萩の花。
ひとつだけだと、ぜんぜん萩らしく見えないなあ。
ベニバナノボロギク。
紅花・野・襤褸菊。
下向いているので、まだつぼみかと思うけれど、これが花。
キク科の植物は多い中、色が個性的なので間違えることがない。
「♪山には山の愁いあり 海には海の悲しみや・・」と
大昔の歌が口をついて出るのが、われながら不思議。
じつは歌詞はここまでしか知らないのですが。
「あざみの歌」は亡父の好きだった歌。といっても、
自分で歌ったり、レコードを聴いたりしていたわけではなく、
これが好きだと、一度言ったことがあるのを、わたしが記憶しているだけで、
その記憶もいまや非常にあいまいになりつつあり・・。
本物のあざみがどういう花か、父は知らなかったかもしれません。
秋の野には風情のある花だけれど、
このトゲトゲ、チクチクは半端でなく、とても摘むどころではない。
『クマのプーさん』ではロバのイーヨーの好物ということになっている。
本当にロバはこんなものを食べるのでしょうか。
信じられない。
アメリカセンダングサ。
じっとこちらを見つめている。
花はかわいい。花のうちは、ね。
ホトトギス。
この斑点が、鳥のホトトギスの胸の模様に似ているから、と。
昔の人の観察力には感心する。
胸の模様なんて、わたしは図鑑でしか知らない。
ホトトギスは、間近でじっくり眺められるような鳥ではないし、
渡り鳥だから、この花が咲く時期にはとっくに日本にいない。
置きみやげ、としての命名なのだろうか。
真っ赤な傘にオレンジ色の柄。
見るからに毒キノコっぽいですが、これが食べられるタマゴタケ。
この色と形で、どうしてタマゴかっていうと・・
卵から生まれるからです!(・・笑)
このあたりは山とはいっても暖地なので、
食用にするキノコは意外と少ない。
このタマゴタケと、ムラサキシメジをたまに見るくらい。
地元の人はあまり食べないかも。
焼いて、カボスとお醤油でいただきました。
(真っ赤な傘のキノコには、ベニテングタケという猛毒のもあるので、
見分け方を知らない人は絶対食べてはいけませんよ!)
本日のにゃんこ(?)
『ジャムくんのおてつだい』(鈴木まもる絵・偕成社1985年)より。
どうしてこんな古い絵本をひっぱり出してきたかというと、
例の「ケロミン」、なにか記憶にひっかかるものがあると思ったら、
このカエルのパペットだったのです。
これは実際にうちにあったもので、
(あ、この猫もうちのですが、メトロノームは、なかったですよ)
わたしは「カエルのカーミット」だと思っていたのですが、
あらためてこの絵を見ると、ちょっと違うような・・。
もちろん、このカーミット君は、お歌はうたえない子で・・
こういうふうに使うモノだったのね(笑)。