晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

バブルへGO

2007-02-10 17:54:24 | Weblog
 残業や同僚の親の通夜で、昨日まで帰宅が遅かった。

 札幌シネマフロンティアで、本日初日の「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」(馬場康夫監督)を観る。

 阿部寛、広末涼子、薬師丸ひろ子、劇団ひとりと無難な配役である。阿部寛は相変わらずエキセントリックなワンパターン演技だが、それはそれでいい。驚きは、広末涼子のスタイル、これで子どもを一人産んだのだろうかとういう位絞れた体。

 ストーリーは、薬師丸、広末親子が、国が800兆円もの借金を抱えてしまった2007年から、1990年にタイムスリップして、バブル経済の崩壊を食い止めようとするが、・・。

 バブル絶頂、狂乱の1990年、その後の長く暗いトンネルが今に至るも続くとは、当時の誰が想像できたであろうか。銀行が倒産するなんて誰も考えたことのない時代であった。

 脚本の発想には、意外性が感じられたが、残念ながら、経済社会を丁寧に説明するわけでもなく、思いっきり笑いをとるコメディでもなく、テーマが散漫で全体にしまりのない描写であった。パロディっぽい風俗描写による1990年と今の対比は、それなりにリアリティがあったが。

 それにしても、この国は「平成」(1989年)からあまりいいことがない。国の勢いを失い続けている。この先、どういう運命が待ち受けているかは、今を生きている我々にはわからない。17年後の2024年から、今がどういうように見えるだろうか。
コメント
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