弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

登録査定後の名義変更

2006-02-03 00:07:03 | 知的財産権
2社共願で意匠登録出願をして、登録査定を受けたので第1年の年金を納付し、各出願人に連絡をしました。そうしたら年金納付後3日目に、そのうちの1社から「権利を放棄したい」と連絡がありました。残りの1社は単独でも権利を維持する意思があったので、「それでは共願から単願に変更だ」ということになります。
ところで、登録査定から実際の登録までの間に名義変更する場合、それは「出願人名義変更」か「移転登録」かという問題に遭遇します。
そこで、特許庁に問い合わせてみました。
その結果、「年金納付すると自動的に登録される。年金納付から2日程度であれば、その流れを止めることができる。ただし3日目となると、もう自動登録が流れ始めているので止めることができない」ということでした。
結論として、出願人名義変更ができるタイミングではなくなったので、登録証が送られてくるのを待ち、その段階で移転登録を行うこととなりました。
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