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Haggard, "Sing Me Back Home"

マール・ハガード
「故郷の歌を歌って」

看守が囚人を連れていく、処刑台に
みんな立って、さよならをいう
俺の部屋を通るとき、あいつの声が聞こえた
「ギター弾けるこいつに頼みがあるんだ」

故郷の歌を歌ってくれ、昔聞いてた歌
思い出をよみがえらせてくれ
昔に連れてってくれ、時間を戻してくれ
故郷に帰りたい、死ぬ前に

この前の日曜の朝、通りの向こうの合唱隊が
ゴスペルを歌いに来てた
その時あいつは頼んでた、「母さんが歌ってた歌を
やってくれ、もう行く時間だから」

故郷の歌を歌ってくれ、母さんの歌
思い出をよみがえらせてくれ
昔に連れてってくれ、時間を戻してくれ
故郷に帰りたい、死ぬ前に

心だけでも帰りたい、死ぬ前に

*****
Merle Haggard
"Sing Me Back Home"

The warden led a prisoner down the hallway to his doom
I stood up to say good-bye like all the rest
And I heard him tell the warden just before he reached my cell
'Let my guitar playing friend do my request'.

Let him sing me back home with a song I used to hear
Make my old memories come alive
Take me away and turn back the years
Sing Me Back Home before I die'

I recall last Sunday morning a choir from 'cross the street
Came to sing a few old gospel songs
And I heard him tell the singers 'There's a song my mama sang.
Can I hear once before we move along?'

Sing me back home, the song my mama sang
Make my old memories come alive
Take me away and turn back the years
Sing Me Back Home before I die

Sing Me Back Home before I die

https://www.azlyrics.com/lyrics/merlehaggard/singmebackhome.html

*****
死刑囚の子守り歌。
ある意味、人は誰でも死刑囚。

*****
https://www.youtube.com/watch?v=1MTFwvMzH-0
この曲を含む77年のキース・リチャーズのトロント音源は
音楽の理想形のひとつ。売らなくていい音楽に敵うものはない。

*****
Sing me back home:
(S)VOC 構文、(Sが)VしてOをCの状態にする
= sing して me を back home の状態にする
= 歌ってわたしを家に帰っている状態にする(心だけでも)

*****
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Thomas, E., "The Owl"

エドワード・トマス
「ふくろう」

丘を降りてきた。空腹で、でも飢え死にするほどでなく、
寒くて、でもまだ北風で
凍死するほどでなく、疲れていて、でも
屋根の下で休めてありがたいと思う気力はあった。

宿で食事し、火で温まり、眠って
思い知った、自分がどれほど空腹で、冷え、疲れていたか。
宿のなかにいると夜ということを忘れそうだった、
ふくろうの声がなければ。暗く憂鬱な泣き声、

長くふりしぼられた透明な泣き声は丘から聞こえてきた。
楽しい歌ではなかった。聞いて楽しい気はしなかった。
むしろ思い出したのは、自分が死から逃れて宿についたこと、
他の者たちは逃れられなかった、ということ。

食事は塩辛かった。眠りも
塩辛く気持ちよくなかった。ふくろうの声が
星の下で眠る者すべての気持ちを語っていたから。
兵士たち、哀れな、喜びを感じられない者たちの。

*****
Edward Thomas
"The Owl"

DOWNHILL I came, hungry, and yet not starved;
Cold, yet had heat within me that was proof
Against the North wind; tired, yet so that rest
Had seemed the sweetest thing under a roof.

Then at the inn I had food, fire, and rest,
Knowing how hungry, cold, and tired was I.
All of the night was quite barred out except
An owl's cry, a most melancholy cry

Shaken out long and clear upon the hill,
No merry note, nor cause of merriment,
But one telling me plain what I escaped
And others could not, that night, as in I went.

And salted was my food, and my repose,
Salted and sobered, too, by the bird's voice
Speaking for all who lay under the stars,
Soldiers and poor, unable to rejoice.

http://www.gutenberg.org/ebooks/22423

*****
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Tom Petty, "Wake Up Time"

トム・ペティ
「起きる時間」

1.
感じるがまま夢を追い
誰かについて茂みに入る
何があるか誰も知らない
片目は開けておかないと、進むなら

夢にも見なかった、こうして膝をつくとは
思いもしなかった、楽しいことがなくなるとは

かわいそうな男の子、家から遠くに来てしまった
かわいそうな男の子、家から遠くに来てしまった

さあ、起きる時間
目を開ける時間
立って、輝いて

2.
人生の無駄づかい、夢見て酔って駆けまわる
ずっとそこにいて、ダンスにありつけない
でも、運がよければ誰かに出会い、
生きる痛みになんとか耐える

十代の頃とがってたのに、なんてざま
思ってもみなかった、まさか心が折れるなんて

かわいそうな男の子、この世界でひとりぼっち
かわいそうな男の子、この世界でひとりぼっち

さあ、起きる時間
目を開ける時間
立って、輝いて

3.
運のいい男の子は女の子に出会い、
この世の痛みになんとか耐える
感じるがまま夢を追い
茂みに入る、森に入る

たぶん立ち直る、でも時間がかかる、今のざまでは
思いもしなかった、楽しいことがなくなるとは

かわいそうな男の子、家から遠くに来てしまった
かわいそうな男の子、家から遠くに来てしまった

さあ、起きる時間
目を開ける時間
立って、輝いて

*****
Tom Petty
"Wake Up Time"

You follow your feelings, you follow your dreams
You follow the leader into the trees
And what's in there waiting, neither one of us knows
You gotta keep one eye open the further you go
You never dreamed you'd go down on one knee, but now
Who could have seen, you'd be so hard to please somehow
You feel like a poor boy, a long way from home
You're just a poor boy, a long way from home

And it's wake up time
Time to open your eyes
And rise and shine

You spend your life dreaming, running 'round in a trance
You hang out forever and still miss the dance
And if you get lucky, you might find someone
To help you get over the pain that will come
Yeah, you were so cool back in high school, what happened
You were so sure not to have your spirits dampened
But you're just a poor boy alone in this world
You're just a poor boy alone in this world

And it's wake up time
Time to open your eyes
And rise and shine

Well, if he gets lucky, a boy finds a girl
To help him to shoulder the pain in this world
And if you follow your feelings and you follow your dreams
You might find the forest there in the trees
Yeah, you'll be alright, it's just gonna take time, but now
Who could have seen you'd be so hard to please somehow
You're just a poor boy a long way from home
You're just a poor boy a long way from home

And it's wake up time
Time to open your eyes
And rise and shine

https://www.azlyrics.com/lyrics/tompettyandtheheartbreakers/wakeuptime.html
https://www.youtube.com/watch?v=-AtcYvOz2vc

*****
大人・老人のための子守り歌。

*****
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Tom Petty, "Runaway Trains"

トム・ペティ/マイク・キャンベル
「止まらない列車」

彼女は上でひとりぼっち
ぼくは下で車線変更
暗く冷たかった彼女の部屋
波の音を今じっと聞く

時間に任せるしかない
君を忘れるには

たぶん、これはよくあることで
誰にも理由はわからない
天使が泣くときのように
止まらない列車のように
すべてが変わってしまう、
そんなときのように
何かが死ぬときのように
止まらない列車のように

彼女はいう、「わかってる、
ひとりぼっちには慣れてる」
ぼくの手を握りながら、
「あなたが思ってるより強いの」

時間に任せるしかない
君を忘れるには

たぶん、これはよくあることで
誰にも理由はわからない
天使が泣くときのように
止まらない列車のように
すべてが変わってしまう、
そんなときのように
何かが死ぬときのように
止まらない列車のように

*****
Tom Petty and The Heartbreakers
"Runaway Trains"

She's up there all alone
I'm down here changing lanes
Her room was dark and cold
I'm listening to the waves

And I'm depending on time, babe
To get you out of my mind

I guess it's one of those things
You can never explain
Like when an angel cries
Like runaway trains
Like one of those times
That's never the same
Like when something dies
Like runaway trains

She says, I understand
I'm used to being alone
And holding my own hand,
I'm stronger than you know

And I'm depending on time, babe
To get you out of my mind

I guess it's one of those things
You can never explain
Like when an angel cries
Like runaway trains
Like one of those times
That's never the same
Like when something dies
Like runaway trains

https://www.azlyrics.com/lyrics/tompettyandtheheartbreakers/runawaytrains.html
https://www.youtube.com/watch?v=gUzLYAuyDiU

*****
人の理解や対応能力を超える何かの比喩としての
暴走列車、身のまわりの世界の急変、泣いている天使、
そして(何かの)死。恋愛話で恋愛以上のものを歌う。

恋愛(・結婚)話としては、自分から別れ話をして、
そして世界が一変するほどのダメージを自分で受けている、
ということ。自分勝手で無駄に繊細な、魅力的とはいえない
男の話。でも、歌のなかでは語られない伝記的文脈
(妻の孤独・心の病・自身やこどもへの虐待、など)を補えば、
この詩と曲で表現しようとしていて、しかし表現していない
内容の重さが見えてくる。

省いたが、ギター・ソロの前に "Don't blame me. . . "
というつぶやきが入る。

*****
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Soul Asylum, "Runaway Train"

ソウル・アサイラム
「暴走列車」

真夜中に電話する
君は光らない蛍のよう
ゆっくり消えてく明かりのよう
だから君の鍵を少しまわしてあげた

疲れすぎてて眠れなった
秘密が多すぎて守れなかった
泣かないと約束したけど
他の約束といっしょで守れなかった

もう誰も助けてくれない
どん底が深すぎて
出口がない
今度は本当に道からはずれてしまった

暴走列車は引き返さない
道を間違えて行ったきり
どこかに着くはず、でも
本当はどこにも行き着かない

笑いかたを思い出させて
意味のないものはないと思わせて
どうしてぼくはこんなにすりきれた?
不思議な世界で生きるのがどうしてこんなに嫌になった?

誰も行けないところに行ける
誰も知らないことを知ってる
そして雨のなか溺れてく
暴走列車の切符をもって

何もかも折られて枯れてる
昼と夜、土と空
もう本物じゃないみたい

暴走列車は引き返さない
道を間違えて行ったきり
どこかに着くはず、でも
本当はどこにも行き着かない

暴走列車の切符を買った
雨に向かって笑ってる狂った人みたいに
何が何だかわからない、ちょっと正気じゃない
でも痛みと向きあうよりはまし

暴走列車は引き返さない
道を間違えて行ったきり
どこかに着くはず、でも
本当はどこにも行き着かない

暴走列車は引き返さない
線路も壊して進む
暴走列車がぼくの血管のなか燃えて
暴走して、でもいつも何も変わらない

*****
Soul Asylum
"Runaway Train"

Call you up in the middle of the night
Like a firefly without a light
You were there like a slow torch burning
I was a key that could use a little turning

So tired that I couldn't even sleep
So many secrets I couldn't keep
Promised myself I wouldn't weep
One more promise I couldn't keep

It seems no one can help me now
I'm in too deep
There's no way out
This time I have really led myself astray

Runaway train never going back
Wrong way on a one way track
Seems like I should be getting somewhere
Somehow I'm neither here nor there

Can you help me remember how to smile
Make it somehow all seem worthwhile
How on earth did I get so jaded
Life's mystery seems so faded

I can go where no one else can go
I know what no one else knows
Here I am just drownin' in the rain
With a ticket for a runaway train

Everything is cut and dry
Day and night, earth and sky
Somehow I just don't believe it

Runaway train never going back
Wrong way on a one way track
Seems like I should be getting somewhere
Somehow I'm neither here nor there

Bought a ticket for a runaway train
Like a madman laughin' at the rain
Little out of touch, little insane
Just easier than dealing with the pain

Runaway train never comin' back
Wrong way on a one way track
Seems like I should be getting somewhere
Somehow I'm neither here nor there

Runaway train never comin' back
Runaway train tearin' up the track
Runaway train burnin' in my veins
Runaway but it always seems the same

https://www.google.co.jp/search?q=Soul+Asylum+-+Runaway+Train
https://www.youtube.com/watch?v=NRtvqT_wMeY
(いろいろ問題はあったようだが、このPVは名作。
あまり歌詞と関係ないところで泣かせる。
関係するところでは考えさせられる。)

*****
ある種の絶望の歌。今日はじめて聴いた。上のPVで。

このような歌詞で歌われていることと
某なんとか国などの問題は無関係でないはず。
本当に「道を間違えて行ったきり」になることは
なくても、この歌詞のような気分が多少なり
わかる人はそんなに少なくもないはず。

最初の四行だけ内容が少しずれている。行2-3の比喩を
自分 "I" に用いるのは変だけどなんとかこれを生かしたい、
と考えた結果では。

*****
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Wyatt ("UNSTABLE dream, according to the place")

トマス・ワイアット
(「夢はあてにならない」)

夢はあてにならない。眠りのなかの幻だから当然だが、
一度でいいから消えないでほしい。せめて嘘をつかないでほしい。
幸せな思いをして、あとで悲しくなるのはもう嫌だ。
急に眠りから覚めて、残念! 夢でした! みんな嘘でした! というのは。

でも、逆によかったのかもしれない、夢に出てきただけで、
あの人が荒海のように危ないこのベッドに実際いなかったのは。
目覚めたあと、ぼくの魂がつらいだけで済んでいるのは。
夢のなか、嵐のようにぼくはあの人を抱いて幸せだった。
夢のなか、からだは死にそうに幸せだった。魂も欲望を充たしていた。
痛くない死、魂の天国だった。

だから、魂はなぜずっとそこに、夢のなかに、いなかったのか。
なぜまた現実の炎の苦しみのなかに飛びこんでしまったのか。
望みがかなう世界にとどまっていればよかったのに。
夢にだまされたことを思い知って死ぬほど痛い思いをするのだから。

*****
Thomas Wyatt
("UNSTABLE dream, according to the place")

UNSTABLE dream, according to the place,
Be steadfast once, or else at least be true:
By tasted sweetness make me not to rue
The sudden loss of thy false fained grace.

By good respect, in such a dangerous case,
Thou broughtest not her into these tossing seas;
But madest my sprite to live my care t' encrease,
My body in tempest her delight t'embrace.
The body dead, the spirit had his desire;
Painless was th' one, the other in delight.

Why then, alas, did it not keep it right,
But thus return to leap in to the fire;
And where it was at wish, could not remain?
Such mocks of dreams do turn to deadly pain.

http://www.luminarium.org/renlit/unstable.htm
- 4/6/4の区切りは私が入れたもの

*****
ソネット。脚韻は abba/acca/deed/ff.
意味があるのは次のところなど--
true-rue
grace-embrace
desire-fire

エロティックなソネットはシドニーの『アストロフィル』から、
というのは誤り。

*****
ハイ・カルチャーにエロティックなものをある程度とり戻す、
というのはどうだろう。このようなソネットや、あるいは
神話ものの絵画のように。サブカルチャー的な地下に
淫靡な禁忌として押しこめるのではなく。

それで犯罪が減るかどうかはわからないが、
偽善的な他者攻撃の文化(?)は多少なり
控えめになるのではないか。

*****
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Wyatt, ("Nature that gave the bee so fete agrace")

トマス・ワイアット
(「自然の恵みによって蜜蜂には」)

自然の恵みによって蜜蜂には
花から蜜をとり出す不思議な力がある。
同じく自然の教えによって蜘蛛は
同じ花から毒をつくる不思議な力をもつ。
確かにこれらも不思議だが、もっとわからないのは
あなたの不思議な口づけ。
蜜と毒、両方の味がする。
蜜が毒に変わるから、ぼくの心は壊れてしまう。

*****
Thomas Wyatt
("Nature that gave the bee so fete agrace")

1 Nature that gave the bee so fete agrace
2 to gett honnye of so wonderous fasshion
3 hath taught the spidre out of the same place
4 to fetche poysons bye straunge alteration
5 tho this be straunge it is a straunger case
6 with on kisse bye secrete operation
7 both theis at ons yn those yor lippes to finde
8 yn change whereof I leve my herte

https://en.wikibooks.org/wiki/The_Devonshire_Manuscript/Nature_that_gave_the_bee_so_fete_agrace

*****
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Tom Petty, "Fault Lines"

トム・ペティ/マイク・キャンベル
「断層」

断層がいくつか、地雷のように埋まっている
気が気でない
約束が破られて、大地が裂けて、
そこに愛が落ちていく

わたしのなかにもいくつか
わたしのなかにもいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている

わたしはひとり、賭けをする
好きに道を選んで
通りを行く、知っているはずのこの人は
わたしではないのかも

わたしのなかにいくつか
わたしのなかにいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている

綱渡り、下には燃える山、
老人曲芸師
ゆらゆらしながら、それでもまだ
落ちずに耐える

わたしのなかにいくつか
わたしのなかにいくつか断層があって
その上を生きている
その上を生きている

*****
Tom Petty / Mike Campbell
"Fault Lines"

See those fault lines laid out like landmines
It's hard to relax
A promise broken, the ground breaks open
Love falls through the cracks

And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life

I'm alone here, I play the odds, dear
I go where I please
Down the road, the man I know
Might not be me

And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life

On the high-wire, above the wildfire
An old acrobat
On faulty cable, still he's able
Not to fall flat

And I've got a few of my own
I've got a few of my own fault lines
Running under my life
Running under my life

http://lyrics.wikia.com/wiki/Tom_Petty_And_The_Heartbreakers:Fault_Lines
http://www.tompetty.com/audio/fault-lines-701941
(下はオフィシャル・ページだが、CD付録の歌詞と若干異なる)

https://www.youtube.com/watch?v=U-4-sT2KFdo

*****
妻との不和・離婚(後に再婚)、薬物中毒(と克服)
というような背景があっての歌詞。集合体としての
日本の文化・ショービジネス(個々の日本人に、ではなく)
に欠けるのは、このような生の一面に対する共感。
日本には、ギリシャ・ローマ的でありキリスト教的でもある、
生きるのはつらいこと、という前提・共通認識が
ないから。ある意味で、より倫理的でより不寛容だから。

そんな曲を The Bangles, "Egyptian" のリズムにのせて。
https://www.youtube.com/watch?v=Cv6tuzHUuuk

トム・ペティは、過去の名曲、みんなが好きなメロディや
リズムを自分の曲に完全に溶けこませて、もう一度
聴かせてくれる。だから一定以上の人気があるし、
逆にゴリゴリのアメリカン・ロックのファンには嫌われる。
軽い、ということで。

*****
Cf. D・W・グリフィス監督映画『イントレランス』
(D. W. Griffith, Intolerance, 1916)

*****
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Yeats, "Leda and the Swan"

ウィリアム・バトラー・イェイツ
「レダと白鳥」

急襲--羽ばたく大きな羽の下
少女はよろめく。太ももを
水掻きで撫でまわし、首をくちばしにはさみ、
胸を胸に押しつける。もうなすすべがない。

恐怖で指に力が入らない、そんな手で
光る神の鳥をはねのけるなんて無理。足の力も抜けていく。
白い鳥に襲われ抱かれ、
聞いたことのない心臓の音を聞く。

腰のなか鳥が震え、少女は孕む、
トロイアの壁を壊し、屋根と塔を燃やし、
アガメムノンを殺すことになる娘たちを。
--こうして空にさらわれ、
神の獣の力に支配された
レダはゼウスの知恵と力を手に入れた?
満たされて欲を忘れたくちばしが彼女を放して落とす前に?

*****
William Butler Yeats
"Leda and the Swan"

A sudden blow: the great wings beating still
Above the staggering girl, her thighs caressed
By the dark webs, her nape caught in his bill,
He holds her helpless breast upon his breast.

How can those terrified vague fingers push
The feathered glory from her loosening thighs?
And how can body, laid in that white rush,
But feel the strange heart beating where it lies?

A shudder in the loins engenders there
The broken wall, the burning roof and tower
And Agamemnon dead.
Being so caught up,
So mastered by the brute blood of the air,
Did she put on his knowledge with his power
Before the indifferent beak could let her drop?

https://www.poets.org/poetsorg/poem/leda-and-swan

*****
レダの娘は、トロイア戦争の原因となったヘレネと、
トロイア戦争のアテネ軍総大将アガメムノンの妻で
後に夫を殺すことになるクリュタイムネストラ。

*****
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