シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

『思兼神』

2009-01-19 | 豆知識的な…

文庫本、高橋克彦署『倫敦暗殺塔』を読んでいて、エッ!?そうなの?と思ったこと。(小説の本題とは関係ないけれどね。)

〔1〕古から、クモは昆虫の中でもっとも知力のある虫とされている。
クモの漢字である「蜘蛛」の蜘が「知」ある「虫」から作られていることでも良く分かる。また、日本ではクモを「思兼神(おもいかねのかみ)」という知恵の使いであると信じこんでいた。これこそ観音の導きに違いない。・・・という記述。

確かに漢字では「知」が入っている。昆虫の中では芋虫系の次に得意でない「クモ」だが、知恵の使いだとは知らなんだ。これまで嫌っていたからな…。

カチャッてみると「思兼神」は、アマテラスを岩戸の外に誘い出す方法を授けた知恵者。知恵の神、学問・受験の神として信仰されており、埼玉では秩父神に祀られているという。蜘蛛…大事にしよう。


〔2〕文久3年1863年。尊王攘夷思想が活発化したあたり、京都では新撰組が結成された年。そんな頃にはもうロンドンでは地下鉄が通っていた。改めて日本の貧しさに思い至った。・・・という記述。

そうなんだよね、そんなに違っていたんだよね。戦争を知らない…以降に育った人たちは忘れているor知らないよね~貧しかった日本を。
ちなみに、日本の地下鉄は、ロンドンに遅れること約60年、1927年12月30日に上野~浅草間が開通。それから12年かけて渋谷まで行けるようになった(銀座線)。

コメント (3)
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