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Herrick, "The Vision" (#1017)

ロバート・へリック
「夢」

寝ていて夢に見た、
葡萄の蔦の冠をかぶったアナクレオンを。
顔は赤かった。髪は香水でつやつやだった。
口を開けると、そこはワインでいっぱいだった。
彼は酔っていた。酔ってわけのわからないこと言っていた。
わけのわからないこと言ってよろめいていた。よろめいて転びそうだった。
若くてきれいな女の人がそばにいて、
銀梅花の杖で彼の太い太ももをぺちぺちしていた。
そしてにっこり笑った。彼はキスをした。キスをしながら抱きしめた。
でも酔っていたから、それ以上のことはできなかった。
それでたぶん、そのきれいな人はちょっと怒ってしまって、
アナクレオンの頭から葡萄の冠をとってぼくの頭にのせた。
たぶん、その時から頭のなかが溺れているようになって、
ぼくも彼みたいにいやらしい酔っぱらいになってしまった。

*****
Robert Herrick,
"The Vision" (Hesperides 1017)

Methought I saw, as I did dream in bed,
A crawling vine about Anacreon's head.
Flushed was his face; his hairs with oil did shine;
And, as he spake, his mouth ran o'er with wine.
Tippled he was, and tippling lisped withal;
And lisping reeled, and reeling like to fall.
A young enchantress close by him did stand,
Tapping his plump thighs with a myrtle wand:
She smil'd; he kiss'd; and kissing, cull'd her too,
And being cup-shot, more he could not do.
For which, methought, in pretty anger she
Snatched off his crown, and gave the wreath to me;
Since when, methinks, my brains about do swim,
And I am wild and wanton like to him.

http://www.gutenberg.org/ebooks/22421

*****
(キーワード)

アナクレオン風の詩 Anacreontea

*****
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松本 2016

松本 2016
201608-9



かつての武器庫



旧家






以上、あがたの森公園



穂高の風景



穂高の風景 2









以上、穂高のわさび農園



穂高--川の底が見える















以上、穂高の旧家






以上、穂高神社



開智学校



開智学校--働ケ働ケ



開智学校--ヨキネコ



開智学校--ヨキネコ 2



松本神社



松本城(裏から)






以上、今回の宿泊先

*****
何かの参考や息抜きになれば。


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Cooper's Hill 2016

Cooper's Hill 2016
201609
--ジョン・デナム 『クーパーの丘』の地へ--



ウィンザーまたはヒースロー空港(ターミナル 5)から
バスで Engfield Green, adj./opp. Cooper's Hill Lane,
または Engfield Green, adj./opp. Middle Hill へ

バスはこの線:
https://bustimes.org.uk/services/set_1-71-A-y08
上の写真では、番号がなぜか 71 ではなく 8 となっている
(ヒースロー・ターミナル 5 での乗り場は 8 だった)






Cooper's Hill Laneをのぼっていく



Cooper's Hillのいちばん高いところにある空軍記念館
(Air Force Memorial)



空軍記念館の屋上から「新婚の妊婦のおなかのような」(?)
ウィンザー城が見える









以上、ウィンザー城



セント・ポール大聖堂も見える(はず)
(いちばん右、木の枝の合間に見える二等辺三角形が、
たぶんシャード、その左にうっすら丸くロンドン・アイが
見える。地理的には、そのすぐ左か右あたりにセント・
ポールが見えるはず。)



チャーツィー(ヘンリー8世に壊された修道院)側



奥から、曲がりくねったテムズ川、ラニーミード、
クーパーの丘



テムズ川



ラニーミード



ラニーミードとクーパーの丘



マグナ・カルタをイメージしたオブジェが最近おかれたよう



ラニーミードの端のカフェ



こういう感じのところで鹿狩りを?

*****
(メモ)

ラニーミードのカフェあたりには次のバス停のほうが近い。
Old Windsor, o/s (or opp) Bells of Ouzeley
Runnymede, adj/opp Beaumont(バス停の標識なし)

観光客はほとんどいない。(テムズ川のほうへは、
クルーズかなにかのための観光バスが来ていた。)

トイレは、ラニーミードのカフェの脇、および
空軍記念館への道の途中に。

わたしはラニーミード側と丘(空軍博物館)側、
それぞれ一日ずつかけて訪問した。一日で両側は
おそらくきつい。さらにもう一日かけてウィンザー城に。


案内板(12が空軍記念館)

*****
以上、なにかの参考になれば。


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Shakespeare, ("But wherefore do not you a mightier way")

ウィリアム・シェイクスピア
(「でも、もっといい方法があるのでは」)
ソネット16

でも、もっといい方法があるのでは、
〈時〉という流血の暴君と戦うなら?
老いていく君を守る武器として
不毛な詩よりもっと実りあるものがあるのでは?
今の君は若さと美しさの盛りにあって、
まだ種を植えられていないたくさんのまじめな処女の畑が
君の花を咲かせたいと願っている、
詩に描かれた君よりもっと君に似ている花を。
君の命は、受けつがれてこそ生き返る。
君の美しい心、美しい姿は、〈時〉の筆では
保てない。ぼくの筆もせいぜい偽物をつくるだけで、
君自身を生きつづけさせることはできない。
君自身を人に与えれば、君はずっと生きつづけられる。
だからそうしよう、気持ちいいことをして自分で自分を描くことで。

*****
William Shakespeare
("But wherefore do not you a mightier way")
Sonnet 16

But wherefore do not you a mightier way
Make war upon this bloody tyrant, Time?
And fortify yourself in your decay
With means more blessed than my barren rhyme?
Now stand you on the top of happy hours,
And many maiden gardens yet unset
With virtuous wish would bear your living flowers,
Much liker than your painted counterfeit:
So should the lines of life that life repair,
Which this, Time's pencil, or my pupil pen,
Neither in inward worth nor outward fair,
Can make you live yourself in eyes of men.
To give away yourself keeps yourself still,
And you must live, drawn by your own sweet skill.

http://shakespeare.mit.edu/Poetry/sonnet.XVI.html

*****
(キーワード)

カルペ・ディエム carpe diem
老齢・死 old age, death
永遠 eternity

*****
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Donne, ("Spit in my face, you Jews")

ジョン・ダン
(「わたしの顔に唾を吐け」)

わたしの顔に唾を吐け、おまえたちユダヤ人、
脇を刺せ。殴り、嘲り、鞭打ち、十字架に磔にしろ。
わたしは罪人、今も罪を犯している。あの方だけが
罪もないのに死んできた……。
いや、わたしの死は償いにならない。
わたしの罪はユダヤ人の不敬よりはるかに重い。
ユダヤ人は天に昇る前のひとりの男を一度殺したのみ。だが、わたしは
毎日十字架で処刑している、あの神である方を。
ああ! だから驚くべきあの方の、この世のものならぬ愛を称えよう。
王は罪を赦す。あの方は罪人のかわりに罰を受ける。
ヤコブは卑しく痛い服を着た、
エサウの地位を奪って利を得るために。
神は卑しい人の肉を身につけた、
弱くなり、痛みと苦しみのなか死ぬために。

20200416

*****
わたしの顔に唾を吐きかけてください、ユダヤのあなたがた、
わたしの脇を刺してください。わたしを殴り、嘲り、鞭打ち、十字架に
かけてください。わたしは罪を犯してきましたから。今でも犯して
いますから。そして悪をなさないあの方だけが死んだのですから--
いや、わたしが死んでも罪の償いにはならない。
わたしの罪はユダヤ人の悪よりはるかに大きい。
彼らは天に昇る前のひとりの男を一回殺しただけだが、わたしは
毎日毎日殺してしまっている、神になったあの方を。
ああ! だからあの方の比類なき愛を称えよう。
罪を許す王も偉いが、罪人のかわりに罰を受けるあの方はもっと偉い。
ヤコブは卑しく肌に痛い服を着た、
エサウの地位を奪って得をするために。
これに対し、神は卑しい人間の肉を身につけた。
弱くなるために。痛みと苦しみのなか死ぬために。

20160913

*****
John Donne
("Spit in my face, you Jews")

Spit in my face, you Jews, and pierce my side,
Buffet, and scoff, scourge, and crucify me,
For I have sinn'd, and sinne', and only He,
Who could do no iniquity, hath died.
But by my death can not be satisfied
My sins, which pass the Jews' impiety.
They kill'd once an inglorious man, but I
Crucify him daily, being now glorified.
O let me then His strange love still admire;
Kings pardon, but He bore our punishment;
And Jacob came clothed in vile harsh attire,
But to supplant, and with gainful intent;
God clothed Himself in vile man's flesh, that so
He might be weak enough to suffer woe.

http://www.luminarium.org/sevenlit/donne/sonnet11.php

*****
(キーワード)

ソネット sonnet
キリスト教 Christianity
イングランド宗教改革 English Reformation
カトリック信仰 Catholicism
教皇信仰者 Papist
プロテスタント Protestant
イングランド国教会 Anglican Church
エサウとヤコブ Esau / Jacob
カルヴァン Calvin
予定 Predestination
主の晩餐・聖餐・聖体拝領・聖体拝受・ミサ・秘蹟・典礼
Communion, Eucharist, Lord's Supper, Mass, sacrament
聖餐のパンとワインのなかにイエスの体は存在するか
Consubstantiation, real presence, transubstantiation,

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Constable "To Our Blessed Lady"

ヘンリー・コンスタブル
「天の貴婦人マリアさまに」

女王のなかの女王さま、意味のない野心によって
ぼくの心はこの世の王の寵愛を求めてしまいます。
あなたの子イエスにすべてを支配させてください。この世の
王や女王たちも、天では彼の召使いの召使いにすぎませんから。
あなたのやさしさに誘われ、ぼくは恋に
落ちてしまいそうです。すてきなお顔を見せてください。
あなたの前では美しい天使たちもくすんで見えます。
天使たちもあなたを思って熱く燃えています。
そうです、野心を抱くことによって、ぼくはへりくだることができます。
天の王さまの見ている前で、ぼくは彼の召使いすべてに
仕えます。ほめていただけるでしょうから。
そしてあなたを愛します。欲望も清らかなものになるのです、
いちばん美しい女王であるあなたがぼくを見てくれて、そして
嫉妬に頬をふくらませながら、「わたしだけを愛して」と命じてくれたなら。

*****
Henry Constable
"To Our Blessed Lady"

Sovereign of Queens: If vain Ambition move
My heart to seek an earthly prince's grace:
Show me thy son in his imperial place,
Whose servants reign, our kings & queens above.
And if alluring passions I do prove,
By pleasing sighs: show me thy lovely face:
Whose beams the Angels' beauty do deface:
And even inflame the Seraphims with love.
So by Ambition I shall humble be:
When in the presence of the highest king
I serve all his, that he may honour me.
And love, my heart to chaste desires shall bring,
When fairest Queen looks on me from her throne
And jealous bids me love but her alone.

http://www.sonnets.org/constable.htm#211

*****
(キーワード)

ソネット sonnet
キリスト教 Christianity
騎士ロマンス・宮廷風恋愛 chivalry, romance, courtly love

*****
聖母マリア信仰と宮廷風恋愛が交錯している作品。
まったく不敬(でおもしろい)。

コンスタブルはエリザベス、ジェイムズ1世の頃の
宮廷人。詩人・宗教論者として評価が高かった。

カトリックに改宗し、イギリス国内における
平和的なカトリック信仰を推進しようとして失敗。
数回投獄され、その後、追放される。

*****
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Marvell, "Upon the Hill and Grove at Bill-borow"

アンドリュー・マーヴェル
「ビル・ボロウの丘と森:フェアファックス卿に」

I.
ほら、ここでは大地が丸く盛りあがり、
完璧な半球の丘をつくっている。
どんな正確なコンパスでも、
これほど丸く均衡のとれた円は描けない。
どれほどしなやかな筆でも、
これほど左右等しい眉は描けない。
この丘はまるで模範のよう。
この丘を見て地球が創られたかのよう。

II.
あなたがた、不規則に聳え(そびえ)立つ山々は学びなさい。
急に高く突き出して、
曲がった背中のように
大地を歪め、天を脅していては駄目です。
あなたがたが不格好に飛び出しているから、
〈自然〉は地球の中心を探し直さなくてはならない。
この丘を手本にして遜(へりくだ)りなさい。
そうすればより確実に栄誉を手にできるでしょう。

III.
ほら、広くて柔らかい
草の広場が丘の斜面に広がっている。
がたがた道で歩く人の邪魔をしたり、
息を切らしたりしない。
ほら、実に思いやりのある丘で、
すべての方角から等しく盛りあがっている。
自分が高くなるというよりも、
まわりを高めようと努力しているかのよう。

IV.
そのように丘はあたりを見渡す。
偉大に、しかし妬まれず、
天をも脅かさんばかりの
テネリフの山よりも高く。
この丘が見えたら、迷って疲れた水夫も、
大喜びで船を飛ばしてくるだろう。
夜には北極星を、
昼にはこの丘を目印に進めばいい。

V.
この偉大な山の頂上では、
いにしえから多くの木々が槍のように揺れている。
不敬な敵が武器をとり、
この聖なる木陰を襲うことはない。
偉大なるフェアファックス卿の
恐ろしさが常にあらわれているから。
あの方の鎧の音が
この森と丘に響きわたるかのように。

VI.
領主フェアファックス卿に対する畏怖、妖精のような
奥方への敬意により、この丘は守られてきた。
命の源である妖精ヴェラに会うために、
しばしばあの方は仕事を離れ、ひとりでここにやってきた。
そして樫の木に彼女の名を彫った。
この木々に許されるのはそんな傷だけ。
というのも、あの方が幹に刻む前に、
その名は木々の心に刻まれていたのだから。

VII.
そう、木々は生きている。
わたしたちと同じように愛し、敬う。
険しい樹皮の下に、
この地の精を宿している。
だから木々には領主の勝利がわかる。
領主が栄えれば彼らも育つ。
かつてなかったほど木々は、
フェアファックス卿の下で緑にまっすぐ大きくなった。

VIII.
だが、もうこれ以上大きくなろうとはしない。
根をはって満足したかのように。
思慮深い枝の頭を、あちこちから吹く風に
委ねすぎたりもしない。
時折、はためく風に
これら命ある木々は話しかけ、
慎み深いささやき声で、
名声をこえる名声を語る。

IX.
彼らは言う、「かつてフェアファックス卿は
もっと違う丘がお好みでした。
槍の森のなか、あの方は雷のように突き進み、
いくつもの死体の山をつくりました。
あの方にふさわしい栄誉の花冠をつくるのに、
わたしたちの枝では足りません。
あの方が一年に勝ちとった戦利品をすべて
ぶら下げたら、わたしたちの幹は折れてしまいます」。

X.
そのとおりです、木々の君たち。樫の木の
告げることに嘘はないですね。
でも、(あの方の寵愛を得たいなら)もう言わないほうが
いいですよ。偉大な人は称賛を望まぬものですから。
だからあの方は人里離れて君たちのところに
いらっしゃったのです。輝かしい地位を捨ててまで。
あの方が望まれるのは森のある丘、
地位や名誉があって、同時にひっそり生きることなのです。

*****
Andrew Marvell
"Upon the Hill and Grove at Bill-borow:
To the Lord Fairfax"

I.
SEE how the arched Earth does here
Rise in a perfect Hemisphere!
The stiffest Compass could not strike
A Line more circular and like;
Nor softest Pensel draw a Brow
So equal as this Hill does bow.
It seems as for a Model laid,
And that the World by it was made.

II.
Here learn ye Mountains more unjust,
Which to abrupter greatness thrust,
That do with your hook-shoulder'd height
The Earth deform and Heaven fright.
For whose excrescence ill design'd,
Nature must a new Center find,
Learn here those humble steps to tread,
Which to securer Glory lead.

III.
See what a soft access and wide
Lyes open to its grassy side;
Nor with the rugged path deterrs
The feet of breathless Travellers.
See then how courteous it ascends,
And all the way it rises bends;
Nor for it self the height does gain,
But only strives to raise the Plain.

IV.
Yet thus it all the field commands,
And in unenvy'd Greatness stands,
Discerning furthe then the Cliff
Of Heaven-daring Teneriff.
How glad the weary Seamen hast
When they salute it from the Mast!
By Night the Northern Star their way
Directs, and this no less by Day.

V.
Upon its crest this Mountain grave
A Plump of aged Trees does wave.
No hostile hand durst ere invade
With impious Steel the sacred Shade.
For something alwaies did appear
Of the great Masters terrour there:
And Men could hear his Armour still
Ratling through all the Grove and Hill.

VI.
Fear of the Master, and respect
Of the great Nymph did it protect;
Vera the Nymph that him inspir'd,
To whom he often here retir'd,
And on these Okes ingrav'd her Name;
Such Wounds alone these Woods became:
But ere he well the Barks could part
'Twas writ already in their Heart.

VII.
For they ('tis credible) have sense,
As We, of Love and Reverence,
And underneath the Courser Rind
The Genius of the house do bind.
Hence they successes seem to know,
And in their Lord's advancement grow;
But in no Memory were seen
As under this so streight and green.

VIII.
Yet now no further strive to shoot,
Contented if they fix their Root.
Nor to the winds uncertain gust,
Their prudent Heads too far intrust.
Onely sometimes a flutt'ring Breez
Discourses with the breathing Trees;
Which in their modest Whispers name
Those Acts that swell'd the Cheek of Fame.

IX.
Much other Groves, say they, then these
And other Hills him once did please.
Through Groves of Pikes he thunder'd then,
And Mountains rais'd of dying Men.
For all the Civick Garlands due
To him our Branches are but few.
Nor are our Trunks enow to bear
The Trophees of one fertile Year.

X.
'Tis true, the Trees nor ever spoke
More certain Oracles in Oak.
But Peace (if you his favour prize)
That Courage its own Praises flies.
Therefore to your obscurer Seats
From his own Brightness he retreats:
Nor he the Hills without the Groves,
Nor Height but with Retirement loves.

http://quod.lib.umich.edu/e/eebo/A52133.0001.001
一部修正。

*****
(キーワード)

隠遁 retirement
中庸 golden mean
心の安定 ataraxia
自然と人間のつながり
騎士ロマンス chivalry, romance
ホラティウス Horace

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Locke, A, ("Haue mercy, God, for thy great mercies sake")

アン・ロック
『悔い改めた罪人の瞑想』より
(わたしを憐れんでください、慈悲深い神さま)

詩篇51:1
どうかわたしを憐れんでください、慈悲深い神よ。

わたしを憐れんでください、慈悲深い神さま。
ああ、神さま、お恥ずかしいのですが、
わたしはあなたから逃げてきました。ですから、お名前を
お呼びしたり、お祈りしたり、これまで無駄にしてきた
ご慈悲をお願いしたりできる身ではありません。
ですが、慈悲深い神さま、おそばに行ってもかまわないでしょうか。
本当は裁きを受けなくてはならないのですが、
「裁き」という言葉を聞くだけでふるえあがってしまいます、
ご慈悲など二度とお願いできないほどに。
ですが、どうかご慈悲をいただけますでしょうか、
慈悲深い神さま。泣いてお願いしています。
大きな罪を犯したわたしに、大きなご慈悲をお与えください。
ご慈悲をください。悔い改めたわたしを憐れんでください。
わたしの大きな罪よりも、さらに大きなご慈悲をわたしにお与えください。

*****
Anne Locke
From A Meditation of a Penitent Sinner
("Haue mercy, God, for thy great mercies sake")

Psalms 51:1
Haue mercie vpon me (o God) after thy great merci

Haue mercy, God, for thy great mercies sake.
O God: my God, vnto my shame I say,
Beynge fled from thee, so as I dred to take
Thy name in wretched mouth, and feare to pray
Or aske the mercy that I haue abusde.
But, God of mercy, let me come to thee:
Not for iustice, that iustly am accusde:
Which selfe word Iustice so amaseth me,
That scarce I dare thy mercy sound againe.
But mercie, Lord, yet suffer me to craue.
Mercie is thine: Let me not crye in vaine,
Thy great mercie for my great fault to haue.
Haue mercie, God, pitie my penitence
With greater mercie than my great offence.

http://www.luminarium.org/renascence-editions/locke2.html

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