今回の秩父観光で1番行きたかったのが前回までの三峯神社、2番目が今回の『三十槌の氷柱』だった。
ちなみに、秩父には三大氷柱があり、大滝の「三十槌の氷柱」、小鹿野の「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱」、横瀬の「あしがくぼの氷柱」の3か所。この内、天然の氷柱があるのは、三十槌の氷柱のみ。
2月11日(祝)。三峯神社駐車場を13:00出発し、途中道路から二瀬ダムを眺め、『三十槌の氷柱(みそつちのつらら)』駐車場に着いたのは13:30頃。駐車場は民間のキャンプ場用で500円。川原に下る通路で、環境整備協力金として一人200円。
川原に下りるにつれ寒くなる。すると、石清水が凍り作り上げていく天然の氷柱が現れる。オーッと唸る。
(当地の氷柱は下流側が天然の氷柱ゾーンで、上流側が人工の氷柱ゾーンになっている。)
天然の氷柱ゾーンは、幅30m、高さ10m(※ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場の三十槌の氷柱Webサイトを参照)
細長~いツララが合着して大きなツララになっている。我が家からはもちろん、都心からもそう遠くない所でこの光景が見られるのはスゴイ&感動。
ズームの画。いたる所から清水が流れ出しているようだ。
少し間をおいた、人工の氷柱ゾーンを見る。崖に水を流して造られている。幅55m、高さ25m(※同参照)。画では右側に写っている人でサイズ感が分かる(?)。
氷柱を目の前にすると圧倒させられる。人工といっても山・崖・樹木・川など自然がベースにあってのこと。それらが相まった風景だ。
天然のゾーンとは異なり、氷のカーテン?氷の壁?のようなところもある。いったい何日かけてここまでになるのだろう。
氷柱の上流まで行ってUターン。寒さが身にしみてきたこともあり、戻ることにした。
駐車場まで上がってから、川沿いに設けられているウッドデッキに行ってみると、先ほど見ていた氷柱を見おろせた。
位置的には人工の氷柱ゾーン。一日中日の当たらない自然環境を上手く活かしたものだと思う。
三十槌の氷柱は、一年で最も寒さの厳しい1月中旬(下旬)から2月中旬(下旬)までが例年の営業期間。 また、ライトアップもしているので、昼と夜で全く違った光景を楽しめるようだ。いつかライトアップも見てみたいものだ。
ちなみに、三大氷柱の「氷柱」の読み方は、三十槌は「つらら」だが、尾ノ内百景とあしがくぼは「ひょうちゅう」と呼んでいる。
氷柱(つらら)は、「軒先や山の岩などから水が凍って棒状に垂れ下ったもの」で、個人的「つらら」のイメージも同様だ。氷柱(ひょうちゅう)は日常的には見ないし、使わない言葉。辞書によると「夏、室内を涼しくするために立てる角柱形の氷。こおりばしら。」とのこと。三十槌の氷柱は、確かに「つらら」だった。
川原への坂道の途中に「額淵水天宮」という社があった。小さいけどしっかりした祠に鳥居。手を合わせた。
「額淵」は後で調べたところ「ぬかぶち」と読むようだ。その昔この下の方には底なしの渕があり、人々が額をついて底を覗いたことから額渕と呼称し、今も地名として残っている。そこから、水難除け・安産・家内安全を祈願してこの水天宮が設けられたという。大正時代に下流で行われた水力発電用の取水堰堤により額渕は埋まってしまったが、この水天宮の信仰は人々の心のよりどころとして現在に至っているという。
ところで、最初に三峯神社へ行く際に、三十槌の氷柱がある所を通過した(10:30頃)が、駐車場は満車のようで、道路わきに止めている車もあった。我々が来た時は、十分止められるスペースはあったので、最初に(朝早めに)ここを訪れる方が多いのだろう。
この後、早めにホテル入り。翌日は、三大氷柱の一つ「あしがくぼの氷柱(ひょうちゅう)」へ向かう。(次回につづく)
◇2022年2月11日~12日 秩父観光散歩 まとめ
真冬だからこその「秩父観光」に行ってきた!
秩父1:三峯神社1 立地,三ツ鳥居,奥宮遥拝殿,随身門など
秩父1:三峯神社2 拝殿-本殿、摂末社、ご神木、他施設
秩父1:三峯神社3 大島屋テラス、遥拝殿絶景、その他
秩父2:三十槌の氷柱(みそつちのつらら)
秩父3:あしがくぼの氷柱(ひょうちゅう)
秩父4:和銅遺跡、聖(ひじり)神社
秩父5:宝登山のロウバイ、宝登山神社奥宮
秩父6:秩父のシンボル「武甲山」・「二瀬ダム」
居住地と同じ県内なのに、このような氷柱が見られることには驚きです。
寒そうなのに、あたたかいお部屋で見せていただいて
ありがたいです。人口の氷柱は、特に素晴らしいです。
良いタイミングで見られたのは、私の日ごろの・・・かもしれません(笑)。
まぁ、寒いは寒いです。無理はなさらないように。
こうした風景は長岡市近郊では見られないです。
人が同時に写っている写真がやはりそのスケー
ル感を出してくれますね。一度見に行きたいも
のです。
写真で見れば、いいか、ということで。
寒いですよね。