チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「おいでなして しもすわ」に誘われて(一日目)

2023-11-18 17:06:31 | 旅行
11月18日(土)

 昨日は雨風、今日は強風と荒れ模様の天候ですが、荒天になる前の15(水)・16(木)の二日間、信州は「諏訪の旅」を楽しんで来ました。

 今回は「その1(一日目)」の記事です。

 新宿から「あずさ」に乗って、
  下諏訪駅に到着
  

 国道20号を西へ少し進んで、斜め左の
  旧中山道に
  

 江戸の昔は湖畔の常夜灯だったという「大石灯籠」を眺めながら、諏訪大社春宮へ真っ直ぐに伸びる「大門通り」をてくてく。

 今は神様が「秋宮」のほうにいらっしゃるという話もありますが、とりあえず「春宮」を参拝。
  神楽殿の後ろにご本殿
  

 ところで、今回、下諏訪へやって来たのは、実は諏訪大社参拝が第一の目的ではなく、以前、春宮の近くにある禅寺「慈雲寺」の、苔むした参道とお庭を紹介した番組を目にして、「そのうち行きたい」と思っていたからなのです。

 「春宮」の大鳥居の前の道を東に進むこと数分。
  長い石段が、「やれやれ」
  

 石段を上ってすぐの所に、杉木立の中の
  苔むした参道
  

 初冬のひんやりとした空気の中の静寂感。なんとも言えません。

 苔の参道を抜けると、石仏が並んでいる境内に。本堂の前庭には「天桂松」という大きな松がご鎮座。本堂に参拝して左の書院のほうへ向かうと、

  枯山水のお庭
  

 奥のほう、本堂の後ろの紅葉もきれいなようなので、行ってみました。
  池泉庭園の紅葉
  


   鳥啼きて諏訪の名刹冬支度  弁人


 再び苔の参道を通って石段を下ると、そこは和田宿から来て下諏訪宿が目の前の「旧中山道」。

 風情溢れる
  旧街道を歩いて行くと
  

 もう一つ由緒ありげなお寺がありました。

 紅葉に彩られた
  浄土宗来迎寺
  
  

 門前からさらに街道を進んで、左に本陣の屋敷を見ながら歩くと、すぐ先に「右旧中山道、直進旧甲州街道」という案内があって、ここは二つの街道の合流地点というか、旧甲州街道の終着点ということになるのでしょうか。

  こんな標識が
   

 右に曲がらず、そのまま真っ直ぐ甲州街道に入ると、すぐに諏訪大社「秋宮」の前に出ます。

  参道の紅葉
  

 「春宮」同様、神楽殿の後ろに本殿があって、神楽殿にはここも出雲大社ふうの
  太いしめ縄が
  

 お諏訪さまですからね、
  「御柱」の写真も
   

 ずいぶん歩きました。この日のお宿は、先ほどの二街道合流地点にある「かめや」さんということで、少し早めの「ひとっ風呂」と思ったのですが、見上げると、空がやけに晴れ渡って、雲がほとんど消えています。
 急遽予定変更、2キロ先の湖畔の公園まで行ってみることにして、あと2㎞ほど歩きました。

 湖畔到着。でも、
  肝心な所に薄雲が
  

 ここは「関東の富士見百景」の一つに指定された場所で、湖のいちばん先の、山と山との間に富士山が見えるはずなのです。

  こんな具合に
  

 湖畔のベンチに小一時間ほど座って、高原の初冬の空気を味わいながら、

 もう一回、望遠レンズを向けると、
  見えますよね。やったぁ!
  


   諏訪湖より眺むる富士の雪仄か  弁人




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