シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

マリンVHF&国際VHF

2009年10月09日 10時33分29秒 | ボート
関東でカジキをやっていると、マリンVHFの普及率はそこそこだなぁと思ってしまうが、全国的に見ると物凄く低いそうです。

そもそもマリンVHFや国際VHFとは何ぞやというと、
大型船や海上保安庁などは全て国際VHFを積んでいて、船舶間や航路の安全航行に関する相互通信や、非常時の通信をしています。
海外ではプレジャーボートも国際VHFを積む事が義務化(常識化)されているみたいです。

一方マリンVHFは、日本限定のシステムで、国際VHFの一部だけを開放してプレジャーボート間だけの通信を許可したもの。
マリンVHFの国内認定無線機は1機種のみで20万円。出力は5W。
さらに海岸局への加入やら定期検査だ、機械と人間の両方に免許が必要と、手続きと費用が永続的に掛かって、どう考えても普及を阻止するため?にハードルを設けている感じ。

片や、国際VHFの逆輸入無線機が1~2万円で簡単に手に入る。出力は25W。
でもこの機種は日本製なのに、日本国内では無線局の免許は取れないのが実情。

こんな不条理なシステムに規制緩和で風穴が開きそうです。

まだウワサ程度ですが、国際VHFがプレジャーにも開放されるかもだそうです。 
認定機も安価でリリースされるそうな。さらに、ハンディー機に関しては3級の無線従事者免許さえあれば、無線局の開局や定期検査など煩わしい手続きも無くなるらしいです。(←あくまでうわさ)

つまり、使う人間さえ免許を持っていれば、無線機の方はご自由にドウゾ、とこんな感じらしいです。

ハンディー機(5w?)だと2~3マイルが限界っぽいけど、無線は出力よりもアンテナ高が重要。 ホイップアンテナに繋げればそれなりに飛ぶのでは?
   「高さはパワーなり」
これ、無線屋の常識です。 (勿論パワーがあるに越した事はありませんが。)


高価で、あまり使い物にならないマリンVHFを敬遠し、だけど安全のために逆輸入機を船内に積み込んで、イザという時は電源を繋いで緊急通信が出来るようにしているボートも多かったと思います。
こんなことも規制緩和(というよりも現状が実態に合わない無理な規制)により、海上の安全が保たれそうです。

僕のような波に弱いボートは、先行する大型艇から海の様子を聞いて、
「こっちは風が吹き始めたよ」とか「意外と波がデカイから来ない方がいいよ」なんて情報が取れると、危ない目にあわずに済むから本当に助かります。
勿論、「こっちで釣れてるよ!」なんて無線の方がもっと助かりますが・・・

ただし、人間が無線従事者免許を取ることは絶対条件。 僕もこれには大賛成。
免許を持ってない人(=無線のルールを知らない人)が使うと、無線の世界はグチャグチャになってしまいます。ルールだけは厳格に守ってもらいたいものですね。
「電波は公共のもの」ですから。

僕は20年ぐらい前に、「特殊無線技士 丁」というのを取得しています。
これって、今で言う「第3級海上特殊無線技士」のことですよねぇ?
僕の免許で大丈夫なのだろうか・・・?


さーて連休です。
台風一過。 僕はいずこへ出撃するか!?

PS.保安庁から関東近海の流木情報が出ているので、気を付けましょうね。
コメント (6)
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