11.死腔を残すよりは縫合を加える。
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これは8.の「縫合を最小限にする」、と背反する。
しかし死腔は、そこに血液や漿液が溜まり、10.で避けるべきとされた血腫や漿液腫になるので、死腔ができないように縫合した方が望ましい、ということだ。
このあたり、実際の手術のときにどう判断するかが難しい。
以前、開腹手術創は皮下織を縫合しない方が感染しにくい、とする文献を紹介したが、私は今も開腹手術創の皮下織を縫合している。
9.のように止血を完全にし、10.のように閉創のときに傷が完全に止血されているなら皮下織を縫合しなくてもそこに血液や血餅が存在する死腔にならないかもと思うが・・・・・
現実には難しいだろうと思う。
だから、細い吸収糸で、ひろう組織が大きすぎないよう、締め付けすぎないように縫合する。
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奈良ではシカは天然記念物として保護されている。
しかし、あくまで野生動物なのだそうだ。
どうして増えすぎないのか、角による事故が多発しないのはなぜか、興味深い。
もう霜ですか、早いですね!
(春がゆっくりなぶん、季節がゆっきりきそうな錯覚…^^;)
でも、霜月ですね^^!
こちらはぼちぼち紅葉でしょうか、ナナカマドそろそろかもしれません。
一説によれば?空気も異物なそうですので排除には念を入れるべきなのだろうと思います。
立位けん部切開など放っておけば大変なことになりますね。
全頭実施しているのか知りませんが、奈良の鹿は角きりしている様です。
TVでちらりと見ましたが、人力で捕まえてましたよ(笑)
頭数のトレンドも面白いですね。
雄の割合は減っています。子は増えているようです。病気は増えています。
当の昔に飽和しているんではないですかね。
霜はかなり前から降りてますよ。だんだん、寒く、暗く、厳しくなります。その先には忙しい季節が・・・(涙)。
貪食作用をはじめ、免疫が働きにくい腔がない方が良い。ということなのでしょう。その点では大量の空気や腹水・胸水なども治癒を妨げるのでしょうね。
奈良のシカが爆発的に増えないのが不思議です。地域も広がっていかないように何か管理しているのでしょうか。
角も切るまで伸びているのですよ。永久除角してしまわない、しまえない、ところが保護と歴史なんでしょうか。