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From Pope, The Iliad of Homer, bk. 6 (men and leaves)

アレグザンダー・ポウプ (1688-1744) 訳
『ホメロスのイリアス』 第6巻より
(人間は木の葉のよう)

人間とは木の葉のようなもの。
若く青々としているかと思えば、枯れ落ちて地に横たわる。
次の春、また新たなものがあらわれる。
木の葉は次から次へと落ち、次から次へと育つ。
人の世代も同じ、次から次へと滅んでいく。
花咲く者たちがいて、その背後に死にゆく者たちがいる。

* * *
Alexander Pope
From The Iliad of Homer, bk. 6

Like leaves on trees the race of man is found,
Now green in youth, now withering on the ground;
Another race the following spring supplies;
They fall successive, and successive rise:
So generations in their course decay;
So flourish these, when those are pass'd away.

* * *
Cf. Ecclesiasticus 14: 18.

* * *
英語テクストはThe Iliad of Homer (1899) より。
http://www.gutenberg.org/ebooks/6130

* * *
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From Dryden, Palamon and Arcite, bk. 3

ジョン・ドライデン (1631-1700) (翻案)
『パラモンとアーサイト』 第3巻より

言葉ではあらわせません、
ぼくが、心に苦しく、感じていること、
あなた、もっとも愛しく大切なあなたを、思いながら・・・・・・。
あなたに仕えるよう、魂だけ残していきます。
この体が死に、そこから自由になった
ぼくの魂に、あなたのお供をさせてください。見えないものですし、声も立てませんので。
昼間にあなたを恐がらせたりはしません。夜、あなたの眠りを妨げたりもしません。
ただ、お仕えしたいのです。どこにいても、あなたのお供がしたいのです。
本当にあなたが好きでした・・・・・・。うまく話せなくて申し訳ありません。
もう体が弱っていて、しかも、とても痛いのです。
信じてください。ぼくが死にたくないのは、
美しいエミリー、あなたを失いたくないから、それだけです。
天があなたをぼくに与えてくれた、まさにその時に死ぬなんて、
これ以上意地悪な〈運命〉があるでしょうか!
ねたみ深い〈運〉がもたらす、これ以上の呪いがあるでしょうか、
命を得たその瞬間に死ぬなんて!
人間とは愚かなものです。うつろいゆく幸せを求め、
恋に熱くなったりしながら、気がついたら墓のなかで朽ちはてていく。
二度と日の目を見ることもなく!
棺のなか、永遠に暗く湿ったところで、永遠にひとりきり!
これは、誰しも逃れられない運命です。でも、ぼくは
幸せを目の前に死んでいく。幸せを手にすることなく。
さよなら、お元気で・・・・・・。ただ・・・・・・腕に抱いていただけますか?
あなたの美しさを、少しだけでもぼくのものにしたいのです。
あなたの手・・・・・・死なないかぎり、ぼくは、この手を絶対に離さない。
もっと生きたい・・・・・・。生きているかぎり、この手はぼくのものだから!
そろそろ、お別れです。こうして抱いていただいて、
そのまま死ねるなんて、幸せです・・・・・・。

これがアーサイトの最後の言葉だった。すぐに〈死〉がやってきて、
鉄の鎌をふりおろし、彼をわがものとした。
アーサイトはのぼっていく、〈命〉の国に向かって。
感覚が失われていく。〈死〉はふれたものすべてを凍らせるのだから。
しかし、おのずと閉じられてゆくその目を、アーサイトはエミリーから離そうとはしなかった、
少しずつ、彼女は見えなくなっていったのだが・・・・・・。
こうして、何もいうことなく、彼はしばし横たわっていた。
そして、エミリーの手を握る手に力をこめ、ため息とともに、彼は魂を吐き出したのだった。

* * *
John Dryden (trans.)
Palamon and Arcite, bk. 3, ll. 778ff.

No Language can express the smallest part
Of what I feel, and suffer in my Heart,
For you, whom best I love and value most;
But to your Service I bequeath my Ghost;
Which from this mortal Body when unty'd,
Unseen, unheard, shall hover at your Side;
Nor fright you waking, nor your Sleep offend,
But wait officious, and your Steps attend:
How I have lov'd, excuse my faltring Tongue,
My Spirits feeble, and my Pains are strong:
This I may say, I only grieve to die
Because I lose my charming Emily:
To die, when Heav'n had put you in my Pow'r,
Fate could not chuse a more malicious Hour!
What greater Curse cou'd envious Fortune give,
Than just to die, when I began to live!
Vain Men, how vanishing a Bliss we crave,
Now warm in Love, now with'ring in the Grave!
Never, O never more to see the Sun!
Still dark, in a damp Vault, and still alone!
This Fate is common; but I lose my Breath
Near Bliss, and yet not bless'd before my Death.
Farewell; but take me dying in your Arms,
'Tis all I can enjoy of all your Charms:
This Hand I cannot but in Death resign;
Ah, could I live! But while I live 'tis mine.
I feel my End approach, and thus embrac'd,
Am pleas'd to die. . . . . .

This was his last; for Death came on amain,
And exercis'd below, his Iron Reign;
Then upward, to the Seat of Life he goes;
Sense fled before him, what he touch'd he froze:
Yet cou'd he not his closing Eyes withdraw,
Though less and less of Emily he saw:
So, speechless, for a little space he lay;
Then grasp'd the Hand he held, and sigh'd his Soul away.

* * *
チョーサー、『カンタベリー物語』中の「騎士の語」を初期近代の
英語で語り直したもの。上の場面の文脈は以下の通り。

1.
アーサイト(アルシーテ)とパラモンという、たがいに
尊敬しあっていたはずの騎士がエミリー(エミリア)
という女性をめぐって決闘をする。

2.
アーサイトが勝ってエミリーを手に入れるが、その直後に
彼は致命傷を負う。(神々の介入により。)

* * *
英語テクストはFables (1700, Wing D2278) より。
(途中、パラモンについて語るところ--「ぼくのかわりに
パラモンを愛してあげて・・・・・・」--は省略。)

* * *
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Pope, "The Dying Christian to his Soul"

アレグザンダー・ポウプ (1688-1744)
「死にゆくクリスチャンがみずからの魂に語る」

1.
わたしの命の源であった天の炎の火花、
死にゆくこの体から去るがいい!
おまえは震えつつ希望を抱いている。とどまろうとしつつ、飛び去ろうとしている。
ああ、死の痛み、そして喜び!
やめるんだ、愚かな体、抵抗するな、
衰えるがままに死なせてくれ、そして生きさせてくれ!

2.
聞け! 天使たちがささやいている、こういっている、
「我らの妹、魂よ、こっちへおいで!」
わたしを飲みこもうとしているこれは何だ?
わたしの感覚を盗み、視界を閉じ、
体を流れる命の水を流し去り、そして息を枯れさせようとしているのは?
教えてくれ、魂よ、これが死か?

3.
世界が遠ざかっていく、消えていく!
天国が目の前に開いていく! 耳に
天使たちの歌が鳴りひびく!
羽、羽をください! わたしも登ります! 飛んでいきます!
墓よ! おまえの勝利はどこへ行った?
死よ! お前の痛みはどこへ行った?

* * *
Alexander Pope
"The Dying Christian to his Soul"

1.
Vital spark of heavenly flame!
Quit, oh quit this mortal frame:
Trembling, hoping, lingering, flying,
Oh the pain, the bliss of dying!
Cease, fond Nature, cease thy strife,
And let me languish into life!

2.
Hark! they whisper; angels say,
'Sister Spirit, come away!'
What is this absorbs me quite?
Steals my senses, shuts my sight,
Drowns my spirits, draws my breath?
Tell me, my soul, can this be Death?

3.
The world recedes; it disappears!
Heaven opens on my eyes! my ears
With sounds seraphic ring!
Lend, lend your wings! I mount! I fly!
O Grave! where is thy victory?
O Death! where is thy sting?

* * *
Pope, ("Ah fleeting spirit") とセットの作。

この詩はクリスチャン、ハドリアヌスは異教徒
(クリスチャン以外)。死んで天国に行く(善人は)、
という考えがあるかないか、という違い。

* * *
英語テクストはThe Poetical Works of
Alexander Pope, Vol. 1 より。
http://www.gutenberg.org/ebooks/9413

* * *
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Shakespeare, ("Take, O, take those lips away")

ウィリアム・シェイクスピア (1564-1616)
(「もう見れない、ああ、あの人のくちびる、もう見たくない」)

もう見れない、ああ、あの人のくちびる、もう見たくない、
あんなにやさしく嘘をつくなんて。
あの人の目も見たくない、夜明けの
日の光のよう、朝さえ惑わすあの輝き。
わたしのキスを返して、とり戻して。
本当の恋をとじこめたはずだったのに、嘘だった、にせものだった。

* * *
William Shakespeare
("Take, O, take those lips away")

Take, O, take those lips away,
That so sweetly were forsworn;
And those eyes, the break of day,
Lights that do mislead the morn:
But my kisses bring again, bring again;
Seals of love, but sealed in vain, sealed in vain.

* * *
英語テクストはMITのMeasure for Measureより。
http://shakespeare.mit.edu/measure/full.html

* * *
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Pope, ("Ah fleeting spirit")

アレグザンダー・ポウプ (1688-1744)
(「おお、消えていく魂!」)

「おお、消えていく魂! さまよい出ていく炎、
長いあいだわたしの胸をあたためてきた炎よ!
このからだにもう命を吹きこんでくれないのか?
気持ちよい、楽しい客人としてとどまってくれないのか?
どこへ、ああ、どこへ、おまえは飛んでいく?
どんな暗い、誰も知らない岸辺へ?
おまえ全体が震え、粉々になり、死んでいくようだ。
もう気のきいた言葉もジョークも出てこない!」

* * *
Alexander Pope
("Ah fleeting spirit, wandering fire")

"Ah fleeting spirit, wandering fire,
That long hast warm'd my tender breast!
Must thou no more this frame inspire,
No more a pleasing, cheerful guest!
Whither, ah, whither art thou flying?
To what dark undiscover'd shore?
Thou seem'st all trembling, shivering, dying,
And wit and humour are no more!"

* * *
"Animula vagula, blandula,
Hospes, comesque corporis,
Quae nunc abibis in loca?
Pallidula, rigida, nudula,
Nec (ut soles) dabis joca!"

* * *
古代ローマ皇帝ハドアリアヌスの死に際の
言葉(詩)を英訳したもの。

* * *
英語・ラテン語テクストはThe Works of Alexander
Pope, vol. 1 (1824) より。
http://books.google.co.jp/books?id=PksfAAAAMAAJ

* * *
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Keats, "Ode to a Nightingale"

ジョン・キーツ (1795-1821)
「オード--ナイティンゲールに--」

I.
心臓が痛い。ひどく眠くて、感覚すべてが
麻痺してしまっている。まるで毒ニンジンの薬を飲んだかのよう。
それかアヘンを飲みほしたかのよう。さっきから
何も感じない。レートーの川に沈んでいくような気分・・・・・・。
でも、幸せな君への妬みでこうなってるんじゃない。
幸せな君の声を聞いて、ぼくも幸せすぎるんだ。
君、軽やかな羽をもつ森の精の君が
歌っているから、どこか
ブナの緑のなか、数えきれない陰のなかで
歌っているからなんだ。夏の歌を、口を大きく広げて、でも力をふりしぼったりせずに。

II.
ああ、ワインが一口ほしい!
長いあいだ大地の奥深く寝かされていて冷えたワイン、
花々や緑の田園、ダンスやプロヴァンスの歌、
日に焼けた人々のパーティ、そんな味のワインがほしい!
あたたかい南ヨーロッパをカップいっぱいに、
本当に詩神の泉ヒッポクレーネーから噴き出したような、赤らんだ頬の色のワイン、
ふちのところで泡の粒がパチパチまばたきしているような、
飲んだら口が真っ赤に染まるような、そんなワインをカップいっぱいにほしいんだ。
それを飲んで、誰にも見られずにこの世を去って、
そして、消えるように、うす暗い森のなか、君といっしょに行きたいんだ。

III.
そう、遠くに、ゆっくり消えていき、そして完全に忘れてしまいたい。
木の葉のあいだにいる君には思いもつかないようなこと、
この世のけだるさ、興奮、動揺などを。
ここでは、みなうめき声をあげ、すわりこんでいる。
ここでは、からだが痙攣して麻痺していき、わずかに残った髪も悲しく灰色にゆれている。
ここでは、若者たちも色を失い、亡霊のように細くなり、そして死んでいく。
ここでは、何か考えるだけで悲しくなる、
絶望で目が鉛色になる。
ここでは、美しい人の輝く目が永遠につづかない。
そんな人に恋しても、その気持ちは一日ほどしかつづかない。

IV.
消えろ、この世なんて消えてしまえ。ぼくは君のところに飛んでいく。
ワインの力で--バッカスやその豹たちといっしょに--ではなく、
〈想像〉の見えない羽で飛んでいくんだ、
足をひっぱって邪魔をする鈍い思考なんてふりのけて。
ほら、もう君の世界についた! なんて静かな夜、
空の上では、月の女王様が玉座にいて、
たくさんの星の妖精たちにとりかこまれているのかも?
でも、そんな光もここには届かない。
ここにあるのは、そよ風にのって降ってくる明かりだけ。
緑の暗がり、曲がりくねった苔の道を通ってくる光だけ。

V.
足もとにはどんな花があるのかな。
やさしいにおい--どんな花が木々にぶらさがっているのかな。
香りに満ちた闇のなか、ひとつひとつの花をあててみる。
この一番いい季節に
草や、茂みや、野のくだものの木に咲く花を。
白いさんざし、牧場の野ばら、
葉につつまれたままあっという間に色あせるすみれ。
五月半ばに生まれて
これから咲く麝香ばら。その花はワインのようなしずくでいっぱいで、
夏の夕暮れには蜂たちが音をたててやってくるんだ。

VI.
闇のなか、耳をすまして君の声を聞く。そうしていると、幾度となく、
安らかな〈死〉と半分恋に落ちそうな気分になる。
幾度となく、詩のなかでそっと〈死〉の神の名を呼び、
ぼくの息を静かに空に引きとってくれるように頼んだり。
これまでなかったほど、今、死が豊かなものに感じられる。
真夜中に、痛みなくして、生きるのをやめる--
魂を注ぐように歌う君の声を聞きながら--
陶酔して歌う君の声を!
そして、君は歌いつづける。ぼくの耳にはもう何も聞こえない。
君がきれいな鎮魂歌を歌ってくれても、もう土に帰ってしまっているから。

VII.
不死の鳥! 君は生まれて、そして死に向かっていない。
飢えた時の流れも、君を踏みつぶしたりしない。
過ぎ去っていく今夜、ぼくが聞いている声は、かつて
古代の皇帝や農民が聞いたのと同じ。
たぶん、まったく同じ歌なんだ、
悲しむルツの心にしみたのも。故郷を思って、
泣きながら異国の畑に立っていたときに。
まったく同じ歌なんだ、
泡立つ荒海の上、お城の窓際でお姫さまがうっとりしながら聞くのも。
見捨てられて誰もいない妖精の国々で。

VIII.
「見捨てられ・・・・・・」! この言葉が鐘のように
鳴りひびいて、ぼくは君の世界から、ひとり、我に返る。
さよなら! 空想のだまし方はあまり上手じゃなかった。
いわれているほどじゃないね、嘘つきの妖精さん!
じゃあね! さよなら! 君の悲しみの喜びの歌が消えていく、
牧場を通って、静かな川の向こうへ、
丘の上のほうへ。もう、深く埋もれてしまった、
隣の谷の森のなかに。
幻? 白昼夢?
歌は消えた--ぼくは起きてる? これは夢?

* * *
John Keats
"Ode to a Nightingale"

I.
My heart aches, and a drowsy numbness pains
My sense, as though of hemlock I had drunk,
Or emptied some dull opiate to the drains
One minute past, and Lethe-wards had sunk.
'Tis not through envy of thy happy lot,
But being too happy in thine happiness, ―
That thou, light-winged Dryad of the trees,
In some melodious plot
Of beechen green, and shadows numberless,
Singest of summer in full-throated ease.

II.
O, for a draught of vintage! that hath been
Cool'd a long age in the deep-delved earth,
Tasting of Flora and the country green,
Dance, and Provencal song, and sunburnt mirth!
O for a beaker full of the warm south,
Full of the true, the blushful Hippocrene,
With beaded bubbles winking at the brim,
And purple-stained mouth;
That I might drink, and leave the world unseen,
And with thee fade away into the forest dim---

III.
Fade far away, dissolve, and quite forget
What thou among the leaves hast never known,
The weariness, the fever, and the fret
Here, where men sit and hear each other groan;
Where palsy shakes a few, sad, last gray hairs,
Where youth grows pale, and spectre-thin, and dies;
Where but to think is to be full of sorrow
And leaden-eyed despairs,
Where Beauty cannot keep her lustrous eyes,
Or new Love pine at them beyond to-morrow.

IV.
Away! away! for I will fly to thee,
Not charioted by Bacchus and his pards,
But on the viewless wings of Poesy,
Though the dull brain perplexes and retards.
Already with thee! tender is the night,
And haply the Queen-Moon- is on her throne,
Cluster'd around by all her starry Fays;
But here there is no light,
Save what from heaven is with the breezes blown
Through verdurous glooms and winding mossy ways.

V.
I cannot see what flowers are at my feet,
Nor what soft incense hangs upon the boughs,
But, in embalmed darkness, guess each sweet
Wherewith the seasonable month endows
The grass, the thicket, and the fruit-tree wild;
White hawthorn, and the pastoral eglantine;
Fast fading violets cover'd up in leaves;
And mid-May's eldest child,
The coming musk-rose, full of dewy wine,
The murmurous haunt of flies on summer eves.

VI.
Darkling I listen; and, for many a time
I have been half in love with easeful Death,
Call'd him soft names in many a mused rhyme,
To take into the air my quiet breath;
Now more than ever seems it rich to die,
To cease upon the midnight with no pain,
While thou art pouring forth thy soul abroad
In such an ecstasy!
Still wouldst thou sing, and I have ears in vain ―
To thy high requiem become a sod.

VII.
Thou wast not born for death, immortal Bird!
No hungry generations tread thee down;
The voice I hear this passing night was heard
In ancient days by emperor and clown:
Perhaps the self-same song that found a path
She stood in tears amid the alien corn;
The same that oft-times hath
Charm'd magic casements, opening on the foam
Of perilous seas, in faery lands forlorn.

VIII.
Forlorn! the very word is like a bell
To toll me back from thee to my sole self!
Adieu! the fancy cannot cheat so well
As she is fam'd to do, deceiving elf.
Adieu! adieu! thy plaintive anthem fades
Past the near meadows, over the still stream,
Up the hill-side; and now 'tis buried deep
In the next valley-glades:
Was it a vision, or a waking dream?
Fled is that music ― Do I wake or sleep?

* * *
(訳注)

君=ナイティンゲール(夜にきれいな声で鳴く鳥)

I.
冒頭4行は、古代ローマの詩人ホラティウスの
エポードXIVの冒頭4行を模倣・援用したものと思われる。
Horace, Complete Odes and Epodes, tr. David West
(Oxford, 1997) の英語訳にて参照。

III.
Or new Love [cannot] pine at them beyond to-morrow.
前の行の助動詞が略されている。[T]hemは "her lustrous eyes".

IV.
Bacchus
ワインの神。

Though the dull brain perplexes and retards [them].
このthemが指すのは "the viewless wings of Poesy".

Save what from heaven is with the breezes blown
= Save what is blown from heaven with the breezes

VI.
この詩全体のなかで、ここのdie-ecstasy, abroad-sodの
ところだけ脚韻が不完全。たぶん。思考がおかしく
なっていることを暗示?

VII.
最後二行はいろいろ意訳。たぶん、こういうこと。
(シェリーの「ヒバリ」にあるお城のお姫さまの描写と、
雰囲気は近いのでは。)

VIII.
deceiving elf
= Fancy: 嘘の、現実ではない想像(OED 3)。
(想像力に与えられる評価・格のようなものが、
スタンザ4のPoesyから下がっている。)

anthem
称賛や喜びの歌(OED 3)。

Past the near meadows. . . .
ナイティンゲールが飛んでいった道筋のこと。

* * *
英語テクストはThe poems of John Keatsより。
http://www.ota.ox.ac.uk/text/3259.html
ピリオド不足などを修正(IVまで)。足りない行を補足(III)。

* * *
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不倫の物語

不倫の物語
(テイト・ブリテンの絵、三連作)

1. 不倫発覚

夫「どういうことだね・・・・・・。」
妻、崩れ落ちる

夫の手には証拠の手紙


妻はリンゴをむいていた

(リンゴは、往々にして、アダムとイヴの食べて
しまった禁じられた木の実、とされる)

壁には楽園追放を思わせる絵と妻の肖像

(参照)
http://en.wikipedia.org/wiki/Expulsion_from_the_Garden_of_Eden

夫の肖像も



---
2. 父亡き後の娘たち

お父さん・・・・・・お母さん・・・・・・

壁左側に母の肖像


右側には父の肖像


月の夜



---
3. 路頭に迷う母


娘たちと同じ月を見ている



* * *
内容と筆使い、ともにとても19世紀的。

特徴的なのは、困ったような夫の表情。
眉間のしわは厳しいが、怒り狂ってはいない。


つまりこれは、不倫による、いわゆる修羅場的な
破局を見ていないのに、夫は妻に対する愛情などを
失ってはいないのに、それでも妻は家を失い、
娘たちは母を失った、という物語。(夫も心労、
ヤケ酒などで早死にした。たぶん。)


* * *
画像はわたしが撮影。歪んでいたり、上からの光など
写りこんでいたり(フラッシュではなく)。作者とタイトルは
メモし忘れた。


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London 3 (Bus)

London 3
20130909-12
Buses




地下鉄より安いので、バスをメインに使おうと
当初は思っていた。地下鉄は2.1ポンドから、
バスは一律1.4ポンド*。

が、ロンドンの街中は渋滞がひどくて、バスでは
かなり時間がかかる。宿泊先のハイストリート・
ケンジントンあたりから大英図書館まで、
20キロほどの距離で一時間以上。中心部では
明らかに歩いたほうが早い。(雨だったので
降りなかった。)

また、夜のバスは時としてあてにならない。
大英図書館に行った日の帰り、"390 Notting Hill Gate"
行きのバスに乗ったら、いつの間にか "390 Lancaster
Gate" と行先が変わっていて、終点の四つ前、
2キロほど手前のバス停で降ろされた。早く仕事を
終えたい運転手がやってくれた、ということ。

さすがイギリス人。これをやる運転手も、
え? みたいな顔をしながら文句をいわずに
降りる客も。

ということで、移動には地下鉄を使うことに。
ピークの時間を避けつつ。







* 地下鉄はピークの時間(630-930, 1600-1900)
以外で、またバス・地下鉄ともにオイスター・カード
(スイカ、パスモ、トイカみたいなもの)を使って、
の値段。数字はガイド本から。自分で乗ったときは
カードの残額表示をちゃんと見ていなかった。
オイスターはヒースローで購入。


* * *
以上、何かの役に立てば。


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道端アート (ロンドン)

道端アート (ロンドン)
20130909-12


















これは羽田で

* * *
画像はわたしが撮影したもの。


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London 2 (Holland Park)

London 2
20130909-12
Holland Park


















チェス・ボード
「チェス以外に使うな」とのこと。



小熊と少年



木に手がはさまってしまって、そのまま野生の獣に
食べられた・・・・・・という男












ホランド卿
頭に鳩が。



遊具 1



遊具 2



クジャク



リス



クジャクが3羽



4羽だった






こういうごく普通で、しかも日本と違う風景が
いちばん印象に残る。



ベッド
これで三人分。わたしはいちばん下。
三泊で7,000円くらい。



宿泊先別館
今使っているカメラでは遠くのものが歪んで写る。
セザンヌの絵のような違和感が。

* * *
画像はわたしが撮影したもの。朝、散歩しながら。
(朝930までは地下鉄が高いから。)


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自然--空--

自然--空--
20130909/0912-3
東京・ロンドン間



友人のアーティスト・ニールをまねて



青空が下に



同じく



雲の上の月



朝、地上から

* * *
画像はわたしが撮影したもの。



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London 1 (Galleries and Museums)

London 1
20130909-12
(Galleries and Museums)



(テイト・ブリテン) (工事中)



(テイト・ブリテン)
ウォーターハウスのこのシャロット嬢はウェブ上に
多く出回っているが、みないろいろ補正されている?
(テイトのサイトのものも?)

実物の絵は色が暗め、輪郭もかなりぼんやりしている
ように見えた。テニソンの詩では、シャロット嬢は
「一日の終わりに」舟に乗って出発し(132行)、夜、
宮殿に「明かりがついている」頃に(164行)、死んだ
状態でキャメロットの町にたどり着く。そんな、日が
かげりはじめた時間のうす暗さやかすんだ雰囲気を、
ウォーターハウスは正確に表現しようとしているのでは。
(絵を見て、そして詩で確認するまでは、朝もやの色・
雰囲気かと思っていた。)



(ヴィクトリア + アルバート博物館)



(ヴィクトリア + アルバート博物館)
美の女神三姉妹



(ヴィクトリア + アルバート博物館)
モダンすぎる19世紀の暖炉



(コートールド・ギャラリー)
ロセッティなどの光輪の描き方はこういうところ
からか、と。まさにラファエル以前。

* * *
画像はわたしが撮影したもの。
(絵はきれいに正面からとれていないので、
歪んでいたりする。)


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村治さんの「カノン」・・・・・・

村治さんの「カノン」・・・・・・
にのせられているワイルドの詩

アルバムLyre and Sonnetに収録。
このタイトルも、おそらくこの詩から。

* * *
オスカー・ワイルド
「安らかに眠れ」

静かに歩いて、あの子がいるから、
雪の下に。
静かに話して、あの子が聞いているから、
ヒナギクが育つのを。

あの子の光る金色の髪は、
色あせてさびの色に。
若くてきれいだったあの子、
今ではちりに帰っていき。

ゆりのようで、雪のように白く。
あの子は気づいていなかった。
大人の女になっていたことに。そんなふうに
かわいらしく、あの子は育った。

棺のふた、重い碑の石が、
あの子の胸にのっている。
ぼくはひとり、心悩ます。
あの子は安らかに。

しーっ、静かに。あの子には聞こえないから、
リラも、歌も。
ぼくの人生そのものがここに眠っている。
土をかけてあげて。

* * *
Oscar Wilde
"Requiescat"

Tread lightly, she is near
Under the snow,
Speak gently, she can hear
The daisies grow.

All her bright golden hair
Tarnished with rust,
She that was young and fair
Fallen to dust.

Lily-like, white as snow,
She hardly knew
She was a woman, so
Sweetly she grew.

Coffin-board, heavy stone,
Lie on her breast,
I vex my heart alone
She is at rest.

Peace, Peace, she cannot hear
Lyre or sonnet,
All my life's buried here,
Heap earth upon it.

* * *
(訳注)
全体的に、構文・パンクチュエーションが口語的。
雑というか、自然でさりげない、というか。

3-4
Speak gently, [so that] she can hear
The daisies grow.

5-8
All her bright golden hair [has been]
Tarnished with rust,
She that was young and fair [has been]
Fallen to dust.

11 so
She hardly knew [that] She was a woman
であるほどに。

* * *
英語テクストはWilde, Oscar, Rosa Mystica より。
http://tinyurl.com/lw4qnmo

* * *
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Rossetti, DG, "Blessed Damozel" (日本語訳)

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ (1828-1882)
「天国の女の子」 (日本語訳)

幸せな女の子は身をのり出した、
天国の金の柵の上から。
その目は深く、夕暮れ時に
静まった海よりも深かった。
その腕にはユリが三本あって、
七つの星が髪に飾られていた。
(1-6)

彼女のドレスは首から裾までゆるやかで、
つくりものの花などついていないかった。
ただマリア様にもらった白いバラを
礼拝のためにつけていた。
彼女の髪は背中になびき、
熟れたトウモロコシのような黄色をしていた。
(7-12)

彼女は思っていた、「まだ一日もたっていないみたい、
わたしが神さまの合唱隊に入ってから」、と。
そんな不思議そうなようすが、
まだ彼女の目にはうかがわれた。
地上に取り残された者たちにとって、彼女にとっての一日とは
実際には十年のことなのだった。
(13-18)

(特別長い十年・・・・・・
でも、今さっき、まさにここで、
確かに彼女はぼくにもたれていた--髪が
ぼくの顔にかかっていて・・・・・・
いや、ちがう、秋の枯れ葉が落ちてきただけ・・・・・・。
一年なんてあっという間だ。)
(19-24)

神の家の城壁に
彼女は立っていた。
その家があったのは、天のいちばん深く遠いところ、
空間のはじまりのところ。
本当に高いところにあったので、下を見ても、
彼女には太陽がほとんど見えなかった。
(25-30)

その城壁は、天のエーテルの川に
橋のようにかかっていた。
下では、昼と夜が、潮のように
満ち欠けしながら、炎と闇で
虚空を覆い、つつんでいた。ずっと下のほうまで、この地球が
落ちつかない虫のようにくるくるまわっているところまで。
(31-36)

彼女のまわりでは、再会したばかりの恋人たちが、
永遠の愛の喝采のなか、
たがいにずっと呼びあっていた、
心が覚えている名前で。
神のもとへとのぼっていく魂は、
細い炎のようになって彼女のそばを通っていった。
(37-42)

ずっと彼女は身をのり出し、下を見ていた。
輪になって歌う恋人たちのところから。
彼女がもたれ、その胸にあたっていた
手すりがあたたかくなるほどに。
ユリの花たちが、まるで眠るかのように、
彼女の腕に抱かれていた。
(43-48)

動かない天国から彼女は見た--
〈時〉は、激しく脈打ちながら
世界中を流れていた。彼女は、
下の虚空を貫くかのように
じっと見つめ、そして話しはじめる。
まるで空の星たちが歌うときのように。
(49-54)

太陽はどこかに行ってしまっていた。髪のようにカールした月が
小さな羽のように
ずっと下のほうではためいていた。今、
音のない空間に彼女の声が聞こえる。
その声は、星たちの声のよう。
星たちがいっしょに歌っているときのよう。
(55-60)

(ああ、たまらない! 今、あの鳥の歌のなかで、
彼女も何か伝えようとしてたのでは?
聞いてもらおうとしていたのでは? あの鐘の音が
真昼の空に響いていたとき、
彼女の足音がぼくのところまで下りてこなかったか?
こだまの階段を下って。)
(61-66)

「あの人もここに連れてきてもらえたらいいのに。
いつか来るんだし、ね」、と天国の女の子はいった。
「天国で、わたし、ちゃんとお祈りしてますよね? 地球で、
ねえ神さま、あの人もお祈りしてますよね?
二人が同じことを祈ったら最強ですよね?
心配しなくてもいいですよね?」
(67-72)

「あの人の頭にも光の輪がついて、
そして白い服を着てここに来てくれたとき、
わたし、手をつないでいっしょに行くの、
光りの泉のところに。
そして川のなかにふたりで歩いて
入っていくの、神さまの前で。」
(73-78)

「わたしたち、神殿にいくの。
誰も知らない、行ったことがない、あの神秘的な神殿に。
そこの明かりの火はいつも揺れてる、
神さまのところにのぼってくるお祈りで。
そのなかには地上にいた頃のわたしたちのお祈りもあって、それはみんな
かなえられて、溶けて小さな雲のようになるの。」
(79-84)

「わたしたち、ふたりで寝転がるの、
あの神秘的な木の陰のところで。
あの不思議な葉っぱのあいだには、ときどき
聖霊の白い鳩がいるような気がする。
その羽がふれた葉っぱは、みんな
声を出して神さまの名前を呼んでいるわ。」
(85-90)

「そしてわたし、あの人に教えてあげる。
木陰で寝転がりながら、
わたしがここで歌っている歌を教えてあげる。あの人は
それを少しずつくり返して--ゆっくり、とぎれとぎれに--
でも、ひとこと歌うたびに、新しいことを知るの。
新しいことに気づくの。」
(91-96)

(あ! 「わたしたちふたりで」、「ふたりで」っていったね!
そうそう、君とぼくはふたりでひとりだった、
ずっと昔のあの頃。神さまは、天にあげて
くれるかな? 永遠にひとつに結びつけてくれるかな?
君のとは似ても似つかぬぼくの魂を?
愛という点だけは同じはずなんだけど。)
(97-102)

「わたしたち、ふたりで」、彼女はいった、「森に行くの。
そこには、マリアさまと、
五人の召使いがいっしょにいるわ。五人の名前は、
五つのきれいな交響曲みたい。
セシリア、ガートルード、マグダレン、
マーガレット、そして、ロザリスって。」
(103-8)

「みんな輪になってすわってる。髪はしばってあって、
花冠をかぶってて。
そして炎のように白い、さらさらの布をつくってるの、
金色の糸を機で織って、ね。
それで産着をつくってあげるの。
生まれたばかりで、でも死んでしまった子たちのために。」
(109-14)

「あの人、びっくりして、だまってしまうかも。
でも、そしたらわたし、頬を
あの人の頬にくっつけて、好き、っていってあげる。
はずかしがらずに、はっきり、ね。
マリアさまもほめてくれるわ。
大胆ね、でもいいわ、もっといいなさい、って。」
(115-20)

「マリアさまは連れて行ってくれるの。手をつないだわたしたちを、
あの方のところに。あの方のまわりでは、魂になった人たちが
みんなひざまずいてる。列になって、数えきれないほどの
透きとおった人たちが、頭を下げて拝んでいるの。光の輪がついた頭を、ね。
そして、天使たちは、わたしたちを見て歌ってくれるの。
シターンやキタラを弾きながら。」
(121-26)

「わたしは、そこで主なるキリストさまにお願いするの。
こんなふうに、あの人とわたしのために--
昔、地上でそうだったみたいに、愛しあって
生きていきたい--
地上では少しのあいだだけだったけど、これからはずっと、
わたし、あの人といっしょにいたい、それだけでいい、って。」
(127-32)

天国の女の子は、じっと見つめ、耳をすまし、そしていった。
寂しげ、というより、やさしい声で--
「みんな、あの人が来てからの話ね。」 そして、口を閉じた。
光が彼女に向かってやって来た。その光のなかには、
力強く飛ぶ天使たちがいた。
女の子は目でお祈りをして、そしてほほえんだ。
(133-38)

(ぼくには、ほほえむあの子が見えた。) しかし、天使たちの光は、
遠くの空にかすんで消えた。
女の子は、両腕を
金の柵の上にのせて、
両手で頬づえをついて、
泣いた。 (ぼくには、涙が聞こえた。)
(139-44)

* * *
Rossetti, DG, "Blessed Damozel" (英語テクスト)
Rossetti, DG, "Blessed Damozel" (解説)

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金沢動物園 (横浜)

金沢動物園 (横浜)
Kanazawa Zoo, Yokohama
http://www2.kanazawa-zoo.org/
20130831








































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画像はわたしが撮影。
(手ぶれとトリミング以外の加工はなし。)


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