爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

15-10-20 枯葉釣法アユ編・6

2015年10月20日 | 枯葉釣法

<枯葉族は休日明けを狙え>

休日には大勢の釣り人に追い回され踏み荒され、追い気あるアユはすっかりいなくなったA級ポイント。
そこの魚影が薄くなったのとは対照的に、休日明けのヘチや超浅場にはかなりの野アユが定位している。
前日の釣り人が多ければ多いほど、休日明けの爺つぁま御用達ポイントは、野アユがたっぷりと充填されているのである。
毎日が日曜日の我ら枯葉族なら、これを見逃す手はない訳で・・・、ぜひ喧騒の後の浅場に立ってみることをお薦めする次第。

<オトリが替わるまでは・・・>

アユ釣りは循環の釣り、先ずは最初の1匹を獲らないことには循環が始まらない。
その日購入したものが元気オトリであればそのままカミ泳がせ、弱いオトリであれば背バリを打つなどして引き泳がせ、何れにしても爺つぁまポイントの中の最高のスポットをダイレクトに狙うことである。
オトリ獲りのために踏み込んで野アユを散らしてしまっても、数分で元に戻るから心配はいらない。
オトリが替わったら、いよいよ本来のカミ泳がせを開始する位置に戻ること。


<野アユの習性に基づく釣りを心がける>

  • 野アユを目視できなくても川中のすべてがポイントであると思うこと。 渇水時に露出した底石の間、流れが途切れるチャラ瀬の尻、背ビレが出るほどの浅場、小石底で掴みどころのない広いチャラ瀬などが時として宝の山になる。
  • 根掛かりはずしなどで漕いでしまったポイントでも、そこが野アユにとっての魅力のエリアであれば、一旦散らしてしまっても数分もすれば確実に戻ってくる。
    釣れ盛っているポイント付近を他人に漕がれたとしても、目くじらを立てる必要など全くない。
  • 渇水傾向が続くと野アユは群れを作って徘徊するようになる。
    そんな時、カガミに群れる野アユを追いかけ回すような釣りは全く通用しない。
    群れから分派した野アユが必ず着いているものと信じ、その近くに存在する瀬頭や波立ちを攻めることが肝要。
  • 釣り人側から野アユが見えている位置では野アユ側からも確実に見られている。  したがってカガミやチャラ瀬など野アユの視界に入る立ち位置では釣りにならない。  枯葉釣法は釣り人よりもカミのスポットでしか成立しない。

<実釣において特に注意すべきこと>

  • カミ泳がせにおいて1ヶ所に不用意にオトリを止めおいたり、弱いオトリでは根掛かりし易い。  水中をイメージしながら常に竿先でオトリの状態を感じておくこと。  根掛かりと解らぬままいつまで待っていてもアユはかからない。
  • 竿先を動かして根掛かりをはずした場合には必ずサカサ鈎が外れているものと思うこと。  ただちに回収して点検すること。
  • オトリがヨレて流れに負けそうになっている場合、殆どがサカサ鈎の外れである。  サカサ鈎外れはいつまで泳がせてもアユはかからない。
  • 竿いっぱい(仰角30度ぐらい)まで遡らせたオトリは引き戻して改めて足元から遡らせる。  一度調教したオトリなら3回ぐらいは平気で遡る。
  • アタリは明確なものばかりではない。  時として野アユが掛かっていても目印に現れない場合がある。  おかしいと思ったら竿先で軽く聞いてみること。
  • オトリは野アユを1匹掛けるごとに必ず取り換えること。

とまぁ、こんな塩梅がオラのアユ釣りなのだが、アユの生態や釣法に関して誤った認識や考え方があったかもしれない。  しかしこの内容でオラ自身は満足な釣行ができているだけに、齢70を超えても若者に負けたくないと思われるご同輩には、ぜひ参考にしていただきたいと思う次第である。 

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15-10-19 枯葉釣法アユ編・5

2015年10月19日 | 枯葉釣法

上流にはアユ釣り3年目の婿殿のオトリ、如何にも野アユがシマを張っていそうな同じそのスポットへオラは下流からカミ飛ばし。
悪ふざけで泳がせたそのオトリにたちまち反応してくる縄張りアユ、目を見張る婿殿の前でオラは立て続けに幾つかを掛けてみせた。
動きのないオトリと激しく尾ビレを振って侵入してゆくオトリ、どちらに軍配が上がるかは言うまでもなく、雲泥の差があることを見せつけた例である。

解禁日や暫く竿の入っていないサラ場ならともかく、人気河川の見た目のいいポイントは全て釣り荒れている。  
雄物川水系桧木内川、アユ釣りが終盤戦に入っている9月のある月曜日の朝。
何処が釣れますかと聞いてくる他県ナンバーのご同輩に、今日の好ポイントとその釣り方を懇切丁寧にご案内申し上げたにも拘らず、最もサカナが着いているはずの「手前の浅場」はひと流ししただけでたちまち見栄えのいい沖のザラ瀬へと漕ぎ渡ってしまった。
結果は散々、一日中エリア内を歩き回ったが片手にも満たなかったらしい。

同じ日、我らが仲間紅一点は、水深15センチにも満たない小石底で2桁釣果。
遠目に見る彼女はオラが心配になるほど動かない静の釣り、移動距離は僅かに5mと、それはまさしく典型的な「枯葉釣法」であった。

オラの説明に一旦は納得しても、いざ入川してみれば先入観を拭いきれず沖のポイントが魅力的に映るのは自然の成り行き。
しかしオラたちはもう立派な爺つぁま、その浅場が如何につまらなく映っても、そこをぐっと堪えて「枯葉釣法」に専念することが、どんどん老いて行くこの先も釣果を落とさない唯一の手段である。
と言う訳で、次回は何を語ったら・・・。

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15-10-18 枯葉釣法アユ編・4

2015年10月18日 | 枯葉釣法

何年か前の8月、渇水気味のみちのく某河川。
連日の釣り人の多さにさすがに釣り荒れが酷く、見栄えの良いA級ポイントの魚影は誠に希薄であった。
そんな時、オラだけは皆とは逆方向に竿を出し、ヘチに露出した底石の間をちまちまと泳がせていた。
その頃は流れに立ち込みヘチを向き、オトリが背ビレを出しそうなピチャピチャ流れを狙っている釣り人を見かけることはなかった。
その日のオラは作戦が見事に当たって、全く調子の出ない釣友を尻目に入れ掛かりを演じたのであった。

巷によく聞くリセットと言う言葉、アユ釣りにおいては釣り荒れ(場荒れ)のポイントが一時的増水などの後に再び蘇る状態を言う。
そこが何日後かには必ずリセットする川だとすれば、場荒れしているその期間、野アユたちはいったい何処にいるのだろうかと疑問に思ったことはないだろうか。
週末などの喧騒の中にあった戦々恐々の野アユたちは、そのA 級ポイントを捨てて人目につかない何処かに避難しているはずである。
その避難先の一つが、通常は見逃されがちのヘチであり、超チャラ瀬なのではないかと思うのは間違いではない。
とすれば、そのスポットを上手く直撃することで数を獲ることができるはずだ。
「枯葉釣法」はそんな発想から生まれた爺つぁま御用達の友釣りなのである。

次は具体例を掲げながらのイメージトレーニングを・・・と言うお話は明日のココロってかぁ・・・。

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15-10-17 枯葉釣法アユ編・3

2015年10月17日 | 枯葉釣法

寄る年波には勝てず、ある時を境に危険を伴う荒瀬や深場のチカラ技をきっぱりと諦めた。
それでもアユ釣りへの思慕も意欲も衰えることはなく、安全安心のポイントと優しく無理のない釣り方を求めての日々は続いた。
安全安心のポイントとはヘチやチャラ瀬などの浅場であり、優しく無理のない釣り方とは泳がせ釣りである。
枯葉釣法は特別なものではなく、長い経験で培った勘を最大限に働かせてポイントを探りだし、丁寧かつ繊細な泳がせテクニックを以て野アユを絡め獲る釣りである。
即ちこれまで見過ごしていた浅場のスポットから宝の山を見つけだし、静の釣りたる「泳がせ釣り」を以て若手に肉薄する釣果を叩き出そうと言う、老い先短い爺つぁまアユ師の最後のあがきなのである。

<仕掛け>

  • 仕掛け全長: ハナカンまでが竿尻+10~15センチが操作性がいい。 
  • 天井糸: PE0.3号4.5mで調整シロ15センチほどで水中イトとのジョイントに撚り戻しは不要。
  • 水中イト: 両端をチチワにして3.5m、色で号数判別できる目印を4個結ぶ。
  • 中ハリス: ハナカン移動またはサカサ鈎移動のノーマル仕掛け。
  • 3本イカリ鈎: ハリス長を尾ビレ+1センチを標準とし、野アユの活性度合いで調整。

<カミ泳がせ>

  • オトリを上流に向けて足元から放ってみる(意外に楽な直上泳がせ)。
  • 元気オトリならそのままカミに向かって泳ぎだすが、通常は立て竿の状態から水中イトの重さ分だけのオバセを与えたり、竿先でほんの僅かの負荷を加えて泳ぎだす手助けをする。
  • 一度オトリが動き出したら、目印を水中に出し入れしてオバセ量を加減してみたり、竿先を僅かにスイング(煽り)させてリズムよくオトリを泳がせ続ける。
  • 竿先を連続的にリズムよくスイングさせることで、常にオトリの状態が把握できるようになることが大切。
  • 連続的にオトリのコントロールをすることで、釣り人との間に一体感が生まれ、水中がイメージできるようになれば、もういつ野アユが掛かってもおかしくない。
  • 当初行先はオトリ任せ(通称泳がれ釣りとも言うが・・・)でいい。 釣行を重ねるうちに自然に方向づけもできるようになる。
  • 竿の仰角60度(オトリ到達位置は竿全長程度)で、狙いのスポットを通過できるような立ち位置であればベスト。 
  • カミ泳がせの上限は竿の仰角45度(オトリ到達位置は竿全長の1.4倍程度)まで、この位置でオトリにブレーキがかかる訳だが、この時のオトリの動きが野アユへの誘いになる場合が多い。
  • 立ち位置を変えずに、あらゆる方向にオトリを泳がしてみると、この釣りの守備範囲が瀬の引き釣りに比して如何に広いかが納得できる。  即ち動きの鈍った爺つぁまアユ師にはうってつけの釣りスタイルであることが判る。

と言うことで上手下手はあっても誰にでもできるカミ泳がせ。
この釣りのキモはヘンに川の中を漕ぎ回らず1本の杭になって、オトリに無用な負荷を与えることなく、根気よく丁寧なコントロールに終始することだけである。
さて上手に泳がせることができても肝心の野アユが居なければ友釣りは成り立たない。
次回はA級ポイントを若手に譲った後の爺つぁまアユ師が次に狙うポイントを考える訳だが・・・、その考察は明日の宝の山のココロだぁ。

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15-10-16 枯葉釣法アユ編・2

2015年10月16日 | 枯葉釣法

<枯葉釣法に特化した道具立て>

竿:  8mが最も使いやすい。  20㎝前後の数釣りに適した自重190g程度と24㎝ぐらいまでなら引き抜きができる自重200g程度のものを2本揃えたい。  殆どの場合オトリの泳力に頼る釣りだけに感度の良否を含め高性能竿は全く必要としない。  メーカーに拘らなければ何れも実売価格10万以下で入手できるのが年金生活者には何よりもありがたい訳で・・・。

ライン:  水中イトに高価なメタルや複合は必要とせず、フロロ0.15~0.3を各サイズ揃える。  何しろ1仕掛けが120~130円で済むだけにどんどん張り替えることができるのが魅力。  なお空中イトにはPE0.3、中ハリスにはフロロ0.6~0.8を使用すること。

ハナカン:  ワンタッチのボックス入りの徳用品、5.5、6、6.5号の3サイズがあれば16~24センチまでの対応ができる。

目印:  水切れがよく適度の締まりがあるもの。  見栄を張らずにでっかく着けて加齢黄班変性でも見失わない目印にすること。  オーナーのスプール巻プロ目印(黄緑、白、桃色など)が使いやすい。

鈎:  軽さ優先で3本イカリを推奨する。  大会出場などがない限り鈎の形状を云々する必要はなく注意すべきは鈎先の傷みだけ。  オラはここ数年D社フックKの6、6.5、7号だけで1シーズンを過ごしている。

サカサ鈎:  衰えた視力でも視認性のいい商品、G社の白色のものが使いやすい。

背鈎:  殆ど使用する場面はないはずだが、着脱容易なものを準備しておくに越したことはない。

とまぁこんな感じで道具を揃える訳だが、次回からは実釣イメージトレーニング。
よれよれの爺つぁまアユ師が、一般アユ師に負けない釣果を上げるための思索とは、明日のココロってかぁ・・・?    

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15-10-15 枯葉釣法アユ編・1

2015年10月15日 | 枯葉釣法

オラの体力ではもう激しい流れの渡渉も、ガンガン瀬の立ち込みも、荒瀬からの引き抜きももはや無理となった。
若かりし頃にはこれぞアユ釣りとばかりに真っ先に向かった奔流も、足場の悪い岩盤の大アユポイントも諦めざるを得なくなったのである。
後期高齢者と呼ばれる日も目の前に迫っている昨今は、岸辺や浅場の安全ポイントに特化した釣りに完全切り替えを図っているオラなのである。

さてアユ師なら誰しもが狙いたいA級ポイントをきっぱり捨てたオラ、それでも以前と変わらぬだけの釣果はキープできている。
それはB,C級ポイント或はオラ自身がそれまでは全く見向きもしなかったスポットばかりを探っているうちに、実はそれこそが宝の山であったと言う場面に何度も遭遇するからなのである。
特にこの夏のように渇水傾向が続いた時、遡上量が少ない時、特定の河川に釣り人が集中する時、或は土用隠れと言われる時期ほど冴え渡る爺つぁま釣法の全て、オラと同じ悩みを抱くご同輩の参考になればと、次回から小出しに語っていこうかと思う次第。
先ずは道具立てからのお話し・・・それは明日のココロだぁ。

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15-10-13 枯葉釣法ヤマメ編・5

2015年10月13日 | 枯葉釣法



さてヤマメの浮子釣りは使用するロッドが短いものであっても、長尺ロッドのゼロ釣法をはるかにしのぐ範囲をカバーできることから、足腰に衰えが来ている熟年釣り師にとっては、危険を伴う流れへの立ち込みがかなり軽減される願ってもない釣法であることは先刻承知済み。
加えて今回は、浮子釣り同様に広範囲を攻めることができる毛鉤の流し釣りについての考察である。

<盛岡毛鉤の流し釣り>

  • 使用ロッド: 浮子釣りと同じもの、5.4~6mのハエ竿硬調。
  • ライン: 0.8~1.0号ナイロン、流し浮子はロッド全長より若干短めに取り付け。  毛鉤数は浮子上40センチ間隔で4、浮子下50センチほどに1が標準。
  • 毛鉤: 盛岡毛鉤、季節によりサイズと色彩に変化を与えるもあまり重要ではない。  毛鉤巻きは意外に簡単なので衰えの来ている指先のリハビリを兼ねての自作を薦めたい。
  • 流し浮子: 市販のものでいいが自作も楽しい。 

釣り方は全く簡単で、流れと直角に対峙し浮子の重さを利用し、回し振りで少し上流目に打ち込む。
狙いのスポットはアユの泳がせ釣りとほぼ同じで流れの変化、そこを確実に毛鉤が通過することを意識する。
下流に向かって竿先主導で扇状に流すが、シモ45度付近で浮子下の毛鉤が一瞬向きを変える時に食いアタリが出る場合が多い。

以下、毛鉤釣りならでの特記事項を幾つかを羅列。
殆ど流れのないトロ場などでは、竿先を意識的に微振動を加えながら引いてヤマメを誘う場合がある。
無風状態よりもさざ波が立つ程度の風があった方がヤマメの食いは良い。
浮子釣りや脈釣りでは狙いきれない超浅場、対岸の樹木の下、増水後の沈みゴミの多いポイントも釣りになる。
手元には頻繁に明確な魚信があるが、当初はそのうちの2割を獲ることを目標にしたい。 
魚信が来る前の水面下の毛鉤を銜える直前、反転するキラリ一閃を捉えてのアワセが理想。
擬餌鈎だけに掛け損じやバラシがあるとそのスポットのヤマメからは見切られることが多く、同じ場所に粘らずに次のスポットに移動すること。
仕掛け振り込み時は頭上や背後の障害物に注意。

時として大釣りになる春のヤマメ・ヒカリ釣り。
曳き舟は常に携行し釣果は一旦キープした後、持ち帰りは最小限にとどめ極力リリースを心がけたい。
と言ったところで、次回からは枯葉釣法アユ編である。

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15-10-12 枯葉釣法ヤマメ編・4

2015年10月12日 | 枯葉釣法

さて浮子釣りの何たるかがある程度イメージ出来たところで、メリットばかりではなく、どうしても逃れられないデメリットをまとめてみる。

<デメリット>

  • 浮子下調整ができない: ゼロに比べると広い範囲をカバーできるものの、予め想定した水深で浮子を固定するため、流す途中での水深変化に対応した細かい底どり操作ができない。  
  • 気になるほどではないがゼロよりは多い仕掛け絡み: 竿の調子、仕掛け類の形状や重さ、振り込みスタイルの個人差などによるので、慣れによって克服するしかない。
  • 浮子の自作: 市販品は殆どないものと思った方がよく、タラの芯や発泡プラスチックなどで自作する必要がある。

しかし枯葉軍団(熟年釣り師)にとっての浮子釣りには、上記を補って余りある多くのメリットがあることはご承知いただけたと思われる。
体力気力の衰えから往年の釣果を叩き出すことが難しくなっているご同輩には、ぜひ一度試していただきたい釣法であることを重ねて申し上げる次第である。
と言ったところで、ヤマメ浮子釣りの薦めは一旦終了。
次回は同じ竿を使って盛岡毛鉤の釣り、即ち流し毛鉤釣法のキモのひとくさりは・・・明日のココロだぁ。

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15-10-11 枯葉釣法ヤマメ編・3

2015年10月11日 | 枯葉釣法

<実釣>

さて浮子釣りの道具立てがしっかり整ったところで、我ら枯葉軍団の実釣に適する河川の選択が必要。
幸い北東北には里川とも呼ばれる中小の優しい流れをみつけることは容易である。
潮騒の聞こえる最下流部にあってもヤマメ・ヒカリのポイントは豊富に存在する。
雪融けの季節、一斉に降海が始まるサクラマスの幼魚(ヒカリ)に焦点を絞るのもことのほか楽しい。


場所選び: 先ずはアプローチに難儀することなく、河原の移動が楽で頭上に障害物のない場所を選ぶ。
解禁初期には淵や深トロ、水温む中盤以降はトロ尻やザラ瀬と瀬脇、チャラ瀬など、初夏の頃には比較的流勢のある瀬などが存在する場所。

振込み: 柔らかい竿に慣れるまでは、浮子やオモリ部分への仕掛け絡みがあるが次第に馴染んでくる。
何度かの釣行を経て狙いのスポットへ思い通りの振り込みができるようになることが、浮子釣りにおける竿操作のキモである。

仕掛け: 仕掛け全長はサカナが手元でキャッチできる長さ、竿の調子にもよるがオモリ位置まで竿の長さよりも数10センチ短くする場合が多い。
浮子下は狙いの水深の1.1~1.5倍程度とし、オモリがコンコンと底石に触れて流れ、同時にエサが自然に踊ることをイメージする。
浮子は視認できる最小、オモリは振り込みが容易で底がとれる最小、浮子の残浮力はギリギリとする。
ポイントを移動するごとに浮子下の調整も必要だったりすることが、慣れるまでは煩わしいかもしれない。

流し方: 熟年釣り師に浮子釣りを薦める最大の理由は優しい竿操作にある。
春先に吹く空っ風や沿岸特有の吹き上げの風に惑わされることもなく、浮子に現れる明確な魚信だけを待つことができるのだ。
ゼロ釣法における釣り人の手にあたる部分が、浮子釣りにおける視認性の良い浮子にあたる。
即ち浮子釣りでは、表層を流れる浮子を基点にした一種のナチュラルドリフトが自動的に行われている。
一朝一夕には習得できない竿操作によって、底波を捉えたりエサの自然な流れを演出したりする動作の殆どは不要になる。
表層流に乗って浮子先行で流れる仕掛けに集中し、余計なことは考えずにイメージを膨らませることができるのがこの釣りの魅力なのだ。

アタリ: 根掛かりとは明確に区別できるククッと抑え込むような食いアタリを捉えることができる。
浮子下が長い割には浅チャラなどでも意外なほど根掛かりはなく、浮子が止まれば殆どはサカナが食っている。

と言う訳で、これまでド素人の釣りと下げ済まれがちだったヤマメの浮子釣りが、実は最新釣法には敵わぬまでもある程度は理にかなった釣法であったことが理解できたところで、次回まだまだあるメリットについてのお話しは・・・、明日のココロだぁ。

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15-10-10 枯葉釣法ヤマメ編・2

2015年10月10日 | 枯葉釣法

<1・道具立て>

竿:
 浮子釣りの性格上、感度など各性能の良し悪しは関係なく、ひたすら軽くて操作性の良いものを選ぶことに尽きる。
オラは6.0mのハエ竿(硬調)を使っているが、中小型ヤマメの数釣りを目的にする限り、パワー不足による不安は感じたことがない。
北東北の本流では滅多にないことだが、手に負えないほどの良型に翻弄された場合には、迷わずハリスを切らせて竿の破損を回避することをお勧めしたい。(かつて秋田某河川で、時間はかかったものの40センチ超の野生化したニジマスを寄せ獲りしているので、結構潜在パワーはありそう)
S社製品を例にとると、6mで86gの軽さが、実質1万3千円程度と極めて廉価であることが何よりもうれしい。
尚、このハエ竿は後日紹介する流し毛鉤釣りにもそのまま使用できる。

ライン:
 競技の場でない限り、浮子釣りにおいてはあまり繊細なラインは必要としない。
フロロライン0.25~0.3号を竿全長より0.8~1m程度短くし後述の中ハリスを結ぶ。

浮子: 市販品のうちで使用できそうなものを探すが、この用途に見合ったものはなかなか見つからない。
オラは試行錯誤しながらも殆ど自作している。(岩手県宮古市石垣釣具店では店主の制作したものを通販している)

オモリ: 一般的なガンダマB~5号を各サイズ揃えておきたい。
ゴム貼りなど高価なものは必要ないと思われる。
オモリを噛ませるための中ハリス部分0.8号4センチ程度を設け、その両端の8の字結びこぶに水中イトとハリスを結ぶ。
この中ハリス部分は、振り込み時の仕掛け絡みを軽減する意味でも必要である。

鈎: 3~4号ヤマメ鈎に0.2~0.25フロロハリスを25~30センチ、中ハリスの結びこぶへチチワで結ぶ。
ハリスは実釣の中で、その日の最適な長さを決めるようにする。

エサ: 市販の各種渓流用エサでもいいが、面倒でも季節の推移に合ったカワムシを採取するのがいい。
オラは初期にイタドリかキンパク、中期にピンチョロ、後半はクロカワムシを多用する。 

以上が大まかな道具立てになるが、ほかに鈎ハズシ、カッター、ガンダマはずし、渓流ダモ、曳き舟は必携。
さて浮子釣りのための各種アイテムが揃ったところで、いよいよ実釣。
解禁まで5ヶ月を切った北東北の渓流、そのイメージトレーニングは・・・明日のココロだぁ。

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15-10-09 枯葉釣法ヤマメ編・1

2015年10月09日 | 枯葉釣法

枯葉釣法ヤマメ編・1

北東北の渓流は3~4月にかけて次々に解禁される。
北国アユ師にとってアユが始まるまでの4ヶ月間、その年の天然アユの遡上量や成育状況、ポイントの状況確認も兼ねてのヤマメ・ヒカリ釣りを欠かすことはできない。
近年は長尺軽量ロッドによるゼロ釣法が全盛の時代。
しかし、この釣りに精通したトーナメンター級なら造作もないことが熟年釣り師にとってはことのほか難しく、実釣の場面ではなかなか教科書通りには出来ないのである。
それは千変万化の自然環境の中での長尺ロッドの取り回しの難しさにあると思われる。
春先特有の風の中でロッドに受ける風圧に耐えながらヤマメが定位する筋を狙う難しさ、底波を捉えることの難しさ、釣る度に手間取る小鈎はずし、何れも爺つぁまたちにとってはストレスを溜め込むだけで苦痛以外の何ものでもない。
そこでオラは、上記の苦痛を一気に解消すべく一旦ゼロ釣法から離れて、「短竿浮子釣り」別称「枯葉釣法」に移行することを推奨するものである。
「ヤマメの浮子釣り」、それは我ら熟年世代がまだ現役の時代には、「脈釣り」と呼ばれるゼロ釣法の叩き台になったものと双璧を成す標準釣法であった。
昔懐かしいその浮子釣りを近年発展目覚ましい各種素材で武装した時には、最新ゼロ釣法には敵わないまでも、体力気力の衰え著しい爺つぁまたちにとって必ずや納得のゆく結果が得られるはずである。
さてその道具立てについてのお話しは、・・・明日のココロだぁ。

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15-10-08 枯葉釣法

2015年10月08日 | 枯葉釣法

 

既に脳裏から消えたはずのアユが、昨日の川見が原因で再びオラの頭の中を勢い良く泳ぎ始めた。
そこで今季渇水が続いた中でのアユ釣りをもう一度振り返りながら、意外なほどの好釣果を叩き出した我が「枯葉釣法」の解説も挟みつつ、じっくりと検証してみたいと思う次第である。
昔と違って数釣りができなくなったと悩むご同輩アユ師の参考になることを願って、8か月先の来シーズンに向けて、幾つかのキモとなる事柄をまとめてみることにした訳である。
ここからは、あくまでも体力に不安を感じているお年寄り向けの内容であることをお断りしたい。
アユを語る前に、先ずは何かと共通点の多い「ヤマメ釣り編」から・・・のお話しは明日のココロだぁ。

尚、「枯葉釣法」とは、熟年運転者に義務付けられている例のオレンジ色のワッペンに因んだもの。

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