閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

昨日の雲

2021-08-11 16:24:32 | 日々

背びれのある飛行機雲。

 

はばたく雲。

 

謎の直角雲。

 

強い風が雲をすっかり吹き払い、空をぴかぴかに磨いていったので、昨夜は満天の星だった。
家の周囲は木が多いので、空は広々とは見えないけれど、頭上には斜めに大きく天の川。南にはひときわ明るい木星。南西には、えーと、あれは何だっけ。さそり座?

天文はどちらかというと苦手分野で、スケールが大きすぎて頭がついていかない。子どもの頃、うちに星座と神話の本があり、それは好きで何度も何度も読んだので、星の並びと、季節と、方角と、それにまつわる物語は、ワンセットになって記憶の隅にある。
アンタレス。さそりの赤い心臓。
星座早見盤、買おうかな。

北アメリカ北西部の先住民族に伝わる昔話を読んでいると、星の話がとても多い。星は、ときには人の姿で地上に降りてきて、人間の娘たちと交流したりもする。
面白かったのは、天を持ち上げた話。むかし、天はとても低いところにあり、背の高い人は頭がぶつかるし、木に登るとうっかり天の世界に行ってしまうこともあった。それでは具合がわるいということで、部族の長たちが集まって相談し、長い柱をたくさん用意して、かけ声を合図に、みんなでいっせいに天を高く持ち上げた。
このとき、たまたま天に行っていて計画を知らなかった3人の猟師、連れていた犬、彼らが追っていた4頭のヘラジカ、2艘のカヌーと6人の漁師と魚、などが、そのまま天に取り残され、星座になったという。
(そもそも、なぜ天がそんなに低かったかというと、創造主が東から天と地を作り始めたのだが、西海岸につくころには飽きてしまい、最後はそのへんに適当に放り出していったらしい。全知全能の神ではないところがいいですよね)


カタバミ。

 

ゲンノショウコ。

 

イヌビワ。
ビワというよりイチジクに似ている。黒く熟した実は鳥が食べるので次々と消えていく。

 

エキナセア。

 

 

うつせみ。
抜け殻になってもしっかりくっついていて落ちないので、受験に落ちないお守りとも言われています。(ほんとかい)


本日のゲスト。

真夏の真昼、なぜか水辺でもない乾いた石の上にいたカエルさん。
サイズは4~5センチくらい。ヤマアカガエル、かな?
暑さでぼーっとしているのかと思ったら、そうでもなく、この直後、見事な三段跳びで逃げられました。

 

本日のクレ坊。

きょうもご機嫌。

 

トタン板の上の猫。
熱くないの?

 

あ…撮影禁止ですか。

 

本日の「いいね!」

Polar Bear Nora Plays In A Tub Of Ice

こおり白くま、いかがですか。オレゴン動物園。


おまけ。

「退職届を写経しました」

笑いました。

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ゴーヤなど

2021-08-09 17:34:49 | 日々

先日、今年はゴーヤが採れない、って書きましたら、さっそく自家製のを送ってくださった方が。
白いのや丸いの、他にもいろいろ。
「畑のモグラ」さん、ありがとうございます!

 

これはゴーヤではない、カラスウリ。
そういえばカラスウリの花も今年は遅い、ような。
逆に、ヒヨドリバナなど秋の花は早い、ような。

 

うつせみ。3メートルくらいの高いところ。

地表に出てから、どこまで登るかは、何によって決まるのだろう。セミの種類、天候、体力、それとも、単なる偶然?
鳥の巣づくりと同じで、少しでも安全な場所で羽化したいはずだから、ここでは落ち着かないと感じれば移動すると思う。セミの子の場合、上へ上へと登るしかない。いったん下りてやり直すという選択肢は、たぶんないような気がする。登りやすければ高いところまで行けるのかもしれない。たまたま選んだのが丈の低いものだったら、登りつめたところでタイムリミットを迎える。そんな感じでしょうか。
(だいたい昆虫は苦手だけど、いろいろと気にはなるのです。夜、家のあかりに来るセミは、なぜアブラゼミばかりなのか、とか…)

 

ときどき土砂降り、ときどき暴風。

 

つまらん。

 

雲はとても低い。何層にも重なっている。そして速い、速い。早送りのように西から東へぐんぐん流れる。ときおり破れ目から青空がのぞくけれど、空の大部分は暗灰色にべったりとおおわれている。
電話線にひっかかってぶらぶらしていた枯れ枝を、苦労してはずした。木の枝には、必ず分かれ目があり、逆さまに落下すれば必ずひっかかるようにできている。落ちそうな枯れ枝はまだあり、あとになればなるほど太くなって危ないが、あらかじめ伐っておくには高すぎるのだ。どれがどう落ちても、下には電線がある。どうか切れませんように。

 

本日の「いいね!」

コンセントの中の秘密基地

わー、すごい、こまかい!
もっと詳しく知りたい方は→こちら
(時節柄、展示の予定は変更もあると思うので、各自ご確認ください)

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猫の日

2021-08-08 17:17:28 | 日々

8月8日は「世界猫の日」だそうです。
といっても、特に何もありませんが、せっかくなので、未公開写真(たぶん?)を1枚。
16年前、生後約1か月の珊瑚(手前)と真鈴。体重430g。まだおめめがキトンブルー。

この前年からデジタルカメラを使い始めたので、画像がデータで残っている。それより前の写真はすべてプリントで、アルバムの中から探して、はがして(くっついてるのよ!)、スキャンしないと使えない。ああ、データってほんと楽だなあ。ネガからの全データ化というのも考えたことはあるけれど…なにしろ量が多く、なかなか実行に移せない。こういうことは「定年退職して暇になったらゆっくりやろう」と思っておられる方も多いでしょうが、あいにく我が家には定年ってものがありませんし。

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桃ジャム

2021-08-07 17:51:58 | 日々

白っぽい桃だけど、割ったら種のまわりが赤くて、煮るとびっくりするほどきれいな色になりました。
桃2個、砂糖30パーセント、レモン少し。
アカネちゃん、いつも美味しい桃ありがとう。

 

雲行き、ますます怪しい。
朝、まだ間に合うかと洗濯物を干したら、たちまち降ってきて、一日じゅう降ったりやんだり。

 

いまのうちに急いで咲いちゃえ。

 

 

うつせみ。おっとっと。この子は無事に飛んでいったかな。

 

本日の真鈴さん。

威嚇ではありません。あくびです。

 

失礼ねっ。

 

本日の「いいね!」

https://www.instagram.com/suganuma_photo/

「断面萌え」という言葉があるのか。
断面マニアの人は、何を見ても「切ったらどうなるか」「どうしたら美しく切れるか」と考えているらしい。面白い。
(リンクは菅沼靖幸さんのインスタグラム)

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雲行き

2021-08-06 17:01:51 | 日々

これは昨日の雲。
台風が近づいているせいか、いつもと違う動きをしている。

 

山の向こうに、夕焼け。

 

うつせみ。
なぜコレの写真が多いかというと、庭の地上30センチから50センチあたりでやたらと目につくからです。例年こんなに低かったっけ?

 

本日のコマ吉。

ゴハン待ちの定位置。

 

ぐで~。

 

トギトギの木。最初はつるつるした丸太だったが、表面にささくれができて、ちょうどいい具合になってきたところ。

 

夕方、外でくつろいでいるクレ兄ちゃんをかまっていたら、コマがやってきて、

 

すぐ真似する!

 

でも、じっとしていられないコマ吉。

 

しきりとアピールしております。

 

本日の「いいね!」

African Lions Enjoy Empty Box Enrichment

ライオンに箱をいっぱいあげてみた。コロラド州デンバー動物園。

 

 

 

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木陰

2021-08-05 16:10:29 | 日々

連日の「危険な暑さ」でも、木陰はすこし涼しいのでありがたい。
午後は4時をまわるのを待ってそろそろと外に出る、という「フォーオクロック」の閑猫。
エプロンのポケットにはさみを入れて、まず花壇に寄ってハゼランの花を見てから、日陰、日陰と選んで歩き、ブルーベリー20粒ほど、なす、ピーマン、青じそなどを採って帰ると、もうオシロイバナも咲いている。
ゴーヤーはスタートで失敗してしまい、ひょろひょろした細いつるが2本だけ。実がなるのはいつのことやら。しかたなくスーパーで1本買ってきたが、見た目はゴーヤーの形をしているけれど、炒めたらふにゃふにゃで全然力がない。違うんだなあ、やっぱり。今年はあきらめましょう。


朝は6時台なら、こんな涼し気なものも手に入る。

 

咲き終えたところを切り戻すと、長く咲いている桔梗。

 

桔梗の葉に、うつせみ。

 

アガパンサスにも。

(虫キライ姫ごめんね~)

 

キンミズヒキ。

 

クレ坊、おやつタイム。
よーく見ると、クレのむこうにちらっとのぞくコマ吉の背中にピントが合ってしまっている。コマを撮ることが多い(というより、コマが写る確率が高い)ので、カメラが気を利かせて茶トラに反応するのかも。

 

黒×黒は、難しいよね。
(えーと、そこ、いちおう、食卓、なんですが…)

 

本日の「いいね!」

観客席で編み物に熱中、水泳男子金メダリストの作品は・

 

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ハゼランなど

2021-08-03 11:47:21 | 日々

ハゼラン。熱帯アメリカ原産の外来植物。
手元の図鑑では、ハゼラン科ハゼラン属はこれ一種だけ。
午後3時ごろに開花するので、「三時花」とか「三時の花火」などと呼ばれる。

じつは前からこれが欲しかったのですが、園芸植物というよりは道端の雑草に近いので、どこにも売っておらず、どこかで見つけたらコッソリ種子を…と思いながら、うまく出会えずにいたのです。
それが、うちの花壇の端っこの、あまり手入れもしていないエリアを昨日ふと見たら、いつのまにか咲いていた! もらってきた建設残土に種子が混じっていたのでしょう。なんという偶然、そしてラッキー。

 



ランとつくけれど、蘭ではない。ハゼは、まるい実と花が混在しているのが、ぱちぱちはぜて咲いているように見えるから、だろうか。
この花、午後6時ごろにはもう閉じてしまう。

 

そして、もうひとつのラッキー。
ここに咲くといいなと思って種をまいていた玄関脇に、黄色の絞りのオシロイバナが、とうとう咲いたのですよ。うれしいなあ。
(ということは、やっぱり絞りの種子から絞りが咲くのかしら。それとも、これも偶然?)
オシロイバナは4時に咲くので、別名フォーオクロック。夏の夕方の楽しみがふえました。

 

このあたりも、ぽちぽちとにぎやかになりつつある。

 

名残のアジサイ。

 

 

 

サブトロピカル。こまかいクレープ加工のような雲。

 

本日のクレ坊。

こだわりの毛づくろい師が施術中。

 

きもちいいねー。
(このあと、真鈴がなめるのをやめたら、すかさずちょいちょいと手を出して、「もっと」と催促していました)

 

椅子とられました。

 

くうすう。
(他の子なら「ちょっとどいて~」と持ち上げて移動させてしまうけれど、クレちゃんがここで寝るのは珍しいので、起こしてはかわいそうだと遠慮してしまい、動かすことができない・笑)

 

野良猫っぽい。

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2021-08-02 16:21:46 | 日々

拾った羽。長さ約60ミリ。
軽くねじれるようなカーブあり。軸がうんと端に寄っている。
右の初列風切羽。シジュウカラかな。


ここんとこ、だそうです。(by 鳥の巣博士)

<追記>
一番上の羽の画像を見て、「ブランクーシだ」とM。
調べてみたら、たしかに! ルーマニア出身の彫刻家コンスタンティン・ブランクーシの「空間の鳥」という作品が、ちょうどこんな感じ。
鳥というものを抽象化していくと、たとえば「鳩サブレ」みたいな表現にもなるだろうけれど、ブランクーシ氏は、1本の羽のねじれたカーブに行き着いたのだな。

 

オオマツヨイグサ。朝6時ならまだ咲いている。
今年はひときわ背が高く、2メートル越すようなのもある。花はてっぺんにしか咲かない。周囲が込み合っているわけでもないのに、なぜここまで高くなるのか(ならなきゃいけないのか)…謎です。

 

 

今朝も、しまい忘れの月齢23。

 

この木の中にセミ何匹いる?

まどみちおさんの言葉遊びの中に「寝たセミをばかにするのかい」というのがあって、逆から読むと「……」(←各自やってみてください)となって、妙にシュールでおかしいのです。これ、回文とは違うし、何と呼べばいいんだろう。
セミがわんわんいっている木の下に立つと、なぜかいつもこのフレーズを思い出してしまう。セミって、夜中は鳴かないけれど、黙っているだけで、寝てはいない気がする。眠らない生き物というのは、なんとなく苦手だな。

 

そして、本日の(よく眠る)コマティキ。

いつもの階段上のスペース。ふと見たら…

 

寝てます! カワイイ顔して寝てます!

 

あ、起きちゃったか。

 

(このあと急いで階段おりてきた)

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サンゴロウ in 藤枝

2021-08-01 21:09:17 | サンゴロウ&テール

静岡県の「藤枝市郷土博物館・文学館」にて開催中の、<鈴木まもる 絵本と鳥の巣展>に、黒ねこサンゴロウの原画もすこしだけ出展されています。
カラー(カバーイラスト)3点と、モノクロ3点。
右端の1点は「未発表作品」とありますが、じつは20周年記念フェアのときの限定セットの特典ポストカード原画。三日月島サラの港のサンゴロウ(だと勝手に思っているんだけど、違うかな?)。
この絵はずっとうちの玄関にかけてあったのですが、急遽9月26日まで藤枝にいることになったので、かわりに今は10巻のカバー絵が玄関にいます。
こういう時期ですし、場所も場所なので、見にきてね、とは言いづらいんですけど、もしも行かれた方は、このコーナーにも目をとめていただけたら嬉しいです。
(手前に平置きの4点は「わたしおてつだいねこ」の原画です)

サンゴロウだけの小さな原画展を、どこか小さなギャラリーでやりたい、というのがわたしの長年の夢でしたが、生きているうちには実現しそうにないかなー。あと3年で30周年だけど?(笑)

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