残業が続き、昨夜は会社の元上司の退職送別会、いよいよわが社でも団塊世代の大量退職が始まりました。
さて、30数年間働いてきて、彼らは今何を思っているのでしょうか。
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自分は、精一杯働いただろうか。会社には充分貢献できただろうか。退職後も、仲間や上司、取引先、お客さんの記憶に残るだろうか。様々な思いがあるでしょう。
私も含めて、大変悲しく空しい思いになりますが、組織で働く限り、個人の名前が会社の歴史に残ることはほとんどないでしょう。また、この仕事は、この人にしかできないという仕事はありえないし、退職した翌日から誰かが同じように仕事をこなすことでしょう。
『戦争という仕事』(内山 節著 信濃毎日新聞社 2006年刊)で、内山氏は、現代における働くことの意味を問う中で、西欧の近代合理主義、利潤追求を動機とする資本主義、その世界的な展開であるグローバリゼーション、現在の地域共同体の崩壊状況などを批判する。
しかし、氏のオルタナティブの手がかりは、既にほとんど絶滅したこの国の伝統的な農村共同体にしかなく、歴史を高度経済成長前に戻さなければならない。氏の思考からは、歴史の進歩という視点が感じられない。
必要なのは、氏が批判しているグローバリゼーションなどの先に描かれるべき「新たな共同体」とそこでの労働イメージではないでしょうか。
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「能力に応じて働き、必要に応じて分配される」が具体化できる経済社会体制イメージを。
さて、30数年間働いてきて、彼らは今何を思っているのでしょうか。
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自分は、精一杯働いただろうか。会社には充分貢献できただろうか。退職後も、仲間や上司、取引先、お客さんの記憶に残るだろうか。様々な思いがあるでしょう。
私も含めて、大変悲しく空しい思いになりますが、組織で働く限り、個人の名前が会社の歴史に残ることはほとんどないでしょう。また、この仕事は、この人にしかできないという仕事はありえないし、退職した翌日から誰かが同じように仕事をこなすことでしょう。
『戦争という仕事』(内山 節著 信濃毎日新聞社 2006年刊)で、内山氏は、現代における働くことの意味を問う中で、西欧の近代合理主義、利潤追求を動機とする資本主義、その世界的な展開であるグローバリゼーション、現在の地域共同体の崩壊状況などを批判する。
しかし、氏のオルタナティブの手がかりは、既にほとんど絶滅したこの国の伝統的な農村共同体にしかなく、歴史を高度経済成長前に戻さなければならない。氏の思考からは、歴史の進歩という視点が感じられない。
必要なのは、氏が批判しているグローバリゼーションなどの先に描かれるべき「新たな共同体」とそこでの労働イメージではないでしょうか。
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「能力に応じて働き、必要に応じて分配される」が具体化できる経済社会体制イメージを。