チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「箱根駅伝」- みんな速すぎて、敵いません

2020-01-06 08:28:36 | スポーツ観戦等
1月6日(月)

 国学院大学、最高の走りで「総合3位」という目標は達成したのですが、あまりにも超高速のレース展開で、夢に見た「往路優勝」には手が届きませんでした。

 花の2区。戸塚中継所まで
  1.5㎞地点の激走
  

 1区の藤木君が頑張り、トップと僅差で2区の土方君に繋いでくれて、その時点で、4強の東海大と青山学院は5秒差・13秒差とすぐ後ろから迫っていたものの、駒沢大とは50秒程、2区にスーパーマン相沢君が走る東洋大とは2分近くの差をつけていましたから、このまま上位で競り合って行けば、山上りの浦野君が楽々ゴールテープを切ってくれるだろうと、往路優勝の手応えをつかんだというより確信に近いものを感じていたんですがね。

 ところがですよ、私の予想では、トップで2区に入った創価大のムイル君が飛ばして、土方君を引っ張ってくれそうなので万全と思っていたのに、ムイル君、本来のスピードなく、東海・青学・早稲田が追いついてしまい、2区終盤は4人の先頭争いになりました。

 結局、この4人が青学・早稲田・東海・国学院の順で縦に並んで3区に入ったのですが、国学院の土方君、去年より30秒以上速い1時間7分19秒で走っているんです。タイムも上々、ほんとうに上出来だったんですけど、他の選手もみんな速かった。

 なんと、過去にケニアの留学生も届かなかった、史上初の1時間6分切りを果たしてしまった
  東洋大の相沢君
  

 まあ、東洋大は往路11位と沈んでしまったので、相沢君の圧巻の走りはさておき、その後、国学院は、3・4区の青木君・中西君も素晴らしい走り、5区山上りの浦野君も去年の区間新を10秒近く上回ったのに、そして、往路通算では、昨年の東洋大の大会新記録より3分42秒も速かったのに、なんと、その1分33秒前に青山学院がゴールしていました。まったく、超高速レース、敵いませんね。


   初夢に吾も箱根路駆け上り  弁人


 今回の記録ラッシュ。気候条件だけでなく、ナイキのシューズのおかげとか、オリンピックイヤーで士気が上がったからとか、いろいろ言われていますが、往路優勝を目指した国学院にとっては、いちばん選手が揃った年に、5人がこんなに素晴らしく走ったのに2位。残念というより、つい、巡り合わせが悪かったと思ってしまいます。

 ちなみに、国学院の
  今回の成績表を載せますと、
  

 10名中、区間新1人、学内新8人、ところが、区間1位は一人もいないのですから、いかに他大学の選手達も速かったかということを物語っています。
 例えば、浦野君が区間新で区間3位ということは、今回3人が区間新で走って、その3番目だったということになります。
 さらに、4区の中西君も同様なのですが、3区の青木君に至っては、区間5位なのに歴代6位の記録、彼より速く走ったことになる5人の中に前回までの選手は一人しかいないということです。その一人は、昨年この区間で区間新を出し、往路のテレビ解説席に座っていた青学卒の森田歩希君で、4区で言えば、前回までで中西君より速く走った選手が東洋大のスーパーマン相沢君という具合です。

 そんなこんなで、往路が終わった2日の夜は、「みんなこんなに速かったのに」と少々寝つきが悪かったのですが、3日の復路、選手層が薄く苦戦必死と思われた中で、副主将の茂原君がブレーキ気味だったものの、主力でない選手たちがしぶとく粘って、目標だった総合3位という結果を残してくれ、来年以降に向けて大きな収穫を残してくれたのも事実。
 土方・浦野・青木という三本柱が卒業してしまうという、その不安を払拭し、新しい期待感を抱かせてくれる復路の結果となりました。

 レース後の
  大手町での報告会
  

 チーム一丸、本当によくがんばりました。土方主将を始めとする4年生、お疲れさまでした。


   初春や悲喜こもごもの大手町  弁人



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