天候は下り坂、山頂付近だけを隠していた雪雲が徐々に里へと降りてきた。
今夜にはまた一荒れ来るのだろうか・・・。
小さな用事で街に出てみた。
一頃不景気風に埋もれていた街は、年末商戦が始まったことで幾分活気を取り戻した感がある。
それにしてもクリスマスソングが流れるこの雰囲気は、幾つになってもたまらなく郷愁を誘うものだ。
古き良き時代の夜の街と当時の仲間たちの顔が、オラの頭の中を去来した。
今年のカレンダーも瞬く間に残り1枚となってしまった。
このところ時の流れが異常に早く感じられてしかたがない。