シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

厳冬期赤岳登頂!

2015年01月25日 23時32分27秒 | 山遊び
1月25日(日)

年末以降、週末になると冬型が強まり山は厳しい風雪に見舞われてる。
今週末、やっと移動性高気圧に乗る事が出来た。
年末に大荒れで敗退した赤岳のリベンジです。

土曜の夜出発で、八ヶ岳の主峰、厳冬期の赤岳を目指します。
途中のパーキングで短い睡眠を取り、早朝5時に美濃戸口の駐車場に到着。準備を整え5時半に登山開始。


真っ暗な中、ヘッドランプの明かりを頼りに、林道歩きを小一時間。さらに南沢の登山道を2時間ひたすら歩きます。
気温は-7℃だったかな。この時期としては暖かい朝です。



8時、赤岳・阿弥陀岳アタックの前線基地、行者小屋に到着。すっかり朝です。
天気は最高。背後の横岳が相変わらずカッコ良い。



テントも結構居ますね。夜は寒いだろうな・・・
左が今日登る赤岳。右が阿弥陀岳。



今日は文三郎ルートから登ります。

登山道を登りながら、右手に見える阿弥陀岳のバリエーションルートをじっくり観察する。
阿弥陀北稜といって、頂上まで奇麗に切れ上がる稜線がすごく気になってるんですよ。上部の岩場が魅力的なクライミングルートになっており、雪と岩を満喫できそうです。



一方、左側に展開している赤岳の主稜もクライミングルートとして人気だ。
よーく見ると2パーティー取り付いてますね。



僕は左右をキョロキョロしながら一般ルートを登り、赤岳~阿弥陀岳の稜線に出る。稜線は常に強風が吹き抜けているので雪は殆ど積もりません。岩と氷の世界です。
稜線通しに眺める阿弥陀岳。



赤岳頂上付近の岩稜部が迫ってきた。
八ヶ岳ブルーという言葉もあるほど、晴れると美しい。これが見たくて来ちゃうんだよね。



ウーム、たまりませんなぁ!





頂上直下で知り合いのガイドさんとバッタリ会った。お客さんをザイルで繋いで難しい所を通過中だったので一言二言話しただけ。

10時半、赤岳頂上に到着。
風は10m/s以下です。厳冬期としては奇跡的な日ですね。



雪山の山頂に長居は無用。
のんびりお弁当を食べる環境ではありません。10分ぐらい居て即降ります。

同ルートで降りるが、下りも僕は左右のバリルートが気になってしょうがない。
赤岳主稜ルートをバックに記念写真。



一旦沢筋まで下るが、まだ時間もあったので阿弥陀北稜の取り付き点を探しに、再び山中へ突入。
こちらのエリアは立ち入る人も極僅か。しょぼいトレースを頼りに進んでみる。



沢筋の奥は雪崩の危険があるので、途中から山腹のトレースを直登することに。
こちらは気温が上がったせいか、腿ぐらいまでズッポリ潜ってしまう。
何とか稜線までと、大汗掻いて深雪と格闘したがギブアップ。急斜面の腿までの一人ラッセルは無理!
時間も時間なので引き返しました。

13時頃に行者小屋へ着くと、別のガイドさんとまたまたバッタリ。
こちらのパーティーはまさに阿弥陀岳からたった今下山したばかりとのこと。稜線上を下山中に、下の方にオレンジのヘルメットに青いジャケットの人がもがいてるの見たって、、、それ俺っす! なんて笑い話も。

今日はもう充分です、本当に下山します。
南沢沿いに登山口までひた歩き、15時半に駐車場に帰着。
早朝5時スタートだから、、、またしても10時間超のハードワークになっちゃいました。

いやー、毎度ながら疲れましたわ。
これで、最近の運動不足は解消ッス!


コメント
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