湿度はぐんと下がって50%前後、西よりの風が心地良くなんとも爽やかな朝だった。
雨雲が分解消滅した北東北は、久々の青空の広がりを見せた。
予報欄を見るとこの後1週間、晴れマークがきっちりと並んでいる。
諦めきれぬまま梅雨空の下で夏が終わることを覚悟した矢先、やっと晴天域が巡ってきた。
しかし北の有望河川は本日も高水赤濁り。
解禁直後から40日近くにも及んだ濁流、高水、低水温、日照不足、垢着き不良は思いの他「みちのく純情アユ」たちの体力を奪ってしまったらしい。
度重なる大自然の試練に耐え抜いてきたアユたちも、ここに来てついに堪えきれず次々に倒れ落ちていった。
それでもこのまま照り込めば、残った小アユを中心にある程度の復活はみられるのかも知れない。
しかし北のアユは成熟が早く、そろそろ腹が入り始める個体も現れる季節。
もはや爆発的に釣況が回復することは考えられないのだ。
終盤戦、これまでの不調を何処まで挽回できるか。
一度は折れてしまった心に、再び気合を入れ直して明日から・・・・・。