9月15日(木)
11日の日曜日。東京駅から朝一番の「はやぶさ」に乗って、新青森駅に到着。
改札を出ると、
「ねぶた」がお出迎え
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/bb/7126e7f1d08fa6b87031eef3642b94d7.jpg)
駅頭に出て、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/82/d0cc819cced2af705892595adc574f11.jpg)
予約していたレンタカーで、まずは、津軽半島の陸奥湾側を北上。
穏やかな陸奥湾
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/70/5b9a9b9908a9acf6b3a1e645cd65e9b2.jpg)
車なので一気に龍飛岬まで行きたいところでしたが、津軽半島も8月上旬の豪雨で道があちこち寸断されたままなのです。今回は外ヶ浜の蟹田駅の先から西に入り、山を越えて半島を横断することに。
十三湖が現れました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/23/0d3b8e7eab06cc511cf7967ed93dfc8e.jpg)
太宰治の「津軽」。彼自身が育ての親だと思っている「たけ」に会うために、津軽中里駅からバスに揺られて、ここから6~7㎞北の小泊の村へ向かう途中で眺めた十三湖の印象的な風景。
何十年も前から一度は行ってみたいと思っていたのですが、とうとう念願が叶いました。
秋の雲流れて静か十三湖 弁人
小泊へ向かう十三湖の北側の道を西へ進み、日本海側に出て、さっそく、これも念願だったしじみ料理のお店に。
十三湖といえば「しじみ」です。
まずは「しじみバター」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/41/4385f0ecc01dfcebbe32533255105a1e.jpg)
&「しじみラーメン」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b9/20e702e66140f1ab7de1f7914a698c66.jpg)
味はあっさりめですが、そんなことはどうでもよいのです。「十三湖でしじみラーメンを」という長年の夢が叶ったのですから。
ところで、肝心の「十三湖の風景」。
太宰によれば、
「人の肌の匂いがない」
「人間と全く無関係に生きている」
「『風景』の一歩手前のもの」
「少しも旅人と会話をしない」
「浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じ」
「ひっそりとしていて・・・なかなかひろい」
「人に捨てられた孤独の水たまりである」
「流れる雲も飛ぶ鳥の影も、湖の面には写らぬというような感じ」
とありますが、
いかがでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/78/1fb6de48ed2db5fb0551281148aea8cf.jpg)
人肌の匂いなくとも十三湖
秋の陽浴びてしじみはぐくむ 弁人
しじみの名産地ですから、この湖も宍道湖同様「汽水湖」です。つまり、陸地を挟んだ反対側は海ということになります。
カーナビの画面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/8e/2f5b32fa359e4920ea299335609b8ad1.jpg)
今回の旅で、最初で最後の日本海。
いやー、爽快
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/82/b119af048fcd352b2790144a7604ebf3.jpg)
さてと、ここまで来たら、本当は太宰も乗った津軽鉄道に乗りたいところです。でも、今回は時間の都合でレンタカー。せめて写真だけでもと、津軽中里駅へ向かうも、次の発車時間13時37分に間に合わないかもしれない。一か八か一駅先の深郷田駅へ急ぐと、なんとか間に合いました。
やって来ました。上りの一輌の車両。写真を撮るだけだったので関係ありませんが、
この駅は通過でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/2b/557e56301ce4f4cbd1b0c489593e53e3.jpg)
この「深郷田」駅、「ふかごうだ」と読むのかなと思っていたのですが、駅の表示がひらがな4文字だったので「ふごうだ」であってほしいと近づくと、なんと2文字目に濁音がありませんでした。これも難読の部類に入るのでしょうが、地名や駅名というのはなかなか興味深いですね。
時刻表を見ると、どうも、金木駅から一つ五所川原方面の駅ですれ違い交換があって、しばらく待っていれば下り列車が来るはずと、深郷田の三つ先の駅、桜で有名な芦野公園駅前に車を停めました。
無人駅なので
ホームにおじゃま
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/80/6ffcf772dcc8d18ae7ea2b96b04c3d78.jpg)
下り、「走れメロス」号
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/30/2cb9a8ab19e3078e95023ab7cf8ceef0.jpg)
この日、実はもう一ヶ所行きたいところがありまして。急いで青森に戻ることに。五所川原から浪岡インターへ向かい、東北道を少し走って15時少し前、
三内丸山遺跡に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/80/dac32e9f7f38882582a2b8bb6c5fa8b2.jpg)
入口もそうですが、それに続く「縄文時遊館」という施設、素晴らしく立派な建物でびっくりしました。
お出迎えは、縄文服がお似合いの
可愛い子どもでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/15/10832c69a191a3ac00528cd3a75efa6e.jpg)
展示も充実している「縄文時遊館」。その中ほどに遺跡に出られる通路がありまして、
広々とした遺跡公園に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/75/1f2e47cafba3d4bed22dcaa0bd261168.jpg)
六本柱建物跡と
大型竪穴式住居
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/6a/c73bbf759f90fe55f6478663346464c7.jpg)
掘立柱(高床式)建物跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ca/595dd9d1d1ff8272b49748bb82363233.jpg)
縄文人と陸奥の秋空ともにする 弁人
なかなか中身の濃かった北東北旅の一日目。この日の宿は黒石温泉郷の落合温泉です。
11日の日曜日。東京駅から朝一番の「はやぶさ」に乗って、新青森駅に到着。
改札を出ると、
「ねぶた」がお出迎え
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/bb/7126e7f1d08fa6b87031eef3642b94d7.jpg)
駅頭に出て、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/82/d0cc819cced2af705892595adc574f11.jpg)
予約していたレンタカーで、まずは、津軽半島の陸奥湾側を北上。
穏やかな陸奥湾
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/70/5b9a9b9908a9acf6b3a1e645cd65e9b2.jpg)
車なので一気に龍飛岬まで行きたいところでしたが、津軽半島も8月上旬の豪雨で道があちこち寸断されたままなのです。今回は外ヶ浜の蟹田駅の先から西に入り、山を越えて半島を横断することに。
十三湖が現れました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/23/0d3b8e7eab06cc511cf7967ed93dfc8e.jpg)
太宰治の「津軽」。彼自身が育ての親だと思っている「たけ」に会うために、津軽中里駅からバスに揺られて、ここから6~7㎞北の小泊の村へ向かう途中で眺めた十三湖の印象的な風景。
何十年も前から一度は行ってみたいと思っていたのですが、とうとう念願が叶いました。
秋の雲流れて静か十三湖 弁人
小泊へ向かう十三湖の北側の道を西へ進み、日本海側に出て、さっそく、これも念願だったしじみ料理のお店に。
十三湖といえば「しじみ」です。
まずは「しじみバター」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/41/4385f0ecc01dfcebbe32533255105a1e.jpg)
&「しじみラーメン」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b9/20e702e66140f1ab7de1f7914a698c66.jpg)
味はあっさりめですが、そんなことはどうでもよいのです。「十三湖でしじみラーメンを」という長年の夢が叶ったのですから。
ところで、肝心の「十三湖の風景」。
太宰によれば、
「人の肌の匂いがない」
「人間と全く無関係に生きている」
「『風景』の一歩手前のもの」
「少しも旅人と会話をしない」
「浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じ」
「ひっそりとしていて・・・なかなかひろい」
「人に捨てられた孤独の水たまりである」
「流れる雲も飛ぶ鳥の影も、湖の面には写らぬというような感じ」
とありますが、
いかがでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/78/1fb6de48ed2db5fb0551281148aea8cf.jpg)
人肌の匂いなくとも十三湖
秋の陽浴びてしじみはぐくむ 弁人
しじみの名産地ですから、この湖も宍道湖同様「汽水湖」です。つまり、陸地を挟んだ反対側は海ということになります。
カーナビの画面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/8e/2f5b32fa359e4920ea299335609b8ad1.jpg)
今回の旅で、最初で最後の日本海。
いやー、爽快
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/82/b119af048fcd352b2790144a7604ebf3.jpg)
さてと、ここまで来たら、本当は太宰も乗った津軽鉄道に乗りたいところです。でも、今回は時間の都合でレンタカー。せめて写真だけでもと、津軽中里駅へ向かうも、次の発車時間13時37分に間に合わないかもしれない。一か八か一駅先の深郷田駅へ急ぐと、なんとか間に合いました。
やって来ました。上りの一輌の車両。写真を撮るだけだったので関係ありませんが、
この駅は通過でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/2b/557e56301ce4f4cbd1b0c489593e53e3.jpg)
この「深郷田」駅、「ふかごうだ」と読むのかなと思っていたのですが、駅の表示がひらがな4文字だったので「ふごうだ」であってほしいと近づくと、なんと2文字目に濁音がありませんでした。これも難読の部類に入るのでしょうが、地名や駅名というのはなかなか興味深いですね。
時刻表を見ると、どうも、金木駅から一つ五所川原方面の駅ですれ違い交換があって、しばらく待っていれば下り列車が来るはずと、深郷田の三つ先の駅、桜で有名な芦野公園駅前に車を停めました。
無人駅なので
ホームにおじゃま
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/80/6ffcf772dcc8d18ae7ea2b96b04c3d78.jpg)
下り、「走れメロス」号
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/30/2cb9a8ab19e3078e95023ab7cf8ceef0.jpg)
この日、実はもう一ヶ所行きたいところがありまして。急いで青森に戻ることに。五所川原から浪岡インターへ向かい、東北道を少し走って15時少し前、
三内丸山遺跡に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/80/dac32e9f7f38882582a2b8bb6c5fa8b2.jpg)
入口もそうですが、それに続く「縄文時遊館」という施設、素晴らしく立派な建物でびっくりしました。
お出迎えは、縄文服がお似合いの
可愛い子どもでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/15/10832c69a191a3ac00528cd3a75efa6e.jpg)
展示も充実している「縄文時遊館」。その中ほどに遺跡に出られる通路がありまして、
広々とした遺跡公園に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/75/1f2e47cafba3d4bed22dcaa0bd261168.jpg)
六本柱建物跡と
大型竪穴式住居
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/6a/c73bbf759f90fe55f6478663346464c7.jpg)
掘立柱(高床式)建物跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ca/595dd9d1d1ff8272b49748bb82363233.jpg)
縄文人と陸奥の秋空ともにする 弁人
なかなか中身の濃かった北東北旅の一日目。この日の宿は黒石温泉郷の落合温泉です。