ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

阪神・淡路大震災25年

2020年01月18日 06時14分31秒 | Weblog
 17日(金)、今朝も早起きしていましたが、特別の思いをもってNHKの画面を視ていました。神戸市東遊園地では、6400人余の犠牲者の冥福を祈る多くの人々の姿が映し出されていました。(写真)
 25年の歳月は人の一世代に近い長さです。震災を体験していない人が多くを占めるようになっているなか、震災を風化させず、その教訓を忘れず、伝え、災害に備えていくことは私たちの使命でもあります。亡くなられた人の時間は止まったままです。ゆえに私たちは亡くなった方々の分まで生きるという思いが強くあるのだと思います。
 県公館で行われた追悼式典では、秋篠宮皇嗣殿下同妃殿下の御臨席の下、遺族、国、県、市町、団体代表、在阪神の外交官や組織の代表等が出席して、犠牲者への祈りと決意を捧げました。
 17日の朝、25年前のことを思いだしていました。激しい揺れに耐え、家族の安否を確認したあと、外に出てみると、南東の空がうっすら明るくなっており、その方向から地の底から聞こえてくる地鳴りが、まるで衝撃波のように「どん」と体を突き抜けていきました。その瞬間に電信柱や電線が「ぶるん」と揺れました。尋常ならざる事態が起きて居るという恐怖が体の内側からわいてきたことを今も鮮明に覚えています。
 神戸の事態が分かってきたのは、だいぶ時間が経ってからでした。すでにいつものように学校に勤務していました。あの日から25年。南海トラフ巨大地震の危険はさらに高まっています。
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