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14日(火)、曇り空の下、東条川疏水の流域や山田錦の里を巡ったとき、加東市秋津で山田錦生産農家の都倉さんに出会いました。数人の方と自宅付近の田の畦で「とんど」をしておられたところでした。残りの炭で餅を焼きますが、今年は閏年なので13個の餅を竹に刺したと話しておられました。
都倉さんは特A地区で山田錦を育て、さらに田圃に稲木を組んで天日干しをされます。田圃には、脱穀したあとの稲藁を積み上げた「つぼき」もありました。冬の田圃に「つぼき」の景色は今ではほとんど見ることがなくなりました。
都倉さんは、毎年奈良の大神神社に注連縄の稲を献上されているとのことで、農業作業場には、その大神神社(三輪大明神)の杉玉が下げられていました。酒米の王様山田錦は蔵元に嫁いで最上の酒になります。その稲藁は日本最古の神社とされる大神神社の注連縄になっていると思うと、この冬の秋津の景色が日本の歴史と文化に深くつながる貴重な土地として輝きを放って見えました。