シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

追悼

2019年03月30日 23時22分38秒 | 釣り以外のエトセトラ
3月30日(土)

ショーケンが亡くなってしまった。
僕は熱狂的なファンとかそういうのではなかったが、やっぱり好きだったなぁ。

僕の一つ上の世代に当たり、兄貴分、身近な先輩的な目で見てきたような気がする。
彼の尖がった所、大勢に迎合しない生き方に憧れと勇気を持ったものだ。


僕が最初彼に興味をもったのは、月並みだけど「傷だらけの天使」だな。親や学校じゃ絶対に教えないアウトローな生き方が新鮮だった。
それ以前のGS時代は知らないし、今もあまり興味ない。
「太陽にほえろ」や「前略おふくろさん」ももちろん見てたけど。カッコいいなぁと思う程度でそれ以上でもそれ以下でもなかった。

僕がショーケンを強く意識したのは、高3(たぶん)の時、突然始まった「祭りばやしが聞こえる」というTVドラマ。
怪我から復帰を目指す競輪選手の役。
いしだあゆみが相手役。(このドラマが切っ掛けで後に二人は結婚するんだよね)
その頃、僕は自転車ロードレースに青春を掛けてた時で、ショーケンがロードやピストに乗ってる姿に僕は完全に虜になった。
自分が競技してたから分かるんだけど、彼は役作りのために相当練習してるのは明らかだった。

自転車競技がテーマだったことが興味の入り口だったけど、毎週欠かさず見てるうち、このドラマの底流に流れてるスローな雰囲気と、弱さに溺れる不器用な大人たちの生き様、愛、そして純真、、、様々なものが凝縮されてた大人のドラマだったと思う。
映画的な作風で、こういうTVドラマってあまりないんじゃないかな。
直次郎(ショーケン)がキク(いしだあゆみ)と思いを遂げた後、蛍光灯の紐を何回もパチパチさせて喜ぶシーンとか凄いよ。
自由に生きるって何だろうって、ホントに考えさせられたよ。

音楽が柳ジョージ&レイニーウッド
これがまた最高に渋くってね!
https://www.youtube.com/watch?list=RDchw2M13uqlg&v=chw2M13uqlg


この写真はネットにあったものをお借りしました。
ドラマのエンドロールのワンカットです。



向こうからショーケンがただただ自転車でこちらに走って来るだけ。超ロングで撮ってる。
この写真見てたら、当時の感覚が完全に蘇ってしまったよ。

今日はこのシーンと柳ジョージの歌声を思い出しながら、自転車漕いできました。
18才の時も、僕は同じようにロードレーサーを漕いでたなぁ。

黄色の丸石エンペラーR2 510mm
オールデュラ
MAVICのホイールにユッチンソンのチューブラー
全てのパーツ、たぶん今でも思い出せる。

動画も見つけたので、自分のために張っておこう。
https://www.dailymotion.com/embed/video/xakkv4?related=0


僕が多感な頃に、大なり小なり影響を受けた人っていろいろ居るけど、ショーケンもその一人だったのかも。
結構な喪失感を覚えたよ。

カッコ良かったなぁ。



コメント
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