準備


今日は出社で何も出来なかったけれど、帰りにヨドバシアキバに立ち寄って買い物をした。
買ったのはリュックとS5Pro用の液晶に貼る保護フィルム。
D200用を買ったけれど、当然ピッタリだった。
S5Pro専用が無いことを考えても、やはり特殊なカメラなのだろう。
ま、D200用で兼用できるわけだから、どうでもいいのだけれど。
因みにS3Proは、液晶画面のない銀塩のF80がベースなので、専用保護フィルムがちゃんと存在する。

一方Really Right Stuffに注文した専用プレートは到着し、既にS5Proに取り付けてある。(これもD200用)
今回はある計画があって、カメラを縦位置にしても使える大きなL字型プレートにした。

というのも、S5Proはポートレート向きなのではと思い、将来Really Right Stuffのポートレート撮影用のストロボ固定工具(カタログを持っている人は意味がわかると思う)を付けることになるだろうと予測したためだ。
で、それが早くも欲しくなり、急いで追加注文した。
今度の日曜日にでも使ってみようと思ったのだ。

荷物は既に先方を出荷されているが、週末までに届きそうに無いので、とりあえず手持ちのパーツを組み合わせて応急で作ってみたら、使い勝手は悪いが、ほぼ同じようなものが出来た。
週末はそれで試してみるが、問題はモデルをどうするかだ(笑)

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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ダイナミックレンジ

S5Proは被写体の状況に応じてダイナミックレンジを後から変更することが出来る。
S5ProのスーパーCCDハニカム「SR Pro」は、受光面積が大きく高感度なS画素と、受光面積が小さくDレンジが広いR画素から成り立つが、そのうちS画素のみを使用する「100%」から、両方を最大限使用する「400%」までの間の6段階から自由に設定することが出来る。
400%では+2EVの余裕が生まれるという。
ただしこの変更が可能なのは、前に述べたフィルムシミュレーションは使用せず、スタンダードモードを選んだ時に限られる。


上が100%、下が400%。
アスファルトの地面のひなた部分の描写に大きな違いが出ている。
背景中央の白い建物の窓の辺りに見えなかったラインが見えるようになり、車のフロント部分の太陽の反射にも変化が出ている。



100%



400%

こちらも上が100%、下が400%。
橋脚の石の明るい部分の描写が一部向上し、左奥のグリーンの看板の白文字も浮かび上がる。
何よりも空の青みがよみがえるのが大きい。


100%


400%

常に最大の400%を選べばいいわけでもないそうで、Dレンジを広げた分メリハリが無くなるのかもしれない。
僕の場合は階調重視なので、Dレンジは広いほうがいい。
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離れ業


お彼岸だというのに出社。
お墓参りスペシャリストの僕が、お彼岸にお墓参りに行かないなんて、由々しき事態である。
何という罰当たりなことか・・・
そこで早朝に起床し、出社前にお墓参りを済ませるという、掟破りの離れ業をやってのけた。
まだ誰もいなかったよ(笑)

皆さんも御先祖様のお墓参りにはちゃんと行きましょうね!

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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夜明けまえ

恵比寿ガーデンプレイスの中にある東京都写真美術館に行った。
電車の中の広告で、江戸時代の終わりから明治にかけての日本の写真を集めた展示会が催されていることを知ったのだ。
「夜明けまえ」と題された写真展である。

僕はこの時代の写真の「自称コレクター」だ(笑)
何度かここで紹介しているので御存知の方も多いだろう。

写真技術の発明は日本最大の激動の時代である明治維新と重なる。
外部から新しいものを取り入れることが生来の才能ともいえる日本人が、この新しい技術に飛びつかないはずは無かった。
しかも海外の著名な画家が憧れるほど成熟した絵画の技法を、日本人は既に持っていた。
フレームの中に映像を納めるのは、日本人にとって朝飯前だったのである。

最初期の、「写真の技術を外国人から学び取る」試行錯誤の実験的時代を過ぎると、次はたちまちのうちに日本全国に「商売」としての写真館が出来、庶民にとっても写真は身近なものになっていった。
そういう時代の変遷を、この写真展で見ることが出来る。



なぜか日本ではこの時代の写真についてあまり知られていない。
地震や戦争で多くが失われたことも一因であろう。
今回の写真展は、まず関東地方を中心として各方面から集められた秘蔵の写真を展示している。
今後時間をかけて全国に展開していくようだ。

老若男女が大勢来館し、展示写真を食い入るように見ている姿を見ると、多くの人が関心を寄せていることがわかる。
当然であろう。
時代劇の中でしか見たことの無い世界が、眼前に真実の世界として展開するのだから。



この時代、早くも外国相手の商売に意欲を示した日本の写真家たちは、お土産用に手彩色の写真を大量に生産した。
それらは世界中にばら撒かれており、海外オークションにもかなりの点数がリストアップされている。
それら日下部金兵衛のような写真家の撮った写真は、今回は少数の展示とスライドの映写にとどまっている。
写真展に集められた写真は、当然個人の肖像写真が多いが、僕はどちらかというとこの海外のお土産用に撮られた写真の方が、来館者の興味を引くのではないかと思った。
当時の写真家たちの「思惑」が窺い知れるからだ。

毎日のように海外オークションでこれらの写真をチェックしているが、それがある種の「教育」になっているようで、スライドで映写されている写真の多くは知っているものだった。
これは日光の湯元温泉だな・・・これは宮ノ下の富士屋ホテル・・・これは祇園の町並み・・・これは大阪だろう・・・など(笑)
現在僕の手元にも結構な数の古写真があるが、御存知の通り僕はある目的を持って収集しているので、比較的近隣の場所の写真のみが収集の対象になる。
オークションで競り合う相手は、たいていの場合はヨーロッパの人で、日本人が出てくることは少ない。
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CAMERA RAW


PhotoshopがS5ProのRAWファイルに対応していると書いたが、2月19日にリリースされたアドビの最新版DNGコンバータ、カメラRAWのバージョン3.7では正式に対応しているとは謳っておらず、サポート対象カメラ一覧にもS5Proの名前は無い。
多分予備サポートというやつで、変換はするけれどプロファイルとテストは完了していない・・という状態だろう。
しかし今のところ問題なく変換できている。

当初はSILKYPIXでも買おうかと思っていたが、どうやらその必要はなさそうだ。

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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参考(D2Xです)


比較の為1枚D2Xの写真も載せておく。
以前ボツにした写真だ(笑)
もっともこれはレンズにハッセルのプラナーを使っているので、純粋にニコンの意図する写真とはいえない。

ボディでも画質が変わるし、レンズでも画質が変わるし、組み合わせによっても画質が変わる・・・
しかもけっこう大幅に変わるので、何が何だかわからなくなる(笑)

D2X + Carl Zeiss Planar 80mm F2.8 C T*
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修行中

S5Proはコントラストが強くなるので、それを抑えることを意識して加工しなけらばならない・・ようだ。
D2Xとまるで逆なのでかなり戸惑う。

微妙な調整をするとなると、やはりいいモニタが欲しくなる。
モニタやパソコンも含めてカメラの性能が成り立つ時代なのだろう。

S5Proは抜けの良いすっきりとした色が簡単に出るのだが、どこか平面的になる傾向を感じる。
一方D2Xは色が渋くて線が太いのだが、S5Proより柔らかさと立体感が出る。
クオリティもD2Xの方が高く感じられる。

S5Proに関してはまだ使いこなしが良くわからないので、実験段階と思って欲しい。
修行中である(笑)
案外今後評価が逆転するかもしれない。

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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これは楽しい。


だんだん調整に慣れてきた。
フィルムシミュレーションはsRGBとAdobeRGBのそれぞれに6パターンづつあるのだが、特に肌色で効果が明確に現れるようだ。
HS-V3は動作が遅くて、どこかを調整しても結果が表示されるのにタイムラグがあるのが辛いところだが、わかって使えば案外面白いソフトかもしれない。
S5Proはコントラストを強めに出す傾向があるので、それを抑える方向で調整するのがコツだろうか?
現在はレンズ補正やシャープネス、サイズダウン等を他のソフトに受け渡して行っている。

非常に面白い。
昨日撮った素材がいっぱいあるので、時間がいくらあっても足りない(笑)

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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対応


アレッ!
Photoshopの Camera RAW の書き換えをしたら、いきなりS5Proに対応したみたい。
早速現像してみた。
HS-V3とどっちを使おうかなあ・・・

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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燃費


今日は寒いわりに日差しが強くて、コントラストの激しい写真が多い。
仕上げ時にベルビア調を選ぶと、黒がつぶれて本当にリバーサルみたいになる(笑)
今のところHS-V3でRAW現像して、TIFFでPhotoshopかCaptureに渡して残りの処理をしている。

今日一日使ってみて、S5Proの悪いところもいろいろわかってきた(笑)
圧縮がきかないのでとにかく燃費が悪い。
4GBのコンパクトフラッシュの残量がみるみる無くなっていくので、途中からRAW+JPEGをやめて、RAWだけにした。

それでほんの数枚記録枚数が増えたが、書き込み時間は大差なく相変わらず遅い。
D2Xの時は、ここぞと思ったところで納得のいくまで何枚でも撮れたが、S5Proだと書き込みに時間がかかるので写真をすぐに確認できない。
しかも容量を食うから、コンパクトフラッシュの残量を気にして撮影枚数を減らさざるを得ない。

ただしDレンジが広いためか許容範囲が大きいようで、露出の失敗は少ない。
今のは行けたろう・・と勝手に判断して確認する回数を減らす。
バッテリーの減りも早いので、そういう意味でも確認は少なめにし、カメラの電源もすぐに切るようにする。
今日は7GBほど撮影したが、満タンだったバッテリーのインジケーターがふたつ減った。
一応予備バッテリーも持っていったが、使わないで済んだ。

コンパクトフラッシュは4GBは1枚しか持っていなくて、後は1GBばかりなのだが、これは本当にあっという間に使い切ってしまう。(撮れる枚数はフィルム1本分より少ない)
現在追加の4GBカードを注文中だが、容量的に1枚で普通のDVD1枚分になってしまうので、バックアップのことを考えると気が重い。

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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ハードな休日


二週間ぶりに休めた。
次の休みがいつ取れるかわからないので、せっかくの休みだが、朝から撮影に都内を歩き回った。

イヤー、凄い距離歩いた。
ちょっとしたハイキングだった(笑)

もちろんお供はS5Pro。
レンズは3本持って行ったけれど、肩が痛くてけっこう辛かった。
ニコンが通販で売っているショルダーバッグを買おうかと思っていたけれど、やっぱりリュックにすべきだと悟った。

歩きすぎて腰も痛くなったけれど、それは歳のせいか・・・

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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シミュレーション


元になる写真が悪くてあまり参考にならないかもしれない。
HS-V3のフィルムシミュレーション機能を使って、同じ写真をもとに色を変換してみた。

一番上がスタンダード。
中央がF3bフィルムシミュレーション。
下がF4ベルビア調

他にもシミュレーションの種類はあるのだが、とりあえず上記3種で比べてみる。
変換後Photoshopでシャープネスとコントラストを多少調整した。
(調整量はすべて統一)
ベルビア調が一番極端になるのがわかる。

本当はやはりポートレイトで比較してみたいところだ。
カメラ小僧になって撮影会にでも出かけるしかないか・・(笑)

ところでSilkypixは既にS5Proに対応していた。
他のソフトも時間の問題で対応するだろう。



STANDARD



F3b:FILM SIMULATION



F4:VELVIA調


S5Pro + Ai AF Nikkor 28mm F1.4D
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ベルビア調??


専用ソフトのHS-V3を買ってきたのでRAWで開いてみた。
sRGBのベルビア調というモードで現像し、TIFFでPhotoshopに渡して、わずかにシャープネスをかけた。
コントラストの強い演出感たっぷりの強烈な写真になるけれど、ホントにこれでいいの??(笑)
ベルビア調というモードを選ぶと(この写真だと)クッキリとなってかなり青みが強くなる。
他のモードだともう少し穏やかな結果になるが、いずれにしても最初からコントラストが強めに撮れる傾向があるようだ。

DELLのワークステーションで加工してみたが、ソフトの動きが遅くてまいった。
クリックしてから結果が出るまでにかなりの時間を要する。
CaptureやPhotoshopのようにスイスイとはいかない。
使い方が間違っているのかもしれないので、もう少し実験してみるが・・・

S5Pro + Ai AF Nikkor 28mm F1.4D
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試験中


フジのソフトHS-V3を買いに行く暇がないので、仕方なく某ネット通販会社に注文したら、一週間近く経っても送ってこない。
これなら週末にヨドバシに買いに行った方が早いので、キャンセルしてもらった。

やむなくJPEG画像で我慢しているが、たとえその専用ソフトがあったとしても、大した加工が出来るわけではない。
S3ProUVIRで使っていたHS-V2から進化したのかと思ったら、S5Proの現像に対応した程度で、機能的にはあまり変わっていないようだ。
実際、色だけそのソフトで処理して、あとの処理はTIFFファイルでPhotoshopに受け渡して加工する人が多という。
(色の加工はフィルムシュミレーションモードがあるので面白いかもしれない)
とにかくPhotoshopがS5ProのRAWに対応してくれないことには、RAW現像に専用ソフトを使うしかないのだ。

週末に時間が取れたら撮影に出かけようと思っているが、近所で少し撮影してみた印象(つまらない写真で申し訳ない)では、ニコンとあまりに色が違うので戸惑う。
必ずしも好きではない仕上がりで渡されて、しかも加工の自由度が少ないので、上手く使いこなせないのだ。
どのような画像に撮れるか想像がつかないので、何を撮るべきかも思いつかない。
ニコンのようにコッテリとした渋みがないので、うんとカラフルな被写体がいいのだろう。

いずれにしても少しずつトライするしかない。
我ながら適応能力が低いと思う(笑)

S5Pro + Ai AF Nikkor 28mm F1.4D
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感触


S5Proで撮影に行く暇がない。
というわけで、これは前回D2Xとツァイスの80mmで撮った写真の続き(笑)
ごめんなさい。

今までS5Proを使って気になったことを挙げてみる。

・バッテリーの消耗が異様に早い。

最初なのでいじくりまわしていたこともあるが、1GBのカード(30数枚しか撮れない)を使い終わる前にインジケーターがひとつ減ってしまった。
D2Xの電池が非常に良くもつ(RAWで数百枚撮れる)ので、ちょっとビックリ。
オリジナルであるD200はどうなのだろう?
ニコンは数秒で待機モードになりバッテリーを長持ちさせるノウハウを持っているようだが・・・

・書き込み速度が異様に遅い。

最高画質(RAW+JPEGのFINE、さらに画素数のL(4256×2848)を選んだ状態)で撮っていることも関係しているが、1枚撮るたびに書き込みランプが数秒間点灯し、その間は背面の液晶で画面確認が出来ない。
調子に乗って何枚か連写すると書き込み時間はさらに延び、しばらくの間何も出来なくなる。
撮った写真がすぐに確認できないのは、僕のように連写をしない者にとっても非常に不便。
ただしS3ProUVIRも同じだったので、慣れてはいる(笑)

・データ量が大きい。

上記の設定で撮影すると、1枚30MB以上にもなり、1GBのカードに32枚しか記録できない。
本当にあっという間に使い切ってしまうので、コンパクトフラッシュは4GB、それもハイスピードなものが基準になるだろう。

以上のことから、少々機動力に欠けるカメラといえるだろう。
その欠点を補って余りあるのが、このカメラならではの色であり、そこを生かした使い方をすべきだ。
当初肌の色の再現性の良さを生かして、結婚式やポートレイトに活躍するのではないかと思っていたのだが、その場合でも書き込みのかったるさは大きな欠点になる。

画質に関しては専用ソフトが届いてからだ。
買いに行く時間が取れないので、通販で頼んである。
PhotoshopがS5ProのRAWにまだ対応していないのには驚いた。
特殊な素子なので対応に時間がかかるのかもしれない。
いずれにしてもCaptureのように自由自在には出来ないだろうと想像している。

アクセサリー類に関しては、多分D200用のものが使用できるだろう。
近くReally Right Stuffに注文する予定。

このカメラ1台だけで行こうという人は少ないかもしれない。
いろいろな意味で特殊なカメラと言えるだろう。
総合的にみるとD200の方がカメラとしての完成度は高いと思う。
でもニコンには出せない色がこのカメラでは出る。
JPEGの画像を見ただけで、最初からほぼ完成品の状態で渡されるので、嬉しいような嬉しくないような・・・(笑)
この演出力は銀塩で得たノウハウなのだろう。

D2X + Carl Zeiss Planar 80mm F2.8 C T*
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