シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

今週の結果は・・・

2010年08月11日 00時15分11秒 | カジキ
          
     【今週はキハダの盛大なボイルから始まった。船に体当たりするマグロまで!】

8月7日(土)
土日出撃の初日は少し趣向を変えてみた。
現在、相模湾内にキハダが大量在庫中なので、もしやカジキも一緒に居るのではと考え、普段とは趣向を変えて相模湾を横断的に探ってみました。
本日はteiさんが乗船。

キハダの位置は日替わりだけど、直ぐに見つかった。レーダーを覗いて船団目指せば良いだけです。
現場に着くと釣り船とプレジャーが鳥山目掛けてダッシュ大会。僕はカジキルアーのみ曳いて遠回りに探る。

船団をスルーしそのまま沖の山まで行くと、まあ、アチコチで20~30kgのキハダがボンボン飛んでいる。他の船も殆ど居らず曳き易いのが有り難い。
ボイルの中をドンピシャで何回もルアーを通すが、キハダは食わない。
こうなると、キャスティングの方が勝負が早いですね。
ボイルの後にイワシのコケラが一切ありません。キハダのベイトは何だったんでしょうか?

この日ビックリな出来事が二つ。
一つ目は、ボイルの中を通行中、勢い良く空中に飛び出したマグロが運転席の右横辺りに「ボコン!」と激突。君はボラか! 船が凹んでないか思わず確認しちゃいました。
それ程キハダが跳ねまくっていたという事です。

     
     【このイナダは何を喰おうとしたのだろうか?】

二つ目は、フェニックスの10号サイズでイナダが釣れちゃいました。ちゃんと口にフックアップしています。チャレンジャーなイナダ君ですね。優しくリリース。

残念ながら、相模湾内のカジキには廻り会えませんでした。


8月8日(日)
二日目はテイさん、カツさんが乗船。カツさんのカジキチャレンジ第2弾です。前回はオサワリのみでヒットならず。今回のカツさんは相当気合が入っています。
僕も昨日のような相模湾でカジキをという酔狂な事は試みず、今日はキッチリとカジキ探索。スピニング2タックル、50ポンド2タックルで本気で攻めます。

ウドネをサッとチェックした後、大室南へ入る。悪くは無いが良くも無い。
暫らく曳くと、前方にカジキの尻尾発見! 皆で固唾を飲んでルアーを凝視するがカジキは反応せずに沈みました。

カジキは居るけど、このところずっと続く「釣れる感が無い」のです。
なので、そこには長居せず「釣れる感の有る」場所を求めて北上。

ピンと来ました、久々に「釣れる感有り」のエリア発見!ここは来るんじゃないのー!っ言って皆に心の準備を促す。

ルアーを見ながら流していると、コナーショートのトップガン(50ポンドタックル)後方からシュルシュルっとカジキの背ビレが近付く。「来たー!」と僕が叫び全員が凝視する中、ビルを振りかざした。 ドラグがギャー!
ストライク! GO!  チッ、フックアップせず。
直ぐにスローに戻し、スロットルは煽らずスローキープ。

数秒後、コーナーロングのブラックキャットにストライク!
GO! 乗った!
50ポンドリールが鳴り止まない。何度聞いても気持ちの良い音色だねー

さあ、カツさん頑張って!
このカジキ、やたら走る。一度だけジャンプしたが、かなり良いサイズ。
全然止まらない。このままではラインが心配なので、ガンガンアスタンを掛ける。

     
     【カツさん、念願のカジキとガチンコ勝負中! 素晴しいファイティングスピリッツでした。】

最初の急展開が一段落しても、こやつ、潜ったままかなり高速で泳ぐ。こちらもひたすらアスタン攻勢を掛ける。
シーブレインでここまでフルアスタン掛けるのは初めてかな。

30分経過。
だいぶんラインは回収できたがアングラーもばてて来る頃だ。カジキがグワっと走り出すと、苦労して巻いた分が簡単に引き出される。アングラーの気持ちが萎える瞬間だ。
ダブルラインが一瞬見えた。刹那、また100mぐらい簡単に引き出してゆく。つらいのう・・・

1時間経過。
カツさんの疲労は傍目に見ても分かる。スタンダップで1時間は、そりゃキツイわな。
ダブルラインが入った。カジキがもう直ぐそこに見えている。でかいぞ!
クランキングリーダーが竿の半ばぐらいまで巻き込まれ、僕がリーダーを取る体勢に入った所で、このカジキは充分な余力を持ってグイと横に走った。
アングラーは溜まらず腰を落として耐えるが、体勢を崩しロッドエンドがウェストギンバルごとねじ上げらた。 ロッドがブルワークの上に強く押し付けられ、そのまま横滑り。

バシン!と物凄い音がした。終了を直感させる音だった・・・

ロッドが折れたかと思ったら、クランキングリーダーのダクロンが引き千切れていた。
おそらく、ブルワークで擦れたのだろう。
一瞬の出来事だった。

     
     【一瞬の出来事でクランキングリーダーがブレイク! 無念です。】

苦労しながら、7割方まで進んだ仕事が、一瞬で無に帰すようなもの。
暫らく、カツさんは立ち上がれませんでした。
アングラーの心身をズタスタにする、カジキ釣りの悪魔の部分を見た気がした・・・
残念ながら、アングラーズファーストはお預けとなりました。
次の機会、是非頑張ってください。

土日にヒョウタンを主体に各地で上がったそうで、サイズも150kg級が多かったそうです。良い群れが入っているようですね。
伊豆界隈の潮は少し落ち着きを取り戻したような気がします。
釣れるべき所で釣れるような、本来の形に戻りつつあるのかなぁって感じです。
相変わらず、トビウオは居ませんが・・・
コメント
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