14日(火)、遠来の客を案内して山田錦の里、加東市東条地域を車で回っているとき、常田で小さなお堂に道標らしき石柱が目に入りました。
このお堂は、あとで調べてみると地蔵堂で、道標はその建物の後ろの柱のところに建てられていました。表面に刻まれた字を読むと、正面上部に「西国供養」、その下に「右 清水」「左 山道」、側面には「安政七□三月□」と建立年が刻まれていました。安政7年は西暦1860年、今から160年前に建立されたものでした。3月といえば桜田門外の変が起きた頃です。その隣には半分の高さの道標らしき石柱が並べられていました。建立年の「文政十三」がかろうじて判読できます。文政13年は1830年。190年前に建てられたものです。
このブログではこれまで加東市内の道標を紹介してきましたが、久しぶりに出会った道標でした。