閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ホケキョ

2024-04-10 15:47:00 | 日々

朝ごはんを食べながら、たいてい窓の外を見ている。
冬の間は、ヤマガラやシジュウカラが餌台に来るのが真正面に見える。
いまは餌台がおふとん屋さんになっているので、せかせかと猫毛を集めてくわえていく様子が見える。
雨のあと、一斉に若葉がひらきはじめ、一晩で景色が変わった。ぼーっと見ていたら、小鳥が1羽、コナラの枝を伝ってやってきて、ちょうど目の前で止まった。
動きがカラ類と違う。スズメとも違う。飛んだときふわふわしていた。あまり翼が強くない、ほっそりした華奢な感じの鳥だ。
光の加減でちらっとオリーブグリーンが見えたので、メジロかな、と思ったら…

 

ホー、ホケキョ! と鳴きました。
え~、ウグイスさん!?

ウグイスは1年じゅうこのあたりにいて、春先から夏までずっと、ときにはうるさいくらいに鳴いているから、ここではありふれた鳥といえるけれど、姿を見ることはめったにない。
他の鳥のように見晴らしの良い高い枝でさえずることはせず、たいてい低木ややぶの中をせわしなく移動しながら鳴いている。
こんなオープンな場所で「ホケキョ」といってるウグイスなんて、ここに住んで以来初めてだ。
ほんとにウグイスだよね? と半信半疑のまま、大急ぎで2階にカメラをとりに行った。
充電器に置きっぱなしだったバッテリーをあわててセットし、大急ぎで戻る。きっともういないだろうなと、半分あきらめつつ見たら、まだ同じところにとまっていたので、またびっくり。
ほとんど場所を変えず、あっち向いたりこっち向いたり、なんと5分近くも鳴いていってくれた。
ここからは、下の池や畑、これから咲き始める八重桜、まわりの山、ずっと遠くの山まで見渡せる。雨のあとの、ようやく晴れた朝、ウグイスも気分がよかったのかもしれない。

小さい鳥なのに、よくあんな大きい声が出るもんだねえ…と、先日Mとも話していたのだった。
のどの羽毛をぷっとふくらませ、ホケキョのところでは尾をきゅっと動かし、全身を使って鳴いていることがわかった。
(鳥の場合、声帯ではなく、鳴管という器官で音を出す。共鳴して大きく響く仕組みになっているそうです)

 

さて、川のむこうの木のてっぺんで鳴いているのは、誰かな?

 

残念ながらこれ以上ズームできないけど…ホオジロ君だね。

先週だったか、夜遅くにお風呂に入っていたら、トラツグミが鳴いていた。この子もまず目撃はできないけれど、毎年この時期に声は聞くので、いることはわかる。
数日前から、ときどきオオルリっぽい声も。「いいじゃないのスウィートレイディ?」と。

 

山桜の若葉と、

 

コナラの若葉。

 

大量の桜の花びらが散り、地面が白っぽくなっている。
コマちゃんはどーこだ?

 

ココダヨ。

コメント
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