爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

08-01-31(木) 南中高度増す

2008年01月31日 | ウダウダ日記



素早い除雪が行われる主要道とは違って、一歩脇に入った我が家の前の道は、真冬になるとコテコテの濯板状に凍りつき、クルマの直進性を奪うから始末におえない。
しかしこのところの直射日光を浴びると路面温度が上昇、氷がザクザクに緩んだところを、タイミング良く除雪機械が往復すると、1ヶ月ぶりで路面が表れた。
歩道の雪もすっかり消えてしまい、孫のソリがひけなくなった。
素晴らしく青い空、太陽の南中高度もさらに増して、居間の奥の方には光が届かなくなった。

 

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08-01-30(水) 早くも・・・

2008年01月30日 | ウダウダ日記


つい先日まで新年の挨拶してたと思っていたら、暦は早くも1ページ目が終わる。
年寄りにとって、このごろの月日の流れがあまりにも早過ぎるのが、なんとも淋しい気がする。

渓流解禁まであと1ヶ月。
気象庁発表では、この後は暖かめに推移し、早い春がやってくると言う。
あまり早過ぎると融雪と重なって、釣況に影響するから善し悪しだ。
今年は3年周期でやってくるヒカリの当たり年とみられているから、大いに期待している訳で・・・。
あと1.5ヶ月もすれば、今陽だまりでくつろいでいる渡り鳥の北帰行も始まるのだろう。


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08-01-29(火) 心憎いアイツ

2008年01月29日 | ウダウダ日記



マイカーを車検整備に持ち込んだ。
8年目を迎えるポンコツに、16万以上もかけたくないとするのが本音だったが、致し方ない・・・。
帰りは真っ赤な新型の試乗車が出口に用意されていた。
家までの道程をオラに運転させて、隣りで何かと説明する営業マン。
まったく予期してなかった心憎い演出、オラの物欲を煽る
営業マンの作戦に嵌った瞬間だった。

ここ2,3日寒さが緩んだと思ったら、農家ではもうトラクターが動き始めている。
どうやら耕地に堆肥を鋤き込む作業らしい。
そう言えば午後5時を回っても、新聞が読める明るさだよ。


 

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08-01-28(月) 二度目の岩洞湖

2008年01月28日 | ワカサギ釣り



月曜日はさすがに人の出が少なく、林立するテント村も賑やかな歓声もない寂しい岩洞湖。
しかし寒のさ中なのに珍しく寒さが緩み、早朝の気温で氷点下5℃とは実に凌ぎ易いぞ。
入ったのは小石川東側、水深5m、岩洞湖とすれば浅場のポイントです。

07:00、魚探に現れる好反応に喜び勇んでのスタート。
だが期待に反して激渋ムードの立ち上がりでありました。
それでも微妙なアタリを捉え始めると、目標値には届かぬまでも前回同様の釣況。
一人なら開始2時間で撤退を決め込むほどの寂しい釣況なのですが、飲んで食っての釣り談義が、氷上の長時間を飽きさせず楽しませてくれました。
仲間がいるってのはいいもんだね・・・、Gクン、Nクンに感謝です。


 

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08-01-27(日) 冬晴れ

2008年01月27日 | ワカサギ釣り

日本海側は曇天、太平洋側は晴天、安定した冬型は当分続きそうだ。
晴れ上がった早朝はビリビリとした冷え込み。
氷点下2桁はこのところすっかり定着した感がある。

寒さの嫌いなオラでも、ここんところなんとなく身体が馴染んできているのよ。
そんな訳で、Gクンにお願いして、明日朝再び極寒の地へ連れてってもらうことに・・・。
単独行をしないのは、山道の運転もさることながら、帰りのテント撤収が辛いからなんだよなぁ。


 

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08-01-26(土) またまた魚道の話

2008年01月26日 | アユ釣り



またもや
魚道の話の続きです。
釣友の「遊漁者Aさん」も、扇田の魚道に関しましては、もうすっかり呆れ果てしまい、この話しには触れたくないと申しておりますので、代わってオラが改修案などをひとつ・・・。
あくまでも、素人の戯言ではありますが・・・。

先ずは既存の階段式魚道の改修
1. 魚道本体の段差を20センチ以下にする。
2. 隔壁にR加工(面取り)をする。
3. 中央付近から折り返して、魚道入り口を固定堰(水叩き)側に移動する。
4. 固定堰を加工できないとすれば、流量を安定させるため魚道横隔壁に溢流部分を設ける。

それじゃ新魚道と呼ばれるチン構造物の後始末はどうすれば・・・。
せっかく大枚をはたいて造ったのではありますが、どう手を加えても改良は難しいと思われますので、この際潔く跡形も無く取り壊すべきでしょう。
さもなくば遡上期になると魚食鳥類がわんさと押しかけ、生態観察のスポットとして全国に知れ渡ることになりそうな気がしています。
それはそれでムラ起しの役目を果たすのでは・・・って、声もありましたなぁ。

 

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08-01-25(金) 車検だっちゃ

2008年01月25日 | ウダウダ日記



庭先の雪は最も深い場所でも35センチ、思ったほどは降らずに雪雲は去ったみたい。
朝の陽射しを浴びて、里山が眩しく輝きます。
気圧配置は安定した冬型で、太平洋側の晴天は当分続きそう。

さてさて車検だよ。
思い切って新車ってことも考えたけど、乗りたいクルマのディーゼル仕様は、秋口の販売予定とのこともあるし、資金的にもちと厳しいってこともあって・・・。
てなことで、7年目の車検整備をすることに。
このポンコツに、この時期20万もかけたくないんだけどなぁ・・・。

 

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08-01-24(木) 吹雪

2008年01月24日 | ウダウダ日記



男鹿半島は風速30mと、台風並みの大荒れだとか。
こちらは時折突風が巻いて吹雪となる程度。
しかしモツモツと降る雪は、明日までどれほど積もるんだか・・・。
雪掻きを一通り済まして後ろを振り向くと、もうそこは足首が隠れるほどに積もっている。
屋外に設えたテーブル上は、もう40センチに届くような勢いだす。

 

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08-01-23(水) 天気下り坂

2008年01月23日 | ウダウダ日記

しばらく続いていた冬晴れでしたが、今日は朝から曇り空。
夕刻頃からは雪になって、明日にかけては南寄りの風が強まり吹雪が予想されます。
真冬の様相を色濃くする内陸部とは異にして、沿岸部は一足先に春の装い。
北三陸の定置網で、この時期としては20年ぶりのホンマグロの大漁があったとか。
豊饒の海を象徴する快挙、このあとも引き続き嬉しいニュースがあるのか。
この調子でアユの方も、途絶えていた天然遡上が復活して欲しいもんだっちゃね。

 

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08-01-22(火) 春まであと2週間

2008年01月22日 | ウダウダ日記

寒さのピーク「大寒」が過ぎて、「立春」までのあと2週間を辛抱すれば、北東北でも冬の終わりが感じられる時期となる。
日の入り時刻は確実に延び、「冬至」から1ヶ月を経て日の出も早くなったことが判る。
季節は冬の入り口でモタモタしたが、ここへきて暦と同期して正常な流れを取り戻している。
ここ何年も忘れていた、いかにも北国らしいメリハリの効いた寒い冬だ。
これまでの北国アユ師の経験からすれば、こんな年の夏は大いに期待できる。
あの大洪水にもめげず、しっかりと世代交代が成され、沿岸域では仔魚の大群が、時の来るのを待ち構えていることを信じたい。

 

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08-01-21(月) 魚道の話(7)

2008年01月21日 | アユ釣り


          二十四節気「大寒」の朝は、ちょっと寒さが緩んで氷点下8℃。


最後は、魚道を語るとき、何度か出てきた流れの種類について一くさり。

剥離流 : 水が堰堤隔壁などを落下する時、構造物や川床から剥離して、その間に空洞を作る状態の流れ。  滝のような流れとでも申しますか・・・。
白泡流 : 障害物などで発生した夥しい白泡を含んだ流れ。  激しい白泡流は密度を著しく低下させ、浮遊魚の泳力を奪う。
乱流 : あらゆる方向からの流れがぶつかり合って出来る複雑な流れ。  魚にストレスを与え、遡上方向を見失わせる流れである。
噴流 : 噴水が吹き上げるような勢いの激しい流れ。  北東北各地の施設を見たうちでは、唯一扇田でしか確認していない貴重な流れだ。

魚道の設計をする上で、上記の発生の回避が大原則。
巷で評判の宜しくない階段魚道にあっても、上記を克服する知恵を出すだけで、遡上魚に優しい施設に変貌するのです。
段差を見直し、隔壁断面に剥離流を起こさぬためのRを付けるなど、僅かの改修費用で、飛躍的な遡上効率向上が図れるはずです。

こんなご時勢だけに、莫大な公費をつぎ込んで「博打」を打ってはいけません。
遡上魚の生態も知らぬまま、ヘンな見栄を張って
珍妙な構造物など造ってはなりませんて。
一番は、アユで村興しに成功している先進地に学び、魚道専門家の教えを乞うことですがな。

これで魚道の話、一先ずどんどはれぇ・・・です。


 

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08-01-20(日) 魚道の話(6)

2008年01月20日 | アユ釣り



北東北各河川には、数多くの魚道が存在しております。
しかし、災害で破損したままだったり、或いは流れの筋が変化して陸になってたり、もともとの構造が悪かったりで、まともに機能している箇所はそれほど多くはないような気がします。
そんな中、オラの知る範囲で大いに健闘しているのが、阿仁川根小屋の堰堤左岸の階段式だよ。
一般には、阿仁川上流部の釣況を左右すると言われているここの魚道機能ですが、阿仁川に精通したオラたちの間では、いつもの時期にこの直下まで一定の群れが来てさえくれれば、その年の上流部での好釣果は確信できるのです。
固定堰左岸隅にツバメの巣みたいにへばり付いた小さな扇形階段魚道、段差は少し厳しいながら充分な水深にも助けられ、意外に高効率で群れが上流を目指すことが出来る優れものなのです。

ここでは、固定堰の越流に向かって果敢にジャンプを繰り返しながらも、遡上アユの群れは次第に左岸魚道側へと吸い寄せられるのだそうです。
これって、魚道本体の構造に多少の難があっても、当を得た取り付け位置と、遡上魚に上流方向を見失わせない配慮による成功例でしょうな。

 

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08-01-19(土) 魚道の話(5)

2008年01月19日 | アユ釣り


          今朝がこの冬最低気温だったそうな・・・。


執っこく今日も魚道の話です。
北東北近隣では、斜路式の魚道が上手く機能している例を未だ知らないオラです。
記憶にある秋田県内の例をちょっとだけご披露しますと・・・。

先ず、阿仁川本城頭首工。
ここは全断面魚道構造ですが、段差が大き過ぎるため遡上魚は左岸に設えた斜路に集まる傾向にあります。
そこは短いけどかなりの急勾配(おそらく1/5ぐらいでしょうか)で、阿仁川の主Mr.Kikutiに言わせると、遡上量の多い年なら結構遡るんだとか。
オラの近年の遡上観察では、ついぞここを遡る光景は見ていないんよ。
遡上期の阿仁川では、根小屋の堰堤が云々されるけど、遡上アユにとってここ本城が最大の難所と思われますな。

次に、岩見川戸島のカミ堰堤右岸。
数年前、遡上がピークになった頃合をみて、観察に出かけたことがあった。
ここも粗石なしの斜路式、勾配は推定1/10、かなりの勢いで水が走っていた。
何度も何度もトライする遡上アユ、力尽きて落ちてくるところを、地元の方が網で掬っていましたな。
遡上の少ない近年では、残念ながらここが魚止めになっているようですぞ。

と言う訳で斜路式の魚道は、なかなか成功例を見ることが出来ないのです。
プール式の魚道とは違って、設計者の意図する流れを創出することが極めて難しい形式なのでしょうな。
だからこそ、実績のある先進地関東中部方面などに倣うことが必要とされるのです。
・・・って、前々から何度も言ってるでしょうが。
オラだんだん腹が立ってきたぞ。


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08-01-18(金) 魚道の話(4)

2008年01月18日 | アユ釣り


          氷点下2桁そして真冬日の定着、北の冬はこうでなくちゃ・・・。

しからば理想的な「粗石付斜路式魚道」って、どんなんかなと調べてみたのよね。

1.   適度の勾配(粗石付斜路式魚道にあっては1/20以下)に抑えられていること。
2.   適度の水深(対象魚体高の2倍以上)が得られること。
3.   適度な粗石の大きさや配置(自然河川に近い澪筋の発生)であること。
4.   剥離流、白泡流、乱流などの発生がないこと。
5.   必要に応じて遡上魚の休息場が設けられていること。
6.   呼び水などによって、対象魚に対して容易に上流側を意識させられること。
7.   魚道入り口(下流端)は遡上魚が見つけ易い位置にあること。
8.   魚道出口(上流端)の水位変化に対応できていること。
9.   降下魚介類への配慮がなされていること。
10. 景観への配慮がなされていること。
11. 魚食鳥類など外敵に対応できていること。

となりそうですが、話題の構造物はどの項目もクリアできていないように感じますね。
したがって、アユの遡上期になると構造物の取り付き付近の白泡に向かって、盛んにジャンプする光景は目にするでしょうが、出口の固定堰を越えて行く魚影は殆ど見られないかも知れません。
各種遡上魚のジャンプって、釣り人からすると胸がワクワクする光景ではありますが、サカナたちにしてみれば行く手を阻む障害物を何とかして越えようと必死にもがいている姿に他なりません。
何度も何度もトライした挙句に、力尽きて流下してきたところを、待ち構える大型魚や魚食鳥類の餌食になることもあるでしょう。
魚道と言うからには対象魚に優しい構造で、ストレスなく高効率に通過してもらいたいものです。
予算が少ないため流路を短くする必要があったと言うなら、斜路幅員を狭めたり流路を折り返す、或いは他の形式で検討するなど、幾らでも工夫の余地はあったと思います。
また既設の階段魚道に、最新の理論に基づいて手を加えるだけでも、遡上効率の飛躍的向上は可能だったと思われますが・・・・・。

 

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08-01-17(木) 魚道の話(3)

2008年01月17日 | アユ釣り


          氷点下12℃、そろそろ冬の底を打つ時期

まだまだ続く魚道の話。
先ずはちょっと物理のおさらい。
今回の現場に当てはめた時、ある地点の流速vは次の式で表されるんじゃなかったっけ? 
(間違ってたらゴメン)

  v=v0+at
    v0 :初速度  a :加速度  t :時間

即ち初速度v0.(=1.28m/sec)で斜路に流れ込んだ水は、加速度aを一定とした時、t時間後(流下するほどに)に流速vに達すると言うことを表したかったのですが・・・。
上の式が正しいとすれば、下に向かうほど速くなる流速を抑えるためには、加速度を限りなく「0」に近づけるか、「-」になるような工夫をすることになります。
そこで、斜路式魚道本体に適度な粗石を配置することで、阻流効果を得る訳です。
粗石は阻流効果のほかに、上流側に適度な水深と、下流側には遡上魚の休息場たる緩流帯を発生させる役目も担っています。
また、人工的に澪筋を発生させて、サカナの通り道を確保する役目もありそうです。

さて、扇田の構造物はどんな塩梅かと見てみましょう。
あまりに走り過ぎる水は、粗石に衝突して噴水となったり剥離流となって、石裏に緩流帯を作る目的を果たしてはいませんね。
さらには、プレキャストブロックの継ぎ目や溝で発生する夥しい白泡流や乱流は、遡上魚の進行方向まで見失わせているようです。
このままでは、遡上魚がこの構造物直下に辿り着いても、出口(固定堰上端)を通過することは極めて困難でしょうな。
サカナに優しい「ほんまもんの魚道」が造られる事を期待してたのになぁ・・・。

 

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