閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

聞きなし(キジバト)

2009-08-19 10:48:24 | 日々
「ビール もってこーい」

と聞こえるのは、わたしだけ?
キジバトさん、じつは見かけによらず…?(笑)

木管楽器のような柔らかい声。
おっとりしたリズムで繰り返し鳴いているのを聞くと、
いかにものどかな里山、という雰囲気です。
以前はよくいたのですが、最近少なくなりました。
近所にカラスが増えたせいではないかとMは言っています。

「オードリー・ヘップバーン」

と聞く人もいるそうです。
なるほど。
5音のうち、2音めが低いことと、3音めと4音めが
「付点8分音符」+「16分音符」になっているのが特徴。


何種類かの鳥のさえずりを、音符で楽譜にしたものを、
どこかで見かけたことがあるのですが、
あれはかなり難しいのではないでしょうか。
うんと耳のいい人だったら、およその近似値のようなものを
書きとめ、さらに楽器で再現するのも可能かもしれないけれど、
ドレミファの隙間で、何分の何拍子では括れないリズムで、
本物の鳥は鳴いていると思います。

ベーレントという人の書いた『ナーダ・ブラフマー』という本に、
植物はバッハのプレリュードを好むが、
ラビ・シャンカルのシタールはもっと好きだ、
というような実験の話が出てきますが、
(ロックは嫌いで、必死に逃げていくそうです)
境目があいまいでゆるやかなインド音楽のほうが、
自然の中の音により近いのかもしれません。
(ロックは…う~ん、地震とか土砂崩れとか…?)

この本には、蛍石やトパーズといった「結晶」を
「音階」であらわす試みも紹介されていて、興味をひかれるのですが、
全体にスピリチュアルというのか、わりと難解な本なので、
10年たっても拾い読みしかできてない…(笑)
コメント
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