその1発が名曲だったりするのだ。

コッキーポップを聴き始めた頃に
オープニングのテーマ曲だったのがこれ。


このイントロで
コッキーポップのファンになったと言っても過言ではない。
今でも好きで、たまにギターを爪弾いたりする。
その次に出た「セプテンバーバレンタイン」はバンドでも演った。
この曲を聞くと、高校1年の頃の自分が心の中に頭をもたげてくる。
ちょっと泣きたいような、痛いような心持ちになる。

コッキーポップも聴き続けたが
(翌年は八神純子やツイストがブレイクした)
だんだんFMに戻り、
23:15からのNHK FM「クロスオーバー11」を聴くようになる。
当時はクロスオーバーと言われていたフージョンや
今でいうAORなどの世界にハマっていった。
大学時代によく聴いたジェットストリームもその延長線上かな。

という、ちょっとおセンチ(もう死語か^^; )な思い出話。
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