チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

球春到来

2009-02-26 04:03:21 | スポーツ観戦等
2月26日(木)

    寒明けてベースボールの便りあり   弁人


 「自由な時間が持てたら、沖縄とか宮崎とかにプロ野球のキャンプに行きたい」というのが夢なのです。今年は「やっぱり逗子に帰りたい」という気分に負けて、念願は来年に持ち越しとなりました。

 キャンプ情報と言っても、こちらはテレビもスポーツ紙もタイガース偏重で、カープの情報なんてひとかけらも登場しません。でも今年はWBCがあるので、スポーツニュースもそれなりに楽しみになっています。

 3月7日(土)に広島で、カープ対楽天のオープン戦があり、見に行こうかなと思っていましたが、4月の新球場のこけら落としを前にして、市民球場お別れムードで大盛況の模様という情報があってあきらめました。

 先日、マー君ファンの娘が「3月8日(日)に明石公園球場で、楽天対ベイスターズの試合があるよ」と話していました。駅に行ってみるとポスターが。
   

 「あれ、ちょっとまてよ。看板に偽りありだ」。マー君と岩隈投手が写真を飾っているけれど、二人とも「サムライジャパン」の代表選手。WBCの第1ラウンドが3月5日から始まるのだから、8日に明石に来るはずはないのです。それでも楽天好きの娘は「天気がよかったら、ぜひ行きたい」とチケットを購入しました。

 そんなやりとりをしているうちに、野球好きの虫がうずきはじめて、それではとばかり、昨日の日本対オーストラリア(練習試合)の切符を手に入れたのでした。
  

 ということで、行って来ました京セラドーム(旧大阪ドーム)。

 まずは、イチローをカメラに
   

 一昨日の先発はダルビッシュでしたが、昨日は松坂。どっちがよかったかなんて考えても意味はありません。とにかく、ドリームチームの選手たちをいっぺんに見られるだけで十分なのです。ちょっと入れ込みが過ぎますかな。でも二日間とも超満員だったのです。傍らの人が「オリックスのゲームではなかなか満員にならない」とあきれていました。

 一昨日投げたダルビッシュと岩隈がランニング
  

 マー君もいたいた
    

 さて、試合は相手が弱すぎて勝負としてはつまらない展開になりました。でも締まらなかったのは相手側で、日本チームは松坂の出来が今ひとつだったものの、2回途中からリリーフした6人の投手は完璧で、最終回に藤川が出した四球以外は一人もランナーを出さなかったような気がしますし、打線のほうもよくつながっていました。ということで、イチローを先頭にした選手たちの意気込みを目の当たりにして帰って来ました。

 ただ一人失点を許した松坂と、イチローの打席での独特のポーズ
  
     
   

    つわものの意気伝はれり春の宵   弁人


 それにしても、イチローの人気はすごいですね。試合前の練習から、彼の一挙手一投足に大歓声がおきていました。バッターボックスの中で構えた時のフラッシュのすさまじさもあきれるほどでした。と言いながら私も撮っている。
 あとは藤川球児。関西ということもあるかもしれませんが、9回のマウンドに向かう時はものすごい盛り上がりでした。観客はみんな、最後に球児が締めくくると思っているので、一方的なゲームにもかかわらず誰も帰りません。私も同じで、すっかり帰宅が遅くなってしまいました。

 試合前の球児クン
   


 話は変わりますが、野球好きで知られる正岡子規の俳句に

    球うける極秘は風の柳かな

という一句がありますが、まさにイチローのプレーぶりがダブります。すばらしい。


 それから、蛇足かもしれませんが、「サムライジャパン」という呼び方がちょっと不満です。「サムライ」は漢字では「侍」ですが、「候(さぶら)ふ」という語が元ですから、原義は「そばに控える、仕える」ということです。おそらく「武士」のイメージなのでしょうが、それなら「もののふ」という言い方のほうがいいのではと思ったりします。手許に詳しい辞書がありませんが、「もの」が「たましい・霊魂」を「ふ」が「夫」だったりするのではと考えたりします。

 それはともかく、WBCのあとには、すぐに甲子園が始まります。そのころにはプロ野球の開幕も迫っているし、心うきうきの季節になりました。



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