漸く雪が本格的に降る中、山に行きたいとソワソワする日々を過ごしていますが、先日は大阪のAさんから、そして今日は青森県弘前市のYさんからのご依頼です。
いつもの源工房の作業台で今日も仕事です。トップシートにマスキングテープを貼ってから中心線等を描きます
スキーの長軸方向の中心線を描きます(専用治具を使用)。 ブーツセンターを描きます。これを基準にブーツの取り付けた状態にしてビンディングの位置を決めます。
冬山用の登山靴で滑ることのできる山スキーの取付け依頼といった、先日のAさんによく似たご依頼です。今回のビンディングは、あの名機Sirvletta404を最新の山スキー板に付けて欲しいとの事です。404は今まで何度も取付け実績が有るので何ともない。
我が家には山スキー板と、ビンディングの入った大きな段ボール箱には材料費と地元青森のリンゴやニンニクなどのお土産が入っていました。こういった温かい心遣いが嬉しく、同じ山屋さんとして頑張らなと気合が入ります。
各個体のビンディングのビス位置を測定したテンプレートは保管してあります。これに基づきビス中心位置を毛書きます。
先ずは針先ポンチの後でポンチング。中心線に確実に! 先行穴Φ1.5~Φ2.8~Φ3.6(本穴)をボール盤用い専用の刃を用い開けます
但しここで注意する事が、もちろんトゥーピースを確実に取り付ける事です。昔のビンディングはトゥーピースから伸びたヒールのビンディングの固定バーの中心がやはりスキーの長軸方向の中心線に正確に来ないといけない。(構造上トゥーのヒンジ部に若干の遊びの有るビンディングでもありますが)そしてヒール固定ピースの固定金具の前後方向と、ヒールリフターがキッチリ、トゥーピースから伸びたヒールのビンディングの固定バーのスィートスポットに来なければいけないので、その辺の位置関係を読み取り付ける必要が有ります。
ビスが1本無かったのでテレ用ビスを加工します。 グラインダーでビス頭径や首のところを削り、ビス長を削り、ネジをヤスリで鋭く磨きます。
仕上がった代用のビス。冷間加工により完成 穴もにビスを打つ際もいつもの様ビンディングが中心に来るよう狙い取付け
更に今回、ビンディングのトゥーピースのビス1本が欠品だったので、昔使っていたBD O1のビスの頭径をグラインダーで削って加工したりしてビスを作る必要が有りました。(強度はバッチリです)
トゥーピースのビンディングは完了です。この後はほぼ同じ手順でヒールピースを取付けます
(メーカー専用の穴開け取付け治具が有れば、何も考えずに取付けられますが、今は廃盤となったこのビンディングにはそのような便利なものが無いから計測、や経験からくる何らかにより取り付ける必要が有ります)
失敗は許されないので確実に取り付けなくてはなりません。
完成しました歴代の名機404に最新のATOMIC BACKLANDの板を組み合わせました。
ご依頼してくれる方々は、口伝に、そしてボクのブログを見て依頼される方が殆ど。そして、工程をブログにアップすることにより、依頼主の大事な道具がどうやって取り付けられているのかを見ることが出来る楽しさもあるのだという。だから、全身全霊で頑張らないと。
という事で、今回も正確確実、堅牢に取り付けることが出来ました。もし興味を持たれて方は過去の記録をご覧になってください。
いつもの源工房の作業台で今日も仕事です。トップシートにマスキングテープを貼ってから中心線等を描きます
スキーの長軸方向の中心線を描きます(専用治具を使用)。 ブーツセンターを描きます。これを基準にブーツの取り付けた状態にしてビンディングの位置を決めます。
冬山用の登山靴で滑ることのできる山スキーの取付け依頼といった、先日のAさんによく似たご依頼です。今回のビンディングは、あの名機Sirvletta404を最新の山スキー板に付けて欲しいとの事です。404は今まで何度も取付け実績が有るので何ともない。
我が家には山スキー板と、ビンディングの入った大きな段ボール箱には材料費と地元青森のリンゴやニンニクなどのお土産が入っていました。こういった温かい心遣いが嬉しく、同じ山屋さんとして頑張らなと気合が入ります。
各個体のビンディングのビス位置を測定したテンプレートは保管してあります。これに基づきビス中心位置を毛書きます。
先ずは針先ポンチの後でポンチング。中心線に確実に! 先行穴Φ1.5~Φ2.8~Φ3.6(本穴)をボール盤用い専用の刃を用い開けます
但しここで注意する事が、もちろんトゥーピースを確実に取り付ける事です。昔のビンディングはトゥーピースから伸びたヒールのビンディングの固定バーの中心がやはりスキーの長軸方向の中心線に正確に来ないといけない。(構造上トゥーのヒンジ部に若干の遊びの有るビンディングでもありますが)そしてヒール固定ピースの固定金具の前後方向と、ヒールリフターがキッチリ、トゥーピースから伸びたヒールのビンディングの固定バーのスィートスポットに来なければいけないので、その辺の位置関係を読み取り付ける必要が有ります。
ビスが1本無かったのでテレ用ビスを加工します。 グラインダーでビス頭径や首のところを削り、ビス長を削り、ネジをヤスリで鋭く磨きます。
仕上がった代用のビス。冷間加工により完成 穴もにビスを打つ際もいつもの様ビンディングが中心に来るよう狙い取付け
更に今回、ビンディングのトゥーピースのビス1本が欠品だったので、昔使っていたBD O1のビスの頭径をグラインダーで削って加工したりしてビスを作る必要が有りました。(強度はバッチリです)
トゥーピースのビンディングは完了です。この後はほぼ同じ手順でヒールピースを取付けます
(メーカー専用の穴開け取付け治具が有れば、何も考えずに取付けられますが、今は廃盤となったこのビンディングにはそのような便利なものが無いから計測、や経験からくる何らかにより取り付ける必要が有ります)
失敗は許されないので確実に取り付けなくてはなりません。
完成しました歴代の名機404に最新のATOMIC BACKLANDの板を組み合わせました。
ご依頼してくれる方々は、口伝に、そしてボクのブログを見て依頼される方が殆ど。そして、工程をブログにアップすることにより、依頼主の大事な道具がどうやって取り付けられているのかを見ることが出来る楽しさもあるのだという。だから、全身全霊で頑張らないと。
という事で、今回も正確確実、堅牢に取り付けることが出来ました。もし興味を持たれて方は過去の記録をご覧になってください。
その節は大変お世話になりました。
板の調子はこの上ないフィーリングを発揮しております。滑り出したその瞬間から最高のセッティングを実感しました。
雪山での機動性が格段とアップしました。
こうしてブログで施工過程を見る事が出来るのは面白いですね!同時に安心感もあります。ジルブレッタを熟知している方が中々居ない中、確実な取り付けをしていただき本当にありがとうございました。
早速の山でのインプレッションをお聞きでき、嬉しく思ひます。
色んな山スキーのビンディングを取付けてきたので、どんなものにも対応できます(^^♪(多分)
これからも、ビンディング等の取り付けやトラブルなど有りましたら是非!これからもお互い楽しい山行が出来るとイイですね!!連絡ありがとうございました