今日午後から行われた、橋下徹大阪市長の日本外国特派員協会での記者会見は、あまりにもぶざまであった。冒頭で風俗嬢の活用を米軍に進言したことを陳謝したが、早速それがテレビのニュースとして伝えられた段階で、もはや政治家としての運命は決定的となった。売春を容認するかのような発言を認めたわけだから、それで一巻の終わりなのである。それ以外のことでいかに弁解しようとも、誰も聞く耳を持たないのである。一日も早く日本維新の会の共同代表を辞任すべきだろう。そうでなければ、日本維新の会が参議院選挙で大敗するのは目に見えている。ここは潔い決断が大事なのである。単なるお喋りでしかないのは、私もこのブログで何度も指摘してきた。言っていることが一貫していないので、いつかは墓穴を掘ると思っていたらば、やはりその通りであった。今日の記者会見でも、またまた脱線していた。日本が大東亜戦争に突入したことに対して、「過ちを正当化するつもりはない」と述べたからだ。そんなことまで口にする必要はないのである。米国が仕かけた戦争であることは、大方の歴史家が認めるところだ。それを承知しているから、これまで日本は悔しい思いをしてきたのである。戊辰戦争で敗者となった会津が、真実を口にするまでには、60年以上の歳月を経なければならなかった。今の日本もそれと同じである。ようやくそのときを迎えようとしているのに、世界中から足を引っ張られるようなことを口にするのは、日本の指導者として失格である。
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