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Smith, "At Middleton in Sussex"

シャーロット・スミス
「ソネット--サセックス・ミドルトンの教会のお墓で」

無言の月に支配され、
彼岸の暴風と一緒になって、
自制を忘れた高波が
怯える陸に襲いかかって圧倒する。
西の洞穴から立ちのぼる荒い突風で
巨大な波が目覚め、うねり、押し寄せる。
そして草むらから村人の死体をほじり出す、
墓場の沈黙と安らぎを打ち破って。
岸では貝殻・海藻と入りまじった
骨が、あああ! 何度も波に打たれて白くてきれい!
唸る風も海の音も死体には聞こえない。
風土火水の戦争は、もう彼らに関係ない。
惨めなわたし、長い人生の嵐に潰れそうなわたしは、
そんな死体の安らぎが羨ましくて、見つめる目が離せない。

*****
Charlotte Smith
"Sonnet Written in the Church Yard at Middleton in Sussex"

Pressed by the moon, mute arbitress of tides,
While the loud equinox its power combines,
The sea no more its swelling surge confines,
But o'er the shrinking land sublimely rides.
The wild blast, rising from the western cave,
Drives the huge billows from their heaving bed,
Tears from their grassy tombs the village dead,
And breaks the silent sabbath of the grave!
With shells and sea-weed mingled, on the shore
Lo! their bones whiten in the frequent wave;
But vain to them the winds and waters rave;
They hear the warring elements no more:
While I am doomed--by life's long storm oppressed,
To gaze with envy on their gloomy rest.

http://english.unl.edu/sbehrendt/courses/4802/
Smith%20Church-yard.htm

*****
キーワード:
感受性 sensibility
心の安らぎ ataraxia
エピクロス Epicurus
ホラティウス Horace
ルクレティウス Lucretius
無感情 apathy
美徳 virtue
ストア派 the Stoics
セネカ Seneca

*****
学生の方など、自分の研究/発表のために上記を
参照する際には、このサイトの作者、タイトル、URL,
閲覧日など必要な事項を必ず記し、剽窃行為のないように
してください。

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かまいません。

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Smith, ("Poor melancholy bird")

シャーロット・スミス
(「かわいそうな憂鬱の鳥」)

かわいそうな憂鬱の鳥、あなたは一晩中、
月に、自分にあったつらいことを話してる。
どうしてそんな美しく悲しい声で歌うの?
どうしてあなたの歌はそんなに悲しいの?

もの思いと空想に耽って、考えてみる、
あなたの小さな胸からあふれる歌の意味を。
いつも、露の降りる夕暮れ時に巣から出てきて、
〈夜〉にむかってあなたが歌う破滅の歌の意味を。

昔、あなたは、血の気のない〈悲しみ〉に襲われてしまったのよね。
今は自由に森を飛んでいられるようになったけど。
それとも、友だちからひどい目にあったのかしら。
恋に破れて死んでしまったのかしら。
ああ! 悲しい歌を歌うあなた! あたしも同じ運命なの。
ため息をつきながら、歌うしかないの。あなたみたいに!

* * *
Charlotte Smith
("Poor melancholy bird")

Poor melancholy bird, that all night long
Tell'st to the moon thy tale of tender woe;
From what sad cause can such sweet sorrow flow,
And whence this mournful melody of song?

Thy poet's musing fancy would translate
What mean the sounds that swell thy little breast,
When still at dewy eve thou leav'st thy nest,
Thus to the listening night to sing thy fate.

Pale Sorrow's victims wert thou once among,
Tho' now releas'd in woodlands wild to rove,
Or hast thou felt from friends some cruel wrong,
Or diedst thou martyr of disastrous love?
Ah! songstress sad! that such my lot might be,
To sigh and sing at liberty--like thee!

* * *
夜にきれいな声で歌う鳥、ナイティンゲールのこと。

オウィディウスの『変身物語』にあるピロメラの話かと
思わせておいて実は違う、という。

* * *
英語テクストは次のページより。
http://www.theotherpages.org/poems/smith01.html

* * *
(あくまで私の理解と好みによるものですが)
内容と雰囲気をわかりやすく伝えるために、
自由に日本語訳をつくっています。
逐語訳的ではありませんのであしからず。

使用している辞書はOxford English Dictionary(のみ)。

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