因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2016年2月の観劇と句会

2016-01-26 | お知らせ

 確定、ほぼ確定の観劇は以下の通りです。あら、少ないかも。

*三澤の企画 『マリーベル』(日本のラジオのサイトより)
 ゲンパビ1,2,3,4,5)の俳優・三澤さきが企画し、日本のラジオ1,2,3,4)の屋代秀樹の作、オクムラ宅1,2,3,4,5,6)の奥村拓の演出で、2月1日19時30分1回かぎりの公演を行う。
*人形劇団ひとみ座 『赤い蝋燭と人魚』 同時上演 『野ばら・月夜とめがね』
 俳優座の岩崎加根子の朗読を心して聴こう。
*劇団民藝 『光の国から僕らのために-金城哲夫伝-』
 70年代、日本中の子どもたちを熱狂させてウルトラマンを世に送り出した脚本家・金城哲夫の半生の物語。
*トラッシュマスターズvol.24 『猥り現』(みだりうつつ)
 しばらく遠ざかっていた中津留章仁の作品を久しぶりに。(1,2,3,4
ハイリンド番外公演 『人の気も知らないで』 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16
 ハイリンドの女優・枝元萌、はざまみゆき+宮越麻里杏の三人芝居。iakuの横山拓也の作品で、一度観劇したことがある。今回は扉座の有馬自由の演出で。
 以下追加です(2月4日記載)
Straw&Berry 『モリー』
 国分寺大人倶楽部の活動休止後、河西裕介が旗揚げした新ユニット。

 2月はもう春ですから、句会の兼題はこのようになるわけです。
*金星句会 「春寒」、「猫の恋」
 「猫の恋」・・・猫は寒中から早春にかけてもっとも激しく求愛活動を行う、つまり発情期ですな。その声や相手を求めて歩きまわったり、一匹の牝を複数の牡が争ったりなどする様子を、あるいは何かにたとえて俳句に詠む。一度も使ったことのない季語なので、ちょっとした冒険です。
*本部句会 「ものの芽」、「春暁」
 「ものの芽」・・・春に萌え出るさまざまな芽の総称。「草の芽」や「木の芽」という季語がべつにあるので、ちがいをきちんと認識しなければならないのだと思う。
*演劇人句会 「雪虫」、「フリージア」
 「雪虫」・・・北国では、雪の上に黒い虫が多数発生することがあり、それを雪虫と呼ぶとのこと。見たことも聞いたこともない、しかも苦手な動物、昆虫系の季語。
*かさゝぎ俳句勉強会 2月の課題は岸田稚魚

 先週、所属する俳句結社・銀漢句会の年次総会と創立五周年記念祝賀会が行われ、それはそれは盛り上がったのですが、句友の女性たちと結構まじめに、ゆえにいささか暗く話しこんでいたのであります。俳句はあくまで趣味ですが、続ける以上は句会に出席し、自作への評価を受けることになります。句会報をみればどの句にいくつ選(点数。「いいね!」)が入ったか一目瞭然、毎月発行される俳誌「銀漢」でも、順位や優劣、成績といった空気は控えめではありますが、やはり競うこと、少しずつでも進歩向上することが求められるのです。
 日ごろ現役の社会人として、自分と闘い、同僚たちと競いあい、他社に勝ち抜くために常に結果を出し、評価を上げねばならない状況にあって、俳句でも同じような競争や勝負を求められるとしたら、非常につらい・・・。

 先日調べものがあって、去年の「銀漢」2月号を開いてみました。あるページに句会指南役の方が、「俳句は、句会に出て叩かれて、あるいは黙殺されて、追い詰められて身に沁みて感じなくてはモノにならないものである」と断言しておられ、震え上がりました。まったくその通り。ほとんどMです(笑)。いったん俳句の道に入ったなら、そして少しでもいい句を詠みたいと思うなら、避けては通れません。先週の金星句会でも、「句会が終わったら、どうして自分の句に主宰の選が入らなかったか、なぜ●〇には入ったのか、ちゃんと検証しなくてはならない」と言われ、成績の振るわなかった句会の清記表や句会報は「見たくないなあ」と思うわたくしはうなだれるばかり。

 今年も句会ならびに俳誌「銀漢」への提出が、毎月毎月怒濤のように(自分はそう感じる)押し寄せてきます。五七五でつくること、その句にぴたりの季語を見つけること、人さまの句をしっかりと味わうこと、ただし自分と比べないこと。まことに月並みですが、それが自分の課題でしょうか。愚直を通して一歩ずつ歩く以外、ないと思うのです。

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