もう水面が見えぬほどに分結が進んで丈夫に育った裏の水稲。
周辺の樹々の深緑、草葉の先に着いた夜露、風もなく薄い靄の立ち込める夏の朝である。
梅雨前線の北上を感じさせる高層雲、やがて雲間から陽射しがこぼれ俄かに真夏日の様相。
あれから9か月余りの寂しい日々を経て、再び巡り来たこの日。
北国のアユ師にとってのホントの夏の到来である。
大きな期待と僅かの不安を胸に、昨日クルマに積み込んだ道具類の再点検。
さて・・・、少し早めではあるが、前夜祭に向けて出発しようか。
明日の前夜祭は5人の参加。
車内を整理して、釣り道具も焼肉の道具も積み込んだ。
お天気はと言うと、あたかも7/1を待っていたように雨マークが点いた。
何年か前もこんなことがあったような・・・。
明日は少し早めに出発して、あちこちを見ながら現地入りしたい。
いよいよ始まる狂喜の季節、毎度のことながらカカァの顔色は悪い。
所要の帰り道、和賀川と豊沢川を覗く。
折からの発電放水のため高水と濁りで水中が見え難い状況。
それでも予想外に成長している放流アユを見つけ一安心。
解禁日、遠出するアユ師の多い中にあって、意外にここが穴場だったりする可能性あり。
さらに豊沢川も見たが、ここは渇水間近の心細い流れ。
昨年ほどではないが16~7センチの魚影は結構見えている。
10日の解禁とすれば、上々の滑り出しが予想される。
と言う訳で・・・、我が家では飼えなくなってしまった 子猫。
幸せになるんだよ・・・。
ハルさんごめんね。
午後からの川見だったが気仙川まで脚を伸ばした。
予め情報は得てはいたが、遡上の群れも良型がシマを張る光景も我が目で確認できて一安心。
このままの天候が続く限り解禁日の気仙川は、良い釣況になる可能性は大きい。
例年に比べ遡上が遅れがちではあるが、秋田河川も良好な滑り出しが予想され、前夜祭を何処にすべきか益々悩むことになる解禁4日前なのである。
天候回復、この後暫くは雨の予報はない。
昨日の雨で、地面は程良い湿り。
庭の片隅、あまり陽の当たらない場所に明るく咲くホトトギス(栽培種)。
今日は隣地境の植え込みの手入れ。
昼近くになると汗ばむ陽気。
阿仁川から遡上絶好調の噂が届くも、明日信頼できる筋による確認待ち。
HPのサイトデザインを更新することにした。
作成ソフトも替えたために、目下中途半端のまま運営中。
徐々に内容の充実を図る予定ですが、さび付いた感ピュータではなかなか上手く行かなくて・・・。
気持ちよく晴れて気温も上がった翌日は蒸し暑い雨模様。
如何にも梅雨らしい不快な一日である。
今日も庭先に生えた数本のタケノコを退治した。
今年の発生は極めて旺盛で、もう30本ほどを切り取った。
もう地面の下には、縦横に地下茎を張り巡らせていることだろう。
ここまでは特別被害もなく、逆に何処に発生するかとスリルを楽しんでいる状態。
しかし放っておくとそのうち大変なことになるらしい。
何本か残したが、大きく育ったものはもう2階の屋根にまで達している。
と言うことで、解禁まで5日と9時間ほどになった訳で・・・。
あまりの暑さに鉢植えは水を欲しがっていた。
ジョウロを持ち出して、オラも暫し水遣りで涼んだのであった。
入梅のさ中にあるはずの当地域は、5月末以来の真夏日である。
こんな日は川の中に立ち込んでいるのが一番だ。
解禁まで1週間を切った。
その後の天然遡上は勢いを取り戻しているのだろうか。
この陽気がしばらく続いた後、肝心の来週末あたりから天候が崩れるらしい。
20年ほど前には、解禁前夜の大雨で多くの野アユが姿を消したと言う出来事があった。
何処で前夜祭をするか今のところ決めてはいないが、解禁当初は放流河川に向かうのが利口なのかもしれない。
梅雨に入ったばかりの北東北は早くも中休み。
空気が澄んで気持ちのいい一日。
薄い雲の懸かる奥羽の山々には残雪もほんの僅か。
ここまで聞こえては来ないが、山はエゾハルゼミの大合奏であろう。
頭上には夏の象徴たる積乱雲の発達。
北東北アユ解禁への秒読み開始である。
ギョウジャニンニクの花もよく見ればなかなか美しい。
雨が上がって暗い梅雨空から次第に雲が取れてゆく。
午後には、さんさんと降り注ぐ夏の陽射し。
昨日梅雨入りしたばかりの北東北だが、この後暫くは予報欄に傘マークがない。
アユ解禁まで10日を切った。
秋田河川の様子は見てきた。
今度は地元河川だが、今回の降雨増水が癒え次第出かけなくては・・・。
季節は巡り二十四節気夏至。
日の出04:08、日の入り19:07、昼時間が15時間もある。
予想通り東北地方にも本日梅雨入り宣言があった。
いよいよ雨期に突入である。
今年は長いのか短いのか、雨は多いのか少ないのか釣り人には重大関心事。
夕方か降り出す予報に反し、昼前には雨粒が落ちてきた。
真夏日に近い昨日の暑さに比べて、今日はストーブが欲しい気温。
風も出てきたし・・・。
4年ぶりの那珂川遠征は、ハンドルを握ることもなかったのに結構体力を消耗。
泥のように眠りこけた翌朝は、清清しいとてもいい天気。
明日は大雨、もしかしたら入梅もあり得るとの予報。
遡上観察に出かけるとしたら本日しかないかも・・・。
09:00、米代川上流からいつもの観察スポットを巡るドライブである。
詳細は後日HP「北の奔流」へ
美味い酒を飲み、馬鹿話に興じた楽しい一夜が明けた。
暫くぶりであんなに日本酒を飲ったのに、とても気分爽快な朝であった。
風の強さが少し気になったが、この日も雨の心配はなさそう。
この日はオラにとっては初めてのポイント、前日の下流である新河岸。
目の前の瀬肩のトロ、オラの得意とするその流れには盛んにアユのハネが見えている。
今日こそは「いただき」とばかりに、支度を終えるやいち早く漕ぎ渡った。
目印の周りではハネもあるし、アユの気配は聞いていたほどは薄くはない印象。
深みの底石は真っ黒に磨かれてるし、時折足元にも野アユの姿がある。
しかしそう簡単に釣らしてくれないのが今年の那珂川アユ。
オラのオトリには全くの無反応。
辛く悲しい苦難の時間、少し上流に向かった仲間たちもまた厳しい洗礼を受けているらしい。
そんな中にあっても、向かいのI藤氏だけは順調に竿を絞っている訳で・・・。
30年前から欠かしたことのなかった那珂川詣でも体力の衰えから、同行の仲間たちに迷惑のかかることを恐れてここ暫くの間は行きそびれていた。
東北解禁までは暫く間がある6月中旬、PCの前に張り付いて南の情報を検索いるうちに、とうとうアユの魔力に負けてしまった。
南の仲間たちや同行者への迷惑も顧みず、厚かましくも同行させて欲しいと申し出たオラなのであった。
4年ぶりの那珂川、そこには懐かしい南のアユ仲間の顔があった。
一方、肝心の那珂川は水が詰まって底石に着く青ノロも気になるコンディション。
前日の実釣の状況からすると、相当厳しいものがあるらしい。
はたしてオラの腕で釣りになるものだろうかと心配しつつ釣り支度。
少しだけ緊張した指先でオトリのハナカン通し。
2日間トータルでのツ抜けを目標にしたオラだが、果たして・・・。
爽やかな朝である。
このところの低温傾向はどうやら解消されたようだ。
岩手山の残雪もかなり少なくなった。
奥羽の山々はもう稜線付近まで新緑が這い上がっている。
高水が続いていた北東北河川、今年は未だに遡上観察ができていない。
解禁が2週間後にまで迫っている。
前半は順調に推移していた天然遡上、今年は多いのか少ないのか・・・。
そんな心配の中にあって、明日からオラの夏が始まる。
珍しく天候には恵まれそうな予感・・・。
短時間ながら激しい雨音に眠りを妨げられた一夜が明けた。
恐る恐る起き上がるが、心配していた風邪の症状は消えて意外にもすっきりと体調は快復していた。
しかしまだ腹具合が悪い。
昨日に引き続き一日数回のウンコには悩まされるかも。
まだ小雨の残る表の通り、歩道脇に飛び火したマーガレットが咲いている。
オラはこの花の独特の匂いが嫌いで、我が家の庭先からは一掃したのだったが・・・。
天候は明らかに回復基調、この先数日は雨マークがないってのが嬉しい。