時の流れは速く、新年が1ヶ月経過。
相変わらず雪のないEHATOVの郷だが、もうじき立春が来る。
昨日の体力消耗も一晩で回復、足腰はまったく痛くならなかった。
むしろ運動不足だった身体にはいい刺激になったらしい。
もう二度と行くまいと思った岩洞湖、良い日を選べばオラもまだやれそう。
断線の魚探も直ったことだし・・・。
次回こそは奥地だぁ・・・。
往きはよいよい帰りは恐い・・・。
散々な目に遭ったワカサギ釣行2回目であった。
マイクロ15の不調、魚探の故障、仕掛け損耗続発、濡れるテント内、次々に年寄りを襲う不幸に釣趣は最悪。
帰り道は湿り雪15センチに重いソリを曳く地吹雪の中の雪中行軍。
腰痛も肩痛も忘れて、息も絶え絶え必死に歩いた1時間半。
10歩歩いては膝がプルプル震えだす極限の疲労困憊。
岩洞湖などもう二度と来るまいと本気で思ったオラであった。
「北の奔流」ワカサギ釣行へ
この地域の積雪量、ここまでの最大は10センチ。
少し脚を伸ばした散策路も運動靴で平気。
今週末には「寒」が明ける。
明日酷い雪降りにならない限りは、立春を過ぎてもこの状態が続くだろう。
昨日見てきたカマキリの卵嚢は、当然のようにまだ雪の上。
何よりも風裏になっている陽当たりの道端ではタンポポが開花している。
今年もまたタロシ滝の氷柱サイズが気になる訳で・・・。
朝方吹き荒れた風は小康状態となって、時折陽射しものぞく。
それでも山岳スキー場はリフトが止まっていると言うことで孫たちは鉛温泉へ行った。
独身時代のある年末年始休暇、帰省もせず寮でゴロゴロしていた。
ある先輩がそんなオラを生まれて初めてのスキーに連れて行ってくれた鉛温泉。
それ以来オラはスキーに憑りつかれてしまい、暇と金が許す限りスキー場通い。
夏は釣りと山歩き、冬はスキー三昧、その合間にサイクリング、夜は酒と麻雀浸りの生活。
そんな過去の一時期を共有した人々とはいつしか疎遠になってしまった。
風の便りではそのうち何人かが逝ってしまったと聞くと無性に寂しさがこみ上げる。
鉛温泉と聞くと、なぜか青春時代のあの頃を思い出してしまうオラなのである。
気温が上がって雨になった。
時折強い風が吹き建物をきしませる。
岩洞湖は酷い状況になっているかもしれない。
昨日は僅かに4尾と悔しい思いをした癌オヤジは今日も出かけたらしい。
もうじき80になると言うのに元気な人だ。
昨日氷上からクルマに戻る急坂で、息苦しくて死ぬ思いをしたオラ。
腰も肩も体中がもうバキバキで、今日は昔のロボットのような動きしかできない。
身体、鍛えなくては・・・。
岩洞湖5時、車窓から眺める氷上は漆黒の闇に色とりどりのテントの灯り。
遠く奥地にむかう雪原にも揺らめく灯り。
そんな幻想的な光景を横目にしながら、我らは対岸へとクルマを走らせた。
たちまち満車になるであろう路側の駐車スペースになんとか滑り込む。
改良されたスロープを下りて水の浮いた氷原に出る我ら。
さあ、いよいよ2017年のワカサギ釣りが始まった。
「北の奔流」ワカサギ釣行へ
「寒」と言うにふさわしい冷え込み、我が家周辺で氷点下2桁。
岩洞湖はなんと氷点下19℃。
釣り人を待つ氷原には何度目かのダイヤモンドダストが舞ったことだろう。
明日も安定した冬型で晴天の予報。
こんな日はあまり好釣果にはつながらない場合が多いが・・・。
さていよいよ54日間(推定)の氷上釣りが開幕する。
毎度のことながら、視力低下を心配しつつ運転免許の更新。
今回もまた、ギリギリながら乗り切った。
しかし次回3年後が大いに懸念される訳で・・・。
遠く姫神山を望む圧雪の山道を走ってみた。
暖冬とは言え、寒のさ中だけにさすがに風は冷たい。
去年の今頃タンポポも見られたリンゴ畑の斜面は10センチほどの積雪に埋まっている。
今のところ何処を見渡しても春を思わせるものは見当たらない。
連なる北上山地のあの向こうに岩洞湖が・・・。
さらりと新雪3センチ。
そして午前中は気持ちのいい冬晴れ。
昔こんな時のスキーはたまらなく楽しかった。
30年ほどのブランクがあるが、老いた今でも滑ることができるものだろうか。
孫たちはリフトの乗降も出来るようになって、初級コースなら自信もあると言う。
いつか一緒に滑ってみたいと思っているのだが、無理か・・・。
週末の買い出し、いつもと同じコースをひと回り。
何処へ行っても思いのほか空いており、2時間ほどで帰宅。
さてようやく解禁日の決まった岩洞湖、クルマに積み込んである道具の再点検。
アユでもヤマメでも初陣では必ず何かを忘れてしまうオラ。
どうやら餌を準備するだけで良さそう・・・。
意外に好調だったらしいドームの状況からして期待は充分。
これからの1.5ヶ月、大いに楽しまなくては・・・。
太平洋沿岸部に大雪警報がでたが、大きな降雪はなく昼には解除。
内陸部は激しい冷え込みの予報だったが、氷点下がようやくと言った暖かい朝。
このところ何やら大きな誤差が気になる天気予報である。
孫たちは一家で何処かへ遊びに行ったらしい。
炬燵にどっぷり入り込んで転寝をするだけで、家の中が静かすぎるのは寂しい。
週末はやっぱり家中走り回る賑やかさの中に居たい爺婆なのである。
二十四節気大寒、予想していた氷点下2桁には届かず。
うっすらと小雪が降るも、積雪量は相変わらず10センチ程度のまま。
この冬もまた温暖化傾向が顕著。
昔のようなビリビリする冷え込みがないまま、厳寒期と呼ばれる時期は残り2週間。
もうじき解禁になるであろうワカサギ釣りを前にして、忘れかけていた腰痛の再発。
今回は如何なる姿勢をとっても痛みが和らぐことがない。
昨今の運動不足が祟って、腰が固まってしまったらしい。
厄介なことになってしまったが・・・。
今朝もまた新雪数センチ。
降っては融け融けては降る雪、周辺は結局10センチにも満たない積雪量。
朝の圧雪は冬の陽射しに融けだして路面を濡らしている。
今夜から大寒の朝にかけてはかなりの冷え込みが予想される。
またしてもブラックアイスバーンの出現に怖い思いをしなければなるまい。
この安定した穏やかな天候も、もうすぐ崩れ出すのであろう。
午後の散歩道、頬を撫でる風が妙に冷たくなってきた。
氷点下2桁が10日以上続いた某山上湖、遅れていた結氷は一気に進んだ。
東の空が白んでくる06:00、抽選で選ばれた100名が一斉に氷上へとソリを曳く。
昨シーズンのオフから10ヶ月待ち望んだエリア限定プレオープン。
15センチほどの積雪に脚をとられ息を切らして対岸ワンドを目指すオラ。
雲は多いが風もなく絶好のコンディション。
シャリシャリと氷を削るドリルの音、緊張の手で魚探のスイッチを入れる。
20センチの氷の下、水深12mにワクワクする分厚い魚影。
時間制限は12:00までだ。
慎重な場所決めの余裕はなく、直ちにその場にテント設営。
その周辺にはたちまち数10張りのテント村が出現。
06:30まだ薄暗い湖底に右手の仕掛けが降りてゆく。
待ってましたとばかりに、新調したバリバスの穂先が捉える魚信。
クリステアの確かな巻き上げ音、美しいピンクのワカサギが一荷釣り。
左手のリールの準備も整わぬうちにいきなり始まった猛ラッシュ。
待ち侘びたこの感触、時速60尾と止むことのない5時間の荒食い。
気が付けば先ほどまで賑やかだった周辺は妙に静か。
テントから顔を出して見回すが、1張りのテントも残ってはいない。
いつの頃からか降り出した雪で視界も酷く悪い。
オラは慌ててテントをたたみ帰り支度。
何処にも人影はなく、クルマなどの環境音も全く聞こえない大自然の真っただ中。
降る雪の合間に見える周辺の山々は全く見覚えのない景色。
ホワイトアウトでもないのに、方角が全く判断できない。
駐車スペースから歩行距離は僅かに300mだったはずなのに・・・。
ソリ跡も踏み跡も降りしきる雪に消え、そこは果てしなく広がる大雪原。
オラはあてもなくソリを曳き彷徨い続けた。
いつかは何処かに辿り着くであろう岸辺を左回りするうちにいきなり薄氷を踏み抜く。
この極寒の中で致命的とも思える防寒長靴両足への浸水。
何故か携帯も通じない中、そのあまりの冷たさと心細さに「遭難」の文字が頭を過った。
・・・と言うところで、小便満タンのオラの目が覚めた。
これが新年18日目にしてやっと見ることができた初夢であった。
オラの予測通りであれば今日が岩洞湖の解禁だった。
だが現実にはまだ不安定な氷厚で解禁日は未定である。
寒波は遠ざかり穏やかな午後、気温は久々にプラスに転じた。
いつもと違う畑の小道を散策、積雪10センチながらそこは踏み跡のない処女雪。
何処からかキツツキのドラミング、何やら小動物の足跡が林の中へと続いている。
手前の小藪から数羽飛び立ったのはホオジロだろうか。
彼方に山頂に雪雲を纏った岩手山、西に目をやれば浮き上がる雫石のスキーコース。
頬を撫ぜる風が意外に冷たい。
明日はもっと気温が上がると言うが・・・。