閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

晴れへの扉

2007-07-07 14:03:47 | 日々

朝から雨降り。
窓をあけるたびに、猫が出ようとしては足をひっこめ、
「えー、ここも降ってる。なんで?」と、
非難がましい目でこっちを見る。
そんなこと、わたしに文句言われても。
ハインラインの『夏への扉』じゃあるまいし。
まあまあ、やまない雨っていうのはないから。

この季節、猫の抜け毛もピーク。
階段のすみにたまるのだけでも、こまめに集めたら、
あっというまに猫1ぴきくらいできるんじゃないか。
タオルケットにも座布団にもブラシをかける。
そばに来た猫は有無を言わさずつかまえて
ブラシをかける。
ブラッシング好きなのは、すももと真鈴。
お茶々はご機嫌次第。
珊瑚はブラシ嫌い、すぐ逃げる。
冬物をいっぺんに脱ぐということができないから、
不便だなあ、猫は。


山のあちこちでネムノキの花が咲いている。
高く伸びず斜めにひろがる独特の樹形に、
羽のようなレースのようなこまかい葉っぱ。
その上にふわふわとピンクの糸状の花。
子どものころ母の作るお寿司に必ずのっていた
甘いピンクの「桜でんぶ」を思い出す。
この木は、春に新芽が出るのが一番遅く、
枯れたかと思う頃にようやく起き出してきて、
秋にはまた早々と散ってしまう。
おねぼうさんの、ねむたがりやのネムノキ。
これが咲く頃から、せみの声もにぎやかになります。

コメント
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