晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

雛人形

2007-02-26 20:00:10 | Weblog
 私だけが無知だったのかも知れないが、雛人形に男雛を向かって右に置く「京雛」と、左に置く「東京雛」がある。(写真は、「東京雛」)

 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史③ 原田敬一著 岩波新書 2007年刊)の冒頭の記述に、「天子南面東立」という中国王朝以来の「伝統」では、「京雛」が正しいということだ。

 「東京雛」の誕生は、19世紀半ばに旧来の慣習をヨーロッパスタイルに変えたことと関係がある。天皇家も並び方を欧州風に変えた。小学校儀式の際、「ご真影」は南面させ、向かって左に天皇像、右に皇后像を置け、という指示が反映されている。

 先日の藤原紀香と陣内某の神戸生田神社前の会見で、2人の立ち位置が報道からの注文で、途中で陣内が左に変わった。

 

 この国の伝統とか文化とかにこだわりを持たれる「美しい国」づくりを進める方たちは、どちらに並べというのでしょうか。
 
 

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする