ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

「抜刀隊」の演奏、観閲行進に心躍る-青野原駐屯地

2024年06月16日 05時52分56秒 | Weblog

 先月の5月26日(日)、小野市桜台にある陸上自衛隊青野原駐屯地の創設48周年記念行事が行われました。この日は、栗田司令による観閲、車輌部隊の観閲行進、音楽隊の演奏、挌闘演技、訓練展示などが行われました。人気があるのは訓練展示です。青野原に侵入した敵をドローンによる偵察、地対空誘導弾部隊、化学防護車、機動戦闘車、榴弾砲等が出動し、掃討する作戦です。榴弾砲や戦闘車の射撃では、発射音が轟き、その空気振動で全身が圧倒されました。
 今年も、陸自の第3音楽隊が素晴らしい演奏を披露しました。特に観閲行進での演奏は、昭和18年(1943)10月21日、神宮外苑で行われた学徒出陣壮行会の行進曲、「抜刀隊」で始まりました。
 「我は官軍我わが敵は 天地容いれざる朝󠄁敵ぞ 敵の大將たる者󠄁は 古今無雙󠄁の英雄で これに從ふつはものは 共に慓悍決死の士 ・・・」の歌詞を口ずさんでしまうほど、好きな曲です。この歌詞は、西南の役をの時のもので、古今無双の英雄とは西郷隆盛のことをいい、これに立ち向かっていく官軍において選抜され組織された抜刀隊を鼓舞する内容です。私は西郷さんが大好きですが、その西郷さんを大将とする薩軍の強さも歌っています。
 作詞は外山正一、作曲はフランス人のルルーです。陸軍の行進曲として演奏され、陸上自衛隊でも演奏されています。1番から6番までありますが、この1番を学生時代からよく歌い、そして、学徒出陣壮行会で雨中を行進する学徒の 映像を観る度に歌ってきました。
 
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