数日前、日本橋の堀留町辺りを歩いている時の事。
通りの角に「出世稲荷神社」という赤い幟があるのを見かけ、角を曲がり細い路地を眺めると、ビルの前に同様の幟。
「出世稲荷神社」って!?幟に誘われフラフラ近づく。
ビルの駐輪場の入口のようだけど・・・?
自転車が並ぶビルの通路兼駐輪場を入ると、突き当たりに幟と小さな鳥居、その手前には何故か洗濯機&乾燥機!
その鳥居を潜ってすぐ右に社があった。写真では分かりにくいけど、建物的には非常階段の下にある。
出世稲荷神社という神社のことを知らなかった。
調べてみると、同様の神社は日本各地にいくつもあるようだ。
ちなみに、ここの出世稲荷神社は、その昔、北条家浪人庄司甚右衛他数名の仮屋敷内に元和3年(1617)創建したと伝えられ、江戸時代初代市川団十郎が日参し名をあげたことから出世稲荷神社と称されるようになったという。
現在の本殿は、関東大震災後に椙森神社の旧拝殿の廃材を再利用して建立したようだ。
何故、建物の下に?と思ったけど、写真をよく見ると、社は塀に囲まれていて、そこには住居表示もある。一応独立している。なるほど・・・都会的な風景だな。
ビルの間というのは珍しいですね。ビル建設時に移設する場所がなかったのでは。壊すわけにはいきませんからねぇ。
たぶん、その通りなのでしょうね。
でも、もう少しスペースをとってあげてもよいですよね。壁もぎりぎりだし、補修ができないのではと思います。
社の正面を向いていない鳥居も?
空中権はどうなっているのでしょう。住居だったら許せませんね~。