ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和32年9月10日-社町役場の窓から見える風景

2020年01月26日 05時15分58秒 | Weblog
 先日、自宅に、近くにあった神田学園のことを知りたいと訪ねてこられました。いつも登校見守りに立っている交差点から学校側に50メートルほどのところに、昔、神田学園がありました。
 神田学園は、昭和のはじめに私立有隣家政女学校として設立され、「高等女学校や補習学校を卒業した子女に対して、良き家庭の婦人となるべき実際教育を施すことを目的とし、家事、裁縫、手芸、作法、音楽、茶道、花道などを実習する」学校でした。
 戦後、有隣農業女学校(昭和22年)、学校法人神田学園(〃25年)、有隣女学校(〃34年)と学校名が変わりましたが、昭和37年に閉鎖されました。学校道にあったので、私が小学校の頃、その前を通って学校に行っていました。
 この写真は昭和32年9月10日、父が社町役場の助役室の窓から撮したものです。田圃の手前に合羽姿で立っているのが、もうすぐ4歳になる私です。その後ろに写っている大きな建物が神田学園です。今は更地となり駐車場になっています。役場も連合区の駐車場となり、私は朝の登校見守りに立っています。62年の歳月が経ったのです。
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