閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

嵐が丘

2012-10-24 16:56:44 | 日々

 庭の千草も 虫の音も
 枯れて寂しく なりにけり


ある日。
外では暴風が吹き荒れる中、DVDで「嵐が丘」をみる。
何度も映画化されているけれど、これは1992年作のもの。
ジュリエット・ビノシュって可愛いなあ。
でも、こういう古典は、読んだ人それぞれにイメージが
できてしまっているから、誰がどんなにがんばって映画化しても、
必ず「あ、違う」と思われてしまうだろう。
わたしとしては、レイフ・ファインズのヒースクリフは「あたり」だったけど、
ジョーゼフ爺さんとネリーさんが「違う」のでした。

別の日。
ちょっと必要があって(何の必要だ?・・笑)
ふだんは決して見ない類のTVドラマをみる。
ヒロインは学校の先生。しかし、どう見てもそれらしくは見えない。
いや、「らしくない」という役どころなのかもしれないけど、
(連続ものをその回だけ見たのでよくわかりませんが)
役づくりとか、役になりきるとか、リアルな演技とかは、
このようなドラマのヒロインには求められることがないのだろう。
主演女優が女優として出ているだけでみんな満足する。
むしろ、教頭とか同僚教師とかの脇役がうまくて、
ああいるよねーこういう先生!と笑ってしまう。

見る人は、そこに何を期待しているのか。
作り手側は、何をどう見せることが可能か。
非現実のデコレーションケーキに、隠し味としてのリアリティ。
それもまた「世界のつくりかた」のひとつだ。
ドラマを本と言い換えてもいい。
思わぬところで良い勉強ができる。

 

ところで、
昨日の「ねこじゃらしは食べられる!?」の件で
閑猫の実験レポートをお待ちの方へ。
「軽くあぶる」とき、うっかり直火にかざすとボッと燃えますので
くれぐれもご注意くださいませ。
(・・って、さては、やってみたな?)

 

おまけ・その1。

ジョン・ケージが好きなお友だちに、時鳥さん情報をシェア。

「ミュージサーカス」 


魚市場で、音楽あり、「ねぎま鍋」ありという・・
話を聞いても想像がつかない。
そういうものが多いほどこの世は楽しい。


おまけ・その2。

こちらは音夢鈴さんちからシェア。

「スポット」 (動画です。音が出ます)


どう説明したらいいかわからないくらい面白いっ!
おひまのある方は、ぜひ「怪獣のお医者さん」まで順にごらんくださいませ。

 


本日のムーンキャッチャー。

つかまえた・・つもり・・ですが。

 

 

そして、本日のにゃんこ。

みんなの好きなひなたぼっこの場所。

コメント
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