画家の松永禎郎さんが亡くなられました。
Mは学生のころから親しくおつきあいさせていただいて、
「Mちゃん」「よしろうさん」という間柄でした。
東京にいたときMが10年近くやっていた子どもの絵画教室は、
もともとは禎郎さんのお父様(日本画の松永光玉氏)が
主催されていたのを引き継いだのだそうです。
わたしは2、3度しかお目にかかりませんでしたが、
優しくて、面白くて、繊細で、おしゃれで、
ニットのモデルさんにしたいような素敵な方。
そして、とても細やかな気配りをされる方でした。
我が家で作る山栗の「栗ジャム」がたいそうお気に入りで、
あっというまに1瓶食べてしまったよ!と嬉しそうで、
しばらくは毎年作ってお送りしていたのだけれど、
猪が出て収穫量が減って、あまり作れなくなり・・
禎郎さんの絵が大好きでした。
1冊だけ、絵本を描いていただくことができて、
とても嬉しかったです。
ご冥福をお祈りいたします。
「かぜとわたし」竹下文子/文 松永禎郎/絵
フレーベル館 キンダーおはなしえほん1982年2月号
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