シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

イトウ探しの釣り旅(前編)

2013年11月06日 00時45分43秒 | 国内遠征
春と秋の年二回、北海道でイトウ釣りをすることがここ数年恒例となっている。
今までは聖地巡礼を繰り返していたが、今回は初めてのエリアを開拓してみることにした。
情報も何も無い場所で幻のイトウを探してみたい。
この衝動に、今までに無いロマンを感じた。

今回は三連休を絡め五日間の日程を確保。
前半の三日間は僕一人で、自分の感性のままに「イトウ探し」に没頭するつもり。後半二日間は札幌在住のIさんと合流して楽しく「イトウ釣り」という計画を立てた。

10月31日(木)
初日、昼過ぎに旭川空港着。レンタカーを借りて美瑛観光。
美瑛は田園丘陵が広がり、さまざまなロケにも使われ魅力的な風景がたくさんあるところ。
僕は半日のんびりと撮影を楽しんだ。


【ケンとメリー 愛のスカイライン】


【MILD SEVEN】

この日は旭川泊。


11月1日(金)
早朝より、レンタカーで道北エリアに向かう。
広大な大地には、大河と中小河川が迷路のように広がっている。このどこかにイトウは居るのだろうか?

地形図を睨みながら、気になった場所に片っ端から入ってみる。
いかにもイトウが居そうな気もするが、もしかしたらまったく見当違いなのかもしれない。
当然ながら川に続く道など無く、藪をかいくぐって到達するポイントは始めて出会う光景ばかり。



苦労して辿り着いた先がごく平凡な場合もあれば、オオーッっと思わせるような垂涎のポイントに出くわすこともある。
もうワクワク感満載です。
子供の頃の探検ごっこを、この歳にしてなお、地でやってる俺って・・・

十数か所目だろう。夕方間近になって入った倒木の多いポイントでキャストしてたら、ルアーの後を魚が付いてきた。今回はじめての魚からのコンタクトだ。
数投後、シンと静まった水面を大きく波打たせ、50cmぐらいのイトウがルアーにアタック。
一瞬手元に感触が伝わったがフックアップならず。

イトウは居た!

釣れはしなかったものの、もの凄く嬉しいイトウとの出会いだった。

【夕方の川でイトウから始めて答えが返ってきた。】


車の所まで戻ると素晴らしい夕暮れの光景が広がった。
この日は幌延泊。


11月2日(土)
新天地を求め探索エリアを変えるか迷ったが、昨日の最後に手応えのあった水系をもっと深く探ることにした。

何箇所目かに素晴らしいポイントに行き着いた。
ドン深の淵で、如何にも大物イトウが潜んでいそうなポイントだ。
僕は不要なプレッシャーを掛けないよう細心の注意を払い、じっくりと時間を掛けて丹念にキャストする。


【ワンテン+1にイトウはよく反応した。】

ピックアップ寸前のルアーに、突然真下からイトウがアタック。水面で綺麗に反転しながらルアーを持ち込んだ。
あまりの至近距離での出来事に、僕は正直ビックリ。
向うアワセのような感じでロッドに重さが乗った!
数秒間の水面での攻防のあげく、ルアーはスポンと外れてしまった。

イトウの勝ちー!
思わず苦笑い。

今ここは、半径数キロ以内にはおそらく僕しか居ない。
大自然の真っ只中で魚と戯れる。
いやー、楽しい!
久々に、心の底から釣りを楽しんでる。

行きつ、戻りつ、さ迷い翻弄されつ。いやいや本当に楽しかった。
「イトウ探し」は大成功だ。



【イージュー☆ライダーを口ずさみつつドライブも最高!】

夕方にはレンタカーを返すので、早めに釣りは切り上げ名寄まで戻る。すでに540km走った。
名寄の宿では、仕事を終えて札幌から駆けつけたIさんと合流。

残り二日間はIさんとのイトウ釣りだ。
さて、明日は何所へ行きますか、、、などなど釣り談義の夜は更けた。

後半に続く。。。


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晩秋の北海道

2013年10月31日 22時01分10秒 | 国内遠征
晩秋の北海道に来ました。

意外にも紅葉がまだ残ってます。こちらの紅葉は黄色が主体。

今年は北海道も秋の到来が遅れているようですが、すぐそこに見える十勝岳はすでに雪を纏ってました。

冬はすぐそこ、そうほんの10kmぐらいの所まで来ていて、残りの距離を詰めるタイミングを窺っているようでした。

明日は何処かの川でルアーを投げるつもりです。

今回は「さ迷う釣り」を楽しんでみようとかと。
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釣行準備

2013年10月28日 00時38分16秒 | 国内遠征
10月27日(日)

台風27号は、結局400kmぐらい離れて通過しました。
大島の災害後だったので、気象庁も役所もメディアもずいぶん大騒ぎしました。
今年の台風はこれで終了かどうかは知らないけど、次回の台風でもこんなに警戒網を敷くのだろうか?

で、今日は台風一過で最高の天気だったけど、僕には雑用山積み。
それらを半分ぐらいやっつけたところで、途中から今週後半に出掛けるプチ遠征の準備を始めてしまった。

タックルボックスの中で絡まり合っているルアーを一個一個ほどき出し、その中から精鋭部隊を選りすぐるという、ルアーフィッシャーマンにとって至福の作業に没頭してしまった。

その結果、今回は10個のルアーでゲームを組み立てるつもり。
色んなルアーを持ち込んだ方が、そりゃあ状況に合わせられるかもしれないけど、
シンプルな方が純粋にゲームを楽しめる気がします。


【精鋭部隊です。左が歴戦の勇士ショアラインシャイナーの面々、右が最新鋭武装のメガバスと安定のラパラ。】

ルアー以外の準備は簡単なもの。
国内遠征なら小一時間もあれば出来ちゃいます。



今回は200mmレンズも持ち込みます!
精鋭部隊が玉砕しちゃったら、カメラで遊んでまーす。(笑)

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イトウ釣りの旅(後編)

2013年06月19日 20時50分01秒 | 国内遠征
6月15日(土)

早朝4時に宿を出発。
トップシーズンの週末とあって、メジャーポイントにはすでにアングラーの姿が多数見える。
聖地ならではの光景です。

朝一を何所に入るかは非常に大事。
行きたい場所はいろいろあるが、我々は雰囲気プンプンだった昨日のポイントに入る。

・・・うーん、何も起こらず朝の貴重な時間帯は終~了~。。。

さて、日も高くなってきたので、今釣行のメイン行事である源流域へと踏み込む。
この辺りはヒグマの生息域、、、というよりも、もろにヒグマの生活の場です。
過去の釣行では、僕はヒグマの足跡と巨大な糞と、食われたエゾジカの残骸を目撃している。
本体と遭遇する確率がいかほどかは判らないが、会ったが最後シャレになりません。無策のまま彼の地へ立ち入るのもなんなので、今回は「熊撃退スプレー」を導入した。
少々値の張る代物だが、ヒグマを前にしたら、きっと100倍の値段を払ってでも欲しいと思うに違いない。(笑)
ちなみに、熊除けスプレーは飛行機には持ち込めません。道内での調達が前提です。


【万が一のお守りです。効果のほどは???】

さて、我々は慎重に身支度を整え、源流の釣りへ突入していった。
下流域では気にならなかったが、上流は明らかに減水している。聞くところによると6月に入ってから一度も雨が降ってないそうだ。
減水で遡行は楽だが、魚には宜しくないだろう。


【藪漕ぎだー! 背丈より高い草の密林を進む。】

それでも源流の雰囲気はやはり良いものだ。三年目ともなれば藪漕ぎもだいぶ慣れてきた。
ここは清涼な渓流の雰囲気とは少し違う。豊潤な自然と野性に満ち満ちているのだ。


【一見歩き易そうだが、両岸はぬるぬるの泥の壁です。】

岸辺にはゴミの一欠けらはおろか、人の踏み跡なども一切なく、あるのは動物たちの足跡ばかり。
この原始の自然に身を溶け込ませたくて、僕はここに通ってしまう。


【いたる所エゾジカの足跡だらけです。実物とも頻繁に遭遇します。】


【ヒグマの足跡も。やけに新しいのが気になるが・・・】

我々はルアーをキャストしながら釣り下ってゆく。
どの淵にもウグイがいっぱい居て、時折ルアーにも掛かって来る。

昨年巨大イトウが何匹も居た大きな倒木に辿り着いた。
そっと覗く。
おー、今年もちゃんと居ました。なんか感動だなぁ。
巨大イトウは留守のようだが、70、80cmぐらいのイトウが3匹見えた。


【そこにイトウは居るが、はて、どうやって攻めよう? 】

このポイントは倒木がガードしていて上流からは投げられない。下流に回りこんでイトウの背後からキャストする形になる。
昨年もそうだったが、この場所を僕は上手く攻めきれない。イトウにルアーを上手くプレゼン出来ないのだ。
中途半端なリトリーブラインで僕が攻めあぐねているうちに、イトウは警戒網を敷いてしまった。
今年も僕の敗北です。

さらに釣り進むと何箇所かでイトウが見えたが、減水の影響もあってか、お互いに隠れるところがなく丸見え。
今回の源流は難しかった。


【原始の森。携帯の電波なんか1ミリも届いてない。】

これ以上進むと戻りがきつくなるというギリの場所で、このセクションを終了することにした。
僕らは入渓点まで、藪漕ぎと泥濘にもがきながら一気に戻る。帰路は思いの外疲れた。体力が落ちているんだなぁ・・・
約5時間の源流釣行でした。


【シーン。。。 イトウの釣り場には川のせせらぎはありません。】

今回僕は、一眼レフを釣りの最中も持ち歩き、イトウ釣りの雰囲気を写真に残そうと試みた。
これが意外と釣りの邪魔にはならず、むしろ釣りをしている最中にふっと感じた情景に対してちゃんと向き合うため、むしろ味わい深い釣りとなった。
ただし僕のカメラは、さしずめ戦場カメラマンの機材の如く泥だらけとなったが・・・
ズームにもマグシールドが必要だ。(笑)


【きれいだなぁ。植物に詳しければ山の釣りはもっと楽しいと思う。】

源流を後にし、午後の部は別河川の小場所を見て回る。
僕はロッドを持たず、周辺の写真を撮ってのんびり過ごす。
ここでIさん小型のイトウをキャッチ。残念ながら僕は別の場所に居たので、イトウの写真を撮れなかった。


さて、貴重な夕マヅメです。
我々は中流域を狙おうと思うのだが、さすが週末、何所も釣り人の姿が多い。
何とか静かな場所を見つけたが、おそらくここも叩かれた後だろう。

穏やかだった天候が急変。突然物凄い濃霧が立ち込め、辺り一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。
最北の地は天候の変化が激しい。



この回もヒットなし。


6月16日(日)

最終日。
朝一の貴重な時間帯は、前回Iさんがイトウをキャッチした河口を狙うことにした。いわゆる海イトウという奴です。
僕は河川側、Iさんは海側に分かれてキャストを開始。

結果は早かった。
Iさん1バラシ直後に再びヒット。
慎重に寄せて、燦然と輝くイトウを無事ランディング!!
Iさん、2年続けての河口キャッチ、おめでとうございまーす。
海イトウって殆ど未解明な領域の釣りですが、取り敢えず釣れますね。


【海イトウ。ルアーはMM13。】

さて、今釣行も最終コーナーを回りました。
最後は、まだ入ったこと無いが気になるポイントをチェックしてみることにした。
イトウ釣りは、地図からポイントを探し出す作業も結構面白いのです。

Iさん、開始早々にイトウをヒット!
今回のIさんは絶好調です。
新たなポイントは正解だったようだ。




【カメラの前でやっとヒットしてくれた。】

昼過ぎに釣りは終了。
今回も自然に抱かれ気持ちの良い釣りが出来ました。それだけで僕は十分満足です。
願わくば一匹ぐらい本命をキャッチ出来れば満点なんですが、なかなかそうは上手く行きませんなぁ。


今回の遠征は札幌の街をブラ散歩したり、写真撮影を楽しんだりと、釣り7分、旅気分3分といった按配。
ドップリ釣り一色の遠征も嫌いじゃないが、こんな感じの釣り旅もなかなか良いなぁと感じた釣行でした。

また行こう。

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イトウ釣りの旅(前編)

2013年06月18日 00時20分01秒 | 国内遠征
6月13日

仕事を早めに切り上げ、夕方の便で札幌入り。
北海道のイトウ釣行も3年目となった。

昨年念願のイトウをキャッチしたからだろうか、僕の中では何が何でもイトウが釣りたいというよりも、イトウが棲む豊かな自然の中に身を委ねたいという想いで、今年もまた彼の地へと釣りの旅へ出掛けることにした。

今回も札幌在住のIさんと同行です。
夜Iさんと合流し、Iさんの案内で札幌市内の美味しいジンギスカンを食べに行く。
地元太鼓判のジンギスカンは当然旨かったが、旬のアスパラが衝撃の旨さだった。帰りに買ってゆこう。



この夜はANAホテルで快適に過ごす。

それにしても、航空運賃&宿泊込みの安いツアーが沢山あるので、九州だろうが北海道だろうが気軽に出掛けられるようになりました。実に有り難い事です。



6月14日

Iさんが昼に仕事が終わるので、午前中、僕はカメラを携え札幌の街をブラ散歩。
札幌の街の風情を楽しむ。
遠征釣りというより、釣り旅という感じが最近好きになってきた。





昼過ぎにIさんの新車で札幌を出発。宗谷を目指してひた走る。スバルのアイサイトシステムは凄いですね。

猿払まで一気に走りきり、夕マヅメに間に合った。
時間が少ないので、アクセスの楽な中流域に入る。

無風だ。人っ気はまったく無くシーンと静まり返っている。
空気は澄み、ゆったりと静か~に流れる川。
この感じなんだよなぁ。今年もまた、イトウの棲む川に来たなぁと実感。



足元にはイトウの大好物のトゲウオが沢山泳いでいる。

しばらくルアーをキャストしていると、クルージングしているイトウを見つけた。
離れたところにルアーを着水させ、イトウの進路の斜め後ろからルアーを近づける。イトウは僅かに反応したが、それ以上ルアーを追うことは無かった。

イトウは居る。

19時、初日の釣りを終了。明日に期待です。

続く・・・
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北上します

2013年06月13日 16時55分09秒 | 国内遠征
今日は、台風崩れの雨が降っていますね。

朝からバタバタっと仕事をこなし、ついさっき会社を飛び出して、いま羽田に居ます。

今夜の夕食は、札幌の街で何か美味しいものを食べよう。

北の釣に行ってきまーす。
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雷魚遠征

2013年05月25日 23時49分42秒 | 国内遠征
5月23日

国内雷魚を求めて九州へ行って来ました。
今回の釣行は、Komaさん、Ichinokawaさん、僕の三名。

バスやってて雷魚が釣れたことは何回かあるが、フロッグ使った雷魚釣りは今回がデビュー戦です。
トーマンを先に釣っちゃってるので、国内雷魚もちゃんと釣らなきゃね。(笑)

雷魚釣りの世界では、釣り場は非公開がお約束。希少なパラダイスを雷魚師達は大切にしています。
ゆえに、今回の釣り場は九州某所とだけ記しておきます。背景の分かる写真もNGということでご了承を。


【九州はまさに金麦のシーズンです。背景はNGということで。】

今回、僕の用意したタックルは、バスロッドのHクラス(7ft)、ベイトリールにPE6号、フロッグは雷魚用4個とバス用2個の計6個。いたってシンプルです。

早朝の飛行機で羽田を発つ。九州上陸は5年振りぐらいかな。
今回は、Komaさんがここ数年で蓄積した秘蔵ポイントを巡ります。

釣り場は農業用水路で、川幅はせいぜい7~8m。カバーはまだチラホラでした。

雷魚は水面に張ったカバー(ヒシ藻など)や、川岸の葦の中などの障害物に身を隠しています。
そういう場所にフロッグを通したとき、雷魚が居ると周辺の水草がモワッと動いたりする。雷魚がフロッグに気付き捕食行動に入ったサインだ。
もうドッキドキです。


【こんな感じのカバー(水草)が雷魚の棲家。】

ポーズを入れたり、モソッと動かしたりして、雷魚に睨まれたカエルの気持ちになってフロッグを操る。
次の瞬間、バコーン! って水面が炸裂し、雷魚がフロッグに襲い掛かる。

渾身の力で鬼アワセ。
フックアップすると、強大なトルクとスピードで縦横無尽に暴れまわる。
好き勝手に走られると藻団子になっちゃうので、こちらは魚を力でねじ伏せにかかる。
最低でもPE6号以上と言われる釣りだが、実際にやってみると頷ける。この釣りはライトタックルでは成立しませんね。

雷魚が好みそうなポイントも、だいぶ分かるようになってきた。
雷魚って想像していた以上に警戒心が強いですね。
フロッグを投げ込む場所と引くラインが最重要なのは当たり前として、ポイントを攻める順序もかなり重要です。接近戦の釣りの面白さが詰まってます。

初日、僕は60cm台を3本キャッチできました。大満足。ちょっと出来すぎです。



この日、九州地方は30℃の真夏日! とにかく暑かった。
しかし、終日バイトが続き、飽きることなどまったくない。
僕はトップウォーターの釣りが本当に好きだなぁ。

夜はちゃんぽん食べて、ホテルに入って、バタンキュー。


【これで普通盛り。九州は安くて旨くて量が多い。】


5月24日
6時半ホテル出発。
昨日とは別のエリアへ向かいます。今日も気温30℃の予報。

どこもカバーが豊富で魅力的な釣り場が続きます。
しかしどうしてか、二日目はバイトが極端に少ない。理由は分からないがチョットしたタイミングなんでしょうか。
見え雷魚も結構居たが、フロッグを見せても避けてゆきます。スレているのかな。

一面にカバーが張った良い感じの池で投げてたら、近所のおじさんが「釣れるか?」と声を掛けてきた。
「まだ釣れない」と答えたら、
「そりゃそうだ、釣れる訳が無いよ。去年この辺の池は水を全部水を抜いたよ。」だって・・・

撤収~
こんなこと地元の人に聞かなきゃ絶対分かりません。

なんかチグハグな感じの二日目です。午前中我々三人ノーキャッチ。

夕方に期待し実績のポイントに入る。
Ichinokawaさんビッグヒット。メーター級を掛けるも、ランディングの詰めで取り逃がし巨大魚は水の中へ帰って行きました。

ラスト1時間。
僕は飽きるどころか、今にもバコーンっと出そうな気がしてならない。

で、来ましたよ、バコーン!
本日始めてフックアップに成功。心地よいファイトの末にエイッと抜き上げる。65cm。
このサイズなら、もう焦ることは無い。写真撮って即リリース。アリガトネ。


【今釣行の4本目。夕方から調子が出てきました。】

釣れそうな感じ満々でフロッグをキャスト。
ツーッ、ツーッっと静かに水面をドックウォークさせる。この時間帯は派手に動かさない方が良い気がした。

バゴーーーン! 

水柱を立てひときわ派手なビッグバイト。オッシャー 鬼アワセ! 決まったー!!!
ドッタンバッタン、グワングワンと暴れまわる。
ちょいとデカイか。

5、6m先の至近距離で暴れまわる暴君を、こっちも構わずパワーファイトで応じる。
ヒットするまではデリケートな神経戦、ヒットした瞬間からは単純明快、力対力の勝負です。

抜き上げられないので、岸際まで寄せたらロッドを直線に構えPE6号のパワーで草の上に強引にずり上げた。

オッシャー、本日2本目キャッチ!
ラストを飾るゴン太の73cmでした。


【終了間際の73cm。雷魚ってカッコイイなぁ。】

これにてストップフィッシング。
面白い釣りだと集中力が途切れません。あっという間の二日間でした。
アドレナリンをかなり消費したな。

僕にとってこのゲームは初めてなので、フロッグの使い分けがよく分からなかった。なので、今回は積極的にルアーローテーションを行い、ルアーの動きやバイトの傾向などを見てました。

結果としてだけど、僕が今回キャッチした全5匹の雷魚のうち、4匹がポニーフロッグ(メガバス)というバス用フロッグ、1匹がジャッキー(マッスルベイト)という雷魚用フロッグというかなり偏った結果になった。
しいて言えば、ポニーが一番艶めかしい動きをしていた。フロッグと言えども泳ぎも重要な要素ということか。


【今回はこいつが良い仕事をしてくれました。】

かくして、僕の雷魚デビュー、無事完了。
面白かった!

北海道のイトウ、九州の雷魚。味わい深い釣りは沢山ありますなぁ。
日本列島が狭く感じる今日この頃であります。

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イトウ釣り

2012年10月21日 00時32分26秒 | 国内遠征
10月18日~20日

6月に続き、再び行ってきました日本の最北、イトウの聖地。
同行はM越さん。最終日には札幌のIさんも駆けつけて合流です。

今回は羽田から稚内へ直接入ったので移動はきわめて楽チン。
空港でレンタカーを借りて、釣り場へGO!


【最北の地は寒かった。紅葉も終盤です。】

聖地巡礼は今回で4度目なので、河口から源流域までおおよその状況は把握出来ている。
ただし、来るたびに川の水量や濁り具合が大きく違う。
自然のゆらぎに極めて敏感に反応する川だ。自然本来のすがた、激しさがそのまま残されていることの証なのでしょう。

さて、今回はどんな感じだろうかと期待と不安半々で橋から川を覗くと・・・
ありゃりゃ、増水し濁りもひどい。まっ茶ッ茶。
宗谷地方は先週来ずっと雨が降り続いたというから、その結果でしょう。

今日も雨が降ったり止んだりで、さらに西風がビュービュー吹いており、寒さに慣れていない体にはことのほかこたえる。

濁りのためサイトの釣り無理だし、源流域は増水で両岸の立ち位置が水没し、遡行や釣りはほぼ困難。
初日は上流から下流まで方々を覗いて歩き、明日以降の展開を考える下見に費やした。


【上流域は増水の影響でまっ茶ッ茶。川通しの遡行は困難です。】

下見の途中、エゾジカと何度も出会い、キタキツネが疾走する。
林道のど真ん中にヒグマのフンがドカンと鎮座しているのを見て、改めてここは”そういう場所”なのだと襟を正す。


【エゾジカはいっぱい居ました。】


【これはヒグマの糞。この辺は彼らのエリアなのです。】

二日目
朝一は最近好調という河口部を少しやったのち、源流部の気になる場所をどんどん釣り歩く。
なにしろ増水と濁りでイトウの居所が絞りにくいため、じっくり攻め込むよりもランガンでイトウに遭遇する戦法だ。
山深いエリアでは熊除けの鈴を付け、さらに二人で大声で叫んだり笛を吹いたりしながら藪に分け入った。はたしてどれほどの効果があったのかは分からないが・・・


【こんな名前の小さな橋もありました。】

結果的に、この日はノーヒット。
しかし、前日に比べて幾らか水位が低下し、濁りも少し取れて来た。
川は快方に向かっているようだ。明日に期待。

夕方には雨はみぞれに変わり、夜中には雷鳴がとどろく。
ここは日本の最北端。
厳しいところだ。


三日目
朝6時に札幌在住のIさんが合流。モンゴルのタイメン釣行を共にしたメンツです。

この日も朝一は河口からスタート。
風はビュービューながら、何かヨサゲな感じです。


【これが河口部。最近は海イトウなんて釣り方もあるそうです。】

暫くやっていると、ピックアップ寸前の僕のルアー(R50チャートバック)にいきなりイトウが飛び掛かった。
一瞬ロッドに衝撃が加わったんだけど、残念ながらフックアップせず。
今回のツアーで初めてイトウとコンタクトできた。

その後、チョイ場所を移動したら立て続けに2回ルアーの後ろにイトウが付いて来たが、バイトに至らず。このへんに何かしらの奥義があるのだろう。今後のテーマだな。

なーんて思ってたら、Iさんヒット!
無事キャッチは60cmぐらいかな。写真だけ撮って直ぐにリリースです。
現地入りして直ぐにキャッチとは、Iさん効率良いです。


【Iさん、来て早々にキャッチ。】

ひとしきり河口部で盛り上がった後、中流部へ移動。
僕はここでタイムアップ。翌日用事があるので、あとは二人に託して僕だけ一日早く帰ります。


【3日目は良い天気。中流域は開放感があって気持ち良いですね。】

稚内空港へ向け、晩秋の宗谷の地を一人でドライブするのも中々良いものでした。


【吹きすさぶ宗谷岬。最北の海は厳しい。】

その後の様子が当然気になり夜電話すると、M越さんも一本釣ったとのこと。さすがです。

厳しい自然の中で息づくイトウ。
僕は自然の中にどっぷり浸かれるこのイトウ釣りが、このところ気に入っている。
来年、雪が溶けた頃にまた行こう。

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イトウ キャッチ!

2012年07月04日 00時53分56秒 | 国内遠征
一昨年のモンゴルタイメンを契機にスタートした北海道のイトウチャレンジ。
初回は良く分らないまま終了。
昨年は暴風雨に阻まれ、まったく釣りにならず。今回3度目のチャレンジです。

6月29日(金)
昼に札幌入りし、毎度お世話になっているIさんと合流。
Iさんの車でイトウの聖地、宗谷を目指します。移動距離約400km。
(正確なポイントを明かさないのはイトウ釣りのお約束。まあ、聖地といえば猿○ですが・・・)

夕マヅメに現地着。一昨年もやった場所だ。
湿原に沈む壮大な夕日を眺めながら、イトウの棲む川にルアーを投げる喜びをヒシと噛みしめる。


【最北端の夕暮れ。荘厳な光景を前に釣りをする喜び。】 

2時間ほどやったがヒットなし。
この日は猿○マリンに宿泊。毛蟹、ジンギスカン、ホタテ、ツブ貝、ナマコ、ホヤ、北の味覚をたらふく食す。


6月30日(土)
3時半起床。
早朝の貴重な時間帯をしっかり攻めたいので、アプローチの楽な中流域に入る。

川岸を少しずつ移動しながら、アップ、クロス、ダウンとしらみつぶしにルアーを通す。

ルアーをやや潜るK-TENに変えた一投目、いきなり ゴンッと来た!

のたくる様なトルクの太い引きは、魚が決して小さくはないことを物語っている。
しばしのやり取りの後に水面に現れた姿は、写真でしか見たことの無いイトウそのもの。

ウォー やったぜー! 


【初イトウ キャッチ! 82cm。】


人生初イトウなのでランディングし、手早くブツ持ち写真を撮る。
実測叉長82cm!
なんとなんと、いきなり80オーバーのイトウをキャッチです!!!


【幻の魚といわれるイトウと出会うことが出来ました。】


リリースすると、元気に帰ってゆきました。
3度目のチャレンジにして、幻の魚イトウを釣り上げることが出来た。 感無量!


日中は源流域に入る。
泥濘と藪漕ぎとヒグマの恐怖が釣り師の行く手を阻む。この手強い自然のバリアがイトウを育んでいるのだろう。

1m先が見えない延々と続く藪漕ぎは、方向感覚を完全に奪い去る。
Be-Palレベルの知識や危機管理では絶対に駄目。危険な釣りだ・・・
久々に、僕の中で眠りこけていた、対自然サバイバルモードが起動しました。


【源流域。足跡はすべて野生動物のもの。川を一歩外れると鬱蒼とした藪が続く。】

この日は何箇所か源流域を見て歩き、どんな釣り場があるのか、そもそもイトウ釣りとはどういう釣りなのか、肝は何なのかと言うことを考える事に費やした。

源流域、ヒットなし。


7月1日(日)
この日も朝マヅメは中流を攻めるが、昨日のような劇的ヒットなし。(まあ、それが普通でしょう)

今日は帰る日なので、昼過ぎ位までしか出来ない。
昨日の源流域の中で、イトウが確認できた場所へ移動することにする。

今日もイトウは居た。
僕は昨日キャッチしているので、Iさん先行でキャストする。
イトウが反応する前に、ウグイが食ってしまう。これの繰り返し。

それでも、イトウのルアーに対する反応を見ていると、何となく好きなレンジやアクションが見えてきた。
僕の出した答えは、ショアラインシャイナーR40のフックを重いものに替え、スローシンキングに即席チューン。 流れの強さとルアーの沈降速度がマッチし、良い感じでルアーのドリフトやトゥイッチが効くようになった。
釣りになってきたと感じた。


【Megabass シルバーシャドウ74M、セルテート3000、ショアラインシャイナーR40。戦闘力の高い構成だ。】

この淵で終了し引き返そうという時、僕は思い切って遠くの流木の脇にピンポイントキャスト。
刹那、ヒット!

ウグイとは違うドンという手応え。
きわどいポイントなので、ロッドパワー全開で、間髪入れずに引っ張り出す。

イトウだ!

無事キャッチは55cm。
納得の一匹です。素直に嬉しいです。

フックを外し2、3枚写真を撮ってリリースすると、スルスルッと深みへ帰って行った。


【源流域で飛び出したイトウ。2匹目は55cm。素晴らしい!】

二日続けてイトウをキャッチできるなんて、シアワセ過ぎです。
足の裏にはマメが出来、膝はがくがく、体力は相当消耗しましたが、心は満ち満ちた。

今回の使用ロッドは、メガのシルバーシャドー74Mを一本だけ持ち込んだ。
遠投から接近戦までこれ一本で完璧にこなせます。
この手の釣りには最適でした。


【武装解除。泥だらけだ。心の隅々まで充足感に満たされた。】

モンゴルタイメン、北海道イトウと続いた「幻の魚」シリーズですが、僅か2年で目標を達成することが出来ました。
僕の釣り人生に於いて、またひとつ、大きな感動と実績を得る事が出来た。

ただただ感謝です。


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北へ飛びます

2012年06月29日 09時59分42秒 | 国内遠征
北海道へ行ってきます。

狙いはイトウ。

水温が上がらない事を祈りましょう。
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