閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

プリンタとスキャナ

2007-06-18 15:01:29 | 日々

どっちも半分ずつ壊れているのです。
プリンタは6色のうち2色が出ない。
つまりモノクロ原稿しか印刷できない。
スキャナは写真とフィルムのスキャンに致命的な問題あり。

完全に壊れたわけではなく、
どっちもまだ「半分は使える」…
というのが逆に悩みの種なので。

このプリンタ君は3代目。
パソのおまけについてきた初代は紙詰まりで苦労しました。
2代目はインクが近所で売ってなくて手間でした。
3代目は良く働いて文句なしだったけど、
それを買ったときのお値段で、いまやスキャナもついた
もっと性能のいい複合機があっさり買えてしまう、らしい。


わたしは自分が生まれる前につくられた電気アイロンを
母から引き継いで、かなり長いこと使っていました。
木箱に入っていて、ちょっとアールデコっぽいデザインで、
鉄アレイみたいに重たいやつです。
重さでしわが伸びるのだと信じていました。

ある日、プラグから火花が飛んで、
身の危険を感じたので使うのをやめましたが、
記憶にあるかぎり、あれがいちばん長もちした電器製品。
単純な構造とはいえ、30年以上現役だったのです。
新しいのを買ったら、ほとんどプラスティック製で、
え、これでアイロン?と思うくらい軽くてびっくりでした。


プリンタもスキャナも、まだ3~4年しか使っていない。
でも修理するより新調したほうが安いし早い、と誰もが言う。
ゴミになっちゃうんだ。悲しいなあ。
もうこれだけ便利になったんだから、
このへんで新製品の開発はちょっとお休みして、
30年とは言わないけど10年くらいは普通に使えるように
作ってくれるメーカーがあればいいのに。
William Gibsonの小説に出てくる「Sandbenders」なんて
あこがれちゃうけどなあ。

コメント
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