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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

小沢氏「違法な事はしていない」!

2011-10-07 06:53:13 | 政治
小沢氏「4億円?私のお金。詳しくは検察に」(読売新聞) - goo ニュース

昨日6日は小沢氏の東京地裁での初公判を巡り朝の傍聴席の申請の騒ぎから始まって入廷の様子そしてその後小沢氏が午前の冒頭陳述で「直ちに裁判を打ち切るべきだ」と語った話とか夕刻にはご本人が記者会見する様子を終始TVニュースが追っていました。

これまでも書いてきた様に市井の爺である浜爺は小沢一郎元民主党代表に格別の思い入れもありませんし秘書を含む裁判も格別「小沢つぶしの国策とか検察の謀略」とも思っていません。

今回も「4億円が自分の金」ならその元となったタネを明らかにすれば済む事です。
例えば「父君の遺産で現金1億円と不動産を得た。当時郵貯定期の金利が8%の時代だから倍々で4億円になっていた」とか「1億円で土地の売買を繰り返し4億円になった」
この通帳を見ろ!とか売買契約書を見ろ!と言えば説明は十分。検察官役の指定弁護士の指摘を覆す事になったのですがね。

さて記者会見では「国会の場で説明するべく出席について問われると」君は三権分立を知らないか!?と小沢氏得意の発言封じの反問をしました。
それを聞いた途端09年12月14日中国の次期主席習近平を今上陛下に拝謁する手続きで「豪腕を遣った時も」君は憲法の規定を知らないか?!と吼えた事をおもいだしました。
浜爺に言わせれば小沢氏の法律解釈は「彼独自の世界」でありそれを言われたら国民の大方がなるほどー!と納得できる解釈でありません。
序ながら「三権分立」があるなら「三権を統合する機関(か人)」が居なければ三権が機能しません。近代国家でそれを欠くのが昭和20年以降の日本なのです。国会議員によるお手盛りの歳費値上げ、定数増などを下向修正が出来ない根っこがここにあります。
小沢氏はそれを知っているでしょうか?
今回は特に「何故国会(立法府)で説明責任をはたさないか?!」を彼の口で丁寧に説明する良い機会でしたのにね。

小沢氏の「土地取得を巡る事件」で立法府(国会)で説明責任を尽くすより司法で解決する方法を選びそれ故岡田幹事長の斡旋?で国会で説明責任を果たす機会があったのを拒み党員資格停止そして今度は司法府(東京地裁特捜部)を非難しました。
小沢氏には「全てを司法府の判断に委ねる」考えは無く彼の主張を受け入れる良い裁判と彼の考えを受け入れ無い悪い裁判が有るようです。

本来一国の首領となる可能性の有った人が「自分を巡る金銭の出入りで裁判沙汰になる事自体脇が甘いのですがね」
自民党を割って出て以来、新党結成を重ね数を増やす事に腐心してきた様に思います。
残念ながら「数の追求は革新性を薄めたように見えます」
さてさて裁判の行方はどうなりますか?
しばらく見守るしかありませんが又「国会での説明」をめぐりその事が政局となり「三次補正」が遅れ「来年度予算の成立」にも遅れが気になります。

さて深夜には「腰痛を訴え緊急搬送」だそうです。心臓の発作で当分出てこないなんて無い事を願っています。

追記:小沢氏の腰痛になった原因は左尿管結石だそうです。さぞ痛かったろうと思います。

写真:時事通信 入廷する小沢氏

読売新聞:
小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る事件で、東京第5検察審査会の起訴議決に基づき政治資金規正法違反(虚偽記入)で起訴された小沢被告の初公判が6日午前、東京地裁(大善文男裁判長)で始まった。

 「被告人、前へ」――。6日午前10時、東京地裁104号法廷。小沢一郎民主党元代表(69)は、大善裁判長に促されると、険しい表情を浮かべて証言台の前に立った。人定質問に対し、「小沢一郎です」「衆議院議員です」と、一言一言を確かめるように答えた。本籍地や現住所を尋ねられると、細かな番地を言い間違え、裁判長から指摘された。罪状認否では「指定弁護士が話したような事実はありません」と、はっきりした口調で無罪を訴えた。

 「剛腕」の異名をとった政治家の、半年間にわたる法廷での闘いが始まった。

 「意見を申し上げてよろしいですか」。元代表は封筒から意見陳述の原稿を取り出し、両手で強く握りしめて読み上げた。

 2009年3月に始まった検察の捜査を批判する時は語気を強め、「延々と捜査を続けたのは常軌を逸している」「(自分の)政治的な抹殺が目的だ」と激しい言葉を連ねた。「野党第1党の代表だった私を狙い、政権交代が予想される総選挙の前に強制捜査をした」。検察が政治目的で事件を摘発したと決めつける言葉も飛び出した。「裁判長、裁判官には見識ある判断をお願いします」。10分弱の陳述をこう締めくくり、深々と頭を下げた。

 この意見陳述は、2週間以上かけて自ら原稿を書き上げたものだ。 推敲 ( すいこう ) は前日の5日まで続いた。打ち合わせで元代表は、30年以上前に足しげく傍聴に訪れた田中角栄元首相の公判を思い出しながら、「オヤジの時はどうだったかなぁ」とつぶやいたという。(引用終わり)


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原発積立金 657億円は過大! 

2011-10-06 07:58:39 | 福島原発事故
原発積立金657億円は過大 会計検査院、削減求める(朝日新聞) - goo ニュース

会計検査院もお役所の一種ですから予算の執行についての監査は大甘だし是正しなくても罰則さえ無いようです。
その検査院が以下の指摘をしたのですから管理が杜撰と言ってよい事なのでしょう。

原発を新規に作る計画のある自治体に交付金を支払う為、国が積み立てている資金の残高が731億円に上るそうです。
福島原発事故もあって新規原発の建設の目処が立たない中、731億円の積立金は過大だからその内657億円を交付金以外で活用するよう5日経産省に求めたそうです。

さて野田首相と枝野経産相は指摘に答える事が出来るでしょうか?

この様にピースミール(一皿一皿小出しにする)で考えるのでなく特別会計にどれだけ国民の金が吸い上げられ無駄に使われているかを徹底検証しなければいけません。
民主党が09年衆院選のマニフェストで「一般会計と特別会計の見直しで20兆円?位は直ぐ出てくる」と大見得切っていたネタ元なんですよね。
残念ながら正論ですが稚拙な取り組みで確たる成果は上がりませんでした。

でも改革には不断の努力が必要なんですよね。
是非仕切り直しして取り組んで下さい。
国民は黙って見ていますよ。


写真:原発関連の交付金を利用して建設が進む公共温浴施設。総事業費は8億円以上の見込みだ=山口県上関町

朝日新聞:
原子力発電所を新規に立地する計画がある自治体に交付金を支払うため、国が積み立てている資金の残高が、731億円に上ることが会計検査院の調べでわかった。検査院は東京電力福島第一原発の事故もあって原発の新規建設のメドが立たない中、積立額が過大と判断。5日、うち657億円は交付金以外で有効活用するように経済産業省に求めた。

 検査院は同日、検査結果を野田佳彦首相と国会に報告した。

 「削減」を求められたのは「周辺地域整備資金」。電気料金に含まれる税金が財源のエネルギー対策特別会計のうち一部を充てている。ほぼ毎年度100億円以上積み立てられ、残高は1200億円前後で推移。今春、震災復興の補正予算のため取り崩され、現在は731億円になっている。
(引用終わり)

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金の延べ棒 210本 7億円の脱税!

2011-10-05 08:40:04 | 社会
床下に相続した金の延べ棒210本 7億円脱税の罪起訴(朝日新聞) - goo ニュース

いやはや有る所にはあるものですね。
実父の財産19億6千万円を相続しながら18億5千万円を過少申告し7億6千万円を脱税した小父さん(61)が相続税法違反で起訴されたそうです。

国税の査察で金の延べ棒210本(5億6300万円)と有ります。
一本2680万円 多分1キロバーだとすると1グラム2680円になるから今の相場より安いですね。
7億6千万円は脱税額でこれに加算税がのるのかどうか?
金の小売価格は1グラム3000円は越えてますから現物で納めるのは損ですよね。

どうでも良い事ですがね。
おれおれ詐欺で老齢のご婦人が4-5百万円は愚か1000万円単位で振込みを重ねる話も有る位ですから「有る所にはあるものだ!」と驚くばかりです。
その分「貧乏人は益々貧乏に!」と複雑な思いです。


朝日新聞:
相続税7億5千万円を脱税したとして、長野地検は3日、長野県岡谷市湊1丁目の岡谷結束糸工業社長、山岡忠典容疑者(61)を相続税法違反の罪で起訴した。

 地検によると、昨年、関東信越国税局の査察の際、山岡容疑者方の土蔵の床下から、1本1キロの金の延べ棒210本(5億6300万円相当)と現金6億7千万円が発見された。延べ棒や現金は、不動産賃貸や株式投資で財産を築いた容疑者の実父のものだという。

 起訴状などによると、山岡容疑者は2007年に死亡した実父の財産19億6千万円を親族と相続しながら、18億5077万円を過少申告し、7億5798万円を脱税したとされる。
(引用終わり)

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朝霞宿舎 5年間凍結?!

2011-10-04 07:38:07 | 政治
野田首相、朝霞宿舎の5年間建設凍結指示(朝日新聞) - goo ニュース

昨日3日午前野田首相は朝霞で建設中の公務員住宅の視察を行ないました。その様子は昼からのTVニュースで流れました。

その際「私の腹の中は固めた」と言語明瞭だが中身は不明と言うか推量するしかありませんでした。
午後のウェブニュースでは「安住財務相に凍結指示」をしたそうです。
その結果が幾らかの甘みをつけて「5年間の建設凍結」です。
5年間とは東日本大震災の集中復興期間だそうです。

何とも生煮えですね!

これは野田政権の特徴と言うより鳩山元首相で始まり菅前首相から引継がれた「偽の政権交代」と言うか民主党の革新性の無さが引き起こしたものと思います。

官僚とか利権団体が纏まり「法律や政令」で関係者達だけで「お手盛りの優遇策(給料、待遇、定員、補助など)」を決め「道義や道理に背く事は一顧だにしません」
正に「形式だけの法治主義」なんですね。

ここまで国会中継で国民の批判を受けたのですから「凍結でなく廃止」を命じられなかった所に民主党と野田政権の限界が見えました。
「朝霞は勿論杉並で建設中の公務員宿舎の建設の中止(廃止)を命じ、契約解除による損害は官舎の整理統合を国民目線で見直し余剰官舎を売却すればよい事です」
何を止めても「損切り」はしなければいけません

本当に最後はどうなるかしっかり見守りましょうね。


読売新聞:

野田佳彦首相は3日、首相官邸で安住淳財務相と会い、埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎の建設を5年間凍結するよう指示した。この5年間は東日本大震災の集中復興期間にあたる。事業仕分けで「凍結」とされながら、財務相だった首相が昨年12月に着工を認めていた。東日本大震災からの復興で臨時増税が議論されるなかで批判が強まり、方針を転換した。

 安住財務相は、(1)東京都千代田、中央、港3区内にある国家公務員宿舎のうち、危機管理用職員宿舎をのぞいて廃止・売却(2)幹部級職員の宿舎は新たに建設しない――方針を説明、首相も了承した。

 これに先立ち首相は3日午前、朝霞宿舎の建設予定地を視察。その後、記者団に「自分の中で腹は固めたので、戻って財務大臣に指示する。財務相に言う前には言えない」と語った。方針転換の理由については「国会で提起を受け、それが国民の声であったということを踏まえて視察にやってきた」と述べた。
(引用終り)

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南スーダンPKO調査団が帰国

2011-10-03 08:32:44 | 外交
南スーダンPKO調査団が帰国 政権、派遣の可否検討へ(朝日新聞) - goo ニュース

今になると2日日曜日朝南スーダンのPKO活動に陸自の施設部隊の派遣が可能かどうかを判断する調査団が帰国しました。
そのニュースを見て浜爺は古い地図を持ち出してスーダンを眺めました。
昔のスーダンが南北に分かれたとすると南スーダンには海に面している地域がありません。という事は船舶による重量機材、物資の陸揚げが直接出来ないのですよね。
調査団員の発言した首都のジュバは袋小路。4-500キロ北部のマラカルも同様ですがナイル川の水源部の様で大湿地帯を示す印が付いています。
恐らく雨季には湖にでもなってしまうのでしょう。
勿論鉄道なんて通っていないようです。

そうすると治安維持の為に若干の警戒部隊の人員ならとも角、施設部隊(とは工兵隊)だからトラクターやブルそして大型トラックが必要な事はもとより復興資材(鉄材、橋梁、コンクリ、砂利、アスファルトなどなど)が山のように必要になる。
資材は日本から送らなくても周辺国から調達しても海賊の横行するアデン湾を横切って紅海に入るかケニア方面にでも送らざるを得ない。
周辺国から陸路なのか空路なのかロジスティクス(兵站と補給)は無理筋に見える。

そもそも無理筋だと専門家が言ってたらしいが訪米した野田首相が国連事務総長パン・ギムンに無理押しされ断れ切れなかった案件。

将来的に南スーダンにエネルギー資源や希土類の利権でも得ようとの強かな戦略でもあればとも角人助け程度の認識ではとても困難である。
「出来ないと断るのも勇気がいる」のだが民間人である一川国防相と野田首相の常識と政策判断はどう出るだろうか?
興味を持って見守っています。


写真:共同通信 (帰国した調査団)

朝日新聞:
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊の施設部隊派遣が可能かどうかを判断するため現地を訪れていた調査団が2日、帰国した。野田政権は、調査団の報告を踏まえて派遣の検討作業を本格化させる考えだ。

 調査団は、9月下旬から1週間ほどかけて首都ジュバや北部のマラカルなどを視察。PKO部隊を展開する国連南スーダン派遣団(UNMISS)の関係者らから、現地のニーズや治安状況、施設部隊を派遣した場合の宿営地の候補などについて情報収集した。

 調査団に加わった防衛省の斎藤雅一国際協力課長は成田空港で記者団に「現地は平穏で、日本への(施設部隊派遣への)期待は当然あった。調査結果を踏まえて、可否を判断していくことになる」と語った。
(引用終わり)
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