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南スーダンPKO調査団が帰国

2011-10-03 08:32:44 | 外交
南スーダンPKO調査団が帰国 政権、派遣の可否検討へ(朝日新聞) - goo ニュース

今になると2日日曜日朝南スーダンのPKO活動に陸自の施設部隊の派遣が可能かどうかを判断する調査団が帰国しました。
そのニュースを見て浜爺は古い地図を持ち出してスーダンを眺めました。
昔のスーダンが南北に分かれたとすると南スーダンには海に面している地域がありません。という事は船舶による重量機材、物資の陸揚げが直接出来ないのですよね。
調査団員の発言した首都のジュバは袋小路。4-500キロ北部のマラカルも同様ですがナイル川の水源部の様で大湿地帯を示す印が付いています。
恐らく雨季には湖にでもなってしまうのでしょう。
勿論鉄道なんて通っていないようです。

そうすると治安維持の為に若干の警戒部隊の人員ならとも角、施設部隊(とは工兵隊)だからトラクターやブルそして大型トラックが必要な事はもとより復興資材(鉄材、橋梁、コンクリ、砂利、アスファルトなどなど)が山のように必要になる。
資材は日本から送らなくても周辺国から調達しても海賊の横行するアデン湾を横切って紅海に入るかケニア方面にでも送らざるを得ない。
周辺国から陸路なのか空路なのかロジスティクス(兵站と補給)は無理筋に見える。

そもそも無理筋だと専門家が言ってたらしいが訪米した野田首相が国連事務総長パン・ギムンに無理押しされ断れ切れなかった案件。

将来的に南スーダンにエネルギー資源や希土類の利権でも得ようとの強かな戦略でもあればとも角人助け程度の認識ではとても困難である。
「出来ないと断るのも勇気がいる」のだが民間人である一川国防相と野田首相の常識と政策判断はどう出るだろうか?
興味を持って見守っています。


写真:共同通信 (帰国した調査団)

朝日新聞:
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊の施設部隊派遣が可能かどうかを判断するため現地を訪れていた調査団が2日、帰国した。野田政権は、調査団の報告を踏まえて派遣の検討作業を本格化させる考えだ。

 調査団は、9月下旬から1週間ほどかけて首都ジュバや北部のマラカルなどを視察。PKO部隊を展開する国連南スーダン派遣団(UNMISS)の関係者らから、現地のニーズや治安状況、施設部隊を派遣した場合の宿営地の候補などについて情報収集した。

 調査団に加わった防衛省の斎藤雅一国際協力課長は成田空港で記者団に「現地は平穏で、日本への(施設部隊派遣への)期待は当然あった。調査結果を踏まえて、可否を判断していくことになる」と語った。
(引用終わり)
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