シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

キャンツー Vol.2

2021年11月12日 17時10分18秒 | 車・自転車・バイク
11月10日(水)11日(木)

バイクツーリング&キャンプ、略してキャンツーに再び行って来た。
キャンプ地は前回と同じ朝霧高原のふもとっぱらキャンプ場。
何でここかというと、とにかく富士山が丸見えの大絶景を飽きるまで見てられるから。
晴天が約束された二日間、紅葉を探して走ってみました。


【1日目】

快晴ですが、南西の強風。海岸線はチト思いやられます。
御殿場へのルート取りは何通りもある。今回は平塚まで海岸線を走り、77号線を使って大井松田へ出た。この77号線は交通量が少なく適度な山道でクロスカブにはとっても走りやすかった。松田からはR246をタッタカ走り御殿場へ。
今回の目玉スポットの一つ、富士南麓の富士山スカイラインを走ります。



おおー、一気に富士山がでっかくなりました。
遠くから眺める富士山は秀麗で美しいが、近くで見る大迫力は別物。
カラマツ林なので黄色く紅葉してます。

途中に御殿場登山口へ続く道があったので、チョット登ってみました。御殿場口登山道は富士山にある4本の登山道の中で、一番きついと言われるルートです。
ここが登山道の入り口。標高は1450m。
ひっそりとして、人気は有りませんでした。山頂だけ雲に隠れてますね。
気温は10度ぐらいかな。風強い! じっとしてると寒いです。



再び富士山スカイラインに戻り、西にひた走る。
路面にカラマツの葉が結構積もってて、コーナーなんか気を付けないとスッコケそうだ。
高原道路を十分楽しんで、富士宮へ下る。

今日の昼飯は名物富士宮焼きそばと決めており、目当ての店へ行くと車やバイクでいっぱい。
別の店を検索してそっちへ。スマホ一台で大抵の事が出来ちゃいます。便利ですね。

天神橋という小さなお店、ひなびた感じが中々です。
肉焼きそばを注文。



カツオ風味が効いていて、ペロっと食べちゃいました。
お好み焼きも食したい気分だったけど、日頃の運動不足を考えて止めとく。。。

次は田貫湖へ。
ここはバス釣りなどで何度も来てます。



わぉ、綺麗! 紅葉の見頃になりつつあるといった感じ。
湖岸には多くのヘラ師が並んでた。

14時過ぎにふもとっぱらキャンプ場へ到着。
平日なのに満員だそうです。
聞くところによると、国内屈指の人気キャンプ場らしい。まあこの景色を見ればそれも納得。



見てこの景色!
このキャンプ場はとにかく広大。端から端まで歩くと、多分15分ぐらいかかるんじゃないかな。
全面が草原で、景色を遮るものがありません。区画も無くフリーサイトで車が横付けできる。
そして、どこからでも富士山の大絶景。
多分、オートキャンプの理想形なんだと思います。

僕はササッとテントを張り、椅子を組み立てる。
コーヒーを沸かし、あとはただただ、何も考えずにこの絶景を眺めて過ごす。
ああ、しあわせ。。。



回りとのテントの間隔はこの程度。
これで満員とうのだから、まったく気になりません。



夕方場内を散歩してみた。
皆さん大半が大型テントですね。テントの中に椅子やテーブルセットして、中で寛いでます。
冬キャン仕様なのか、暖房器具等の充実の装備や、お洒落グッズや照明などそれぞれ工夫しているようです。
僕がやって来た山屋、沢屋の野営や、平成のオートキャンプブームの頃とはだいぶ違いますね。
先ず車が高級SUV、或いはアウトドアに特化した軽など、それ相応の車が目立ちます。東北や関西など遠方のナンバーもチラホラ。やっぱ全国区なんだなぁ。

ネット情報で見たんだけど、このふもとっぱらキャンプ場は、”キャンプ上級者”が集まるところらしく、初級者には敷居が高いらしいです(笑)
確かに僕のテント(エアライズ)なんて、山のテント場には腐るほど居るけど、ここでは一張りも見なかったなぁ。。。
確かに山は人が背負って行くので、軽量小型・機能優先だけど、こういうキャンプ場は車で運べるので、大型快適路線まっしぐらなんでしょう。家のような快適性を野外で如何に実現するかに工夫してるような。
テントというより、生活の場としてのパオに近いかも。

てなことを考えつつ、売店へ。
僕は薪と鹿肉を購入。

実は今回、僕は焚火台を持ち込んだのです!
前回のキャンツーで、夜やることが無くて困った。キャンプの夜は焚火が何よりの楽しみだけど、現代のキャンプは直火厳禁。
ということで、ネットで焚火台なるものをポチッタってみた。これも今回の目玉事業の一つ。
そして燃やす薪だけど、僕的には薪は拾って来るものだが、草原にゃあ小枝の一つも落ちてない。購入一択です。一袋500円なり。。。
ホントに良く出来たキャンプ場だ。

焚火台を組み立て、点火。



焚火自体は慣れたものです。なんたって生木じゃないから簡単に燃える。
最初この華奢な焚火台は崩壊しないかなって心配したけど、案外しっかりしてました。
我がキャンプサイトも、現代のキャンプらしくなってきましたぜ(笑)

夕食は、さっき買った鹿肉をサイコロに切って、焚火で焼いて食すことに。



おおお、ワイルド感満載っす!

焼いた端から食べてみる。
回りは黒焦げ、中は生・・・
また火に戻し焼いてく食らう。
これは現代風なのか、原始風なのか分からないが、なんかテンション上がりますな。

半生のシカ肉がヒトの体にどういう作用をもたらすかは知らないが、お腹は一杯になりました。
焚火を突っつきながらコーヒータイム。
至福じゃあ。。。

購入した薪が燃え尽きると一気に寒くなる。10℃は切ってるね。
やること無いし寒い外に座ってる訳にもいかないので、20時にはテントに入り、♯2のヌクヌク寝袋に潜り込む。
ウトウトしつつ、スマホで明日の行動計画を考えてたが、いつの間にか寝てしまった。
初日はここまで。



【2日目】

何時か知らないが、勝手に目覚める。
テントの入り口を開けると、、、
おーーー、っと思わず声が出た。



やっぱこのキャンプ場はエエ!

パンとコーヒーで簡単な朝食。
一晩経ったが、半生の鹿肉は人間の腹には問題ないようだ。今後のサバイバルの知恵が一つ増えた。

撤収も早い。
なんたって山屋仕様だからね。



クロスカブってこういう使い方が一番合ってる気がしますわ。

さてと、本日の予定が特段決まってないまま、取り敢えず河口湖を目指す。
今日も素晴らしい天気と富士山だ。
こんな道を気ままに走ってりゃ、そりゃあバイク乗って良かったなぁって思いますやろ!



やっぱ、北海道は走らなきゃいかんな!なんて思ったりしますわ。
71号線を鼻歌交じりで流す。

河口湖に到着。ここは富士五湖の中でも一番ゴチャついてる。
山々の一部が紅葉始まってますね。



さてどうすっか!?
塩山に抜けて奥多摩方面か、富士山回り込んで道志みちか。。。
帰りの混雑を考えて、後者としようかと。

富士スバルラインで5合目までもアリだけど、滝沢林道で5合目目指してみようという悪魔のささやきに乗ることにした。
浅間神社横から入るんだよね。

中の茶屋到着。もう冬季休業でやってませんでした。



滝沢林道入り口。
今時珍しくゲート開いてるから入っていいんでしょう。



この林道もラリー時代に練習で走りましたね。道の途中にコンクリートの水制が横切ってて、アンダーガードしてても嫌な道だった思い出。いまは舗装されちゃってました。
ズンズン登る。
もしかしてこのまま5合目まで行けちゃうかもって思ったが、残念ゲート出現。
感じからして、3合目か4合目ぐらいだと思います。



頂上がこんなに近くに見えます。
雪が薄っすら積もり、登山道がハッキリ見えてます。



誰ーれも居ない。
空が青い。



引き返しましょう。



振り返ると大好きな山中湖。
後であそこも行ってみようかな。



滝沢林道下る途中で、左に入るダートを発見。
少し進むと、藪が道に覆い被ったり、でっかい水溜まりが出来ててほぼ廃道状態だけど、それなりに続いてる。
かなり心細いけど進んでみたい気持ちが勝る。ここはオフ車以外は無理だね。

ここでパンクしたり、コケて怪我したらヤバイなぁ。。。
この道どこに続いてんのかなぁ。。。
クマやイノシシと出くわしそうだなぁ。。。
なんてドキドキが堪らんのよ。やっぱ僕はこういうちょっと危険な香りがするギリギリの線が何故か好きなんだよなぁ。

そのまま突き進むと、ポンと馬返しの登山ルートに出ました。
そのまま下れば中の茶屋に降りれますね。
無事生還。あー面白かった(笑)

R138に戻り山中湖へ。
昼飯どこかで食べようと思いつつ山中湖へ着いちゃいました。
せっかくだから、コンビニでサンドイッチとコーヒー買って、湖畔に座って陽だまりの中昼食タイム。
ホントにいい天気。
さっきあそこの中腹辺りを走ってたんだね。
(上の写真の裏返し)



あとは道志みちをひた走って帰りましょう。
この道は相変わらずバイクだらけ。
周辺の山々も紅葉で良い感じですが、道の駅も何も寄らず一気に宮ケ瀬まで走っちゃいました。



あとは、伊勢原から平塚へ出て無事帰宅。
紅葉シーズンの甲信越を、キャンプ&ツーリングでサッと走り抜けてきました。
クロスカブを満喫した2日間でした。

今回の走行距離
1日目 138km
2日目 167km
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする