解禁を明日に控え北東北は生憎の雨降り。
水位情報では河川水位に大きな影響を与えるほどではないようだが・・・。
明日も似たような空模様、水温低下と気になるほどの増水がなければいいが・・・。
オラは深夜のWC観戦で睡眠時間は3時間もなかった。
加えて朝から遊びに来ている下の孫のお陰で、トロトロ居眠りすることすら出来ない。
午後、仕方なく完璧な睡眠不足のままに、阿仁川を目指すことにした。
今季は遡上観察にも出かけなかったため、災害復旧工事完了後の阿仁川の変貌ぶりを把握していないので、明るいうちに川見が必要なのだ。
さぁ、今宵はTマンが都合悪くなったので、ホントに一人前夜祭になってしまったぞ。
小雨降る中、途中雫石川と桧木内川を覗いたりしながら、現地到着は16時となった。
一旦合川地区阿仁川橋まで下がって魚影の観察、新田目、米内沢、根小屋、白坂、浦田、桂瀬と上り返して阿仁前田河川公園に落ち着く。
一人前夜祭を覚悟していたが、解禁日の常連たる顔馴染みの方々との談笑で、退屈することはなかった。
温泉に浸かり生Bを飲ると、睡眠不足のオラはたちまちダウン・・・、22時にはもう夢の中。
夜中にかなりの雨音がしていたようだったが・・・。
アユ釣り適期を知らせる我が家のクリの花、数日前にやっと花穂が開いたが、本来ならとうの昔に老成して散ってしまっている時期・・・。
これが秋田A川の天然遡上の遅れと見事に同期して、平年比で10日ほどのズレ込みだ。
そのA川は遡上のネックとなっている堰堤を、本隊がようやく越えたばかりらしい。
とすれば、その上流部の各ポイントには、充分な縄張りが形成されていない可能性もある。
遡上量とすれば昨年以上が確認されているから、魚影が見えていて追いがないと言う悔しい現象にぶちあたるかもしれない。
解禁日のポイント選びは、慎重な川見によって決めなければ失敗を招く。
と言うことは、やはり前日の出動しかないようだ。
昨年に続き、一人前夜祭ってかぁ・・・。
オキナグサ
雨が上がってどんよりの曇り空。
今日もまた湿気ムンムン、不快指数は最高潮。
小仕事を片付けたオラは、午後からオトリ鮎用の生簀(いけす)造り。
と言っても大袈裟なものではなく、市販のベランダストッカーを流用、水源は中和した水道水をマメに交換するものとし、あとは水中ポンプとエアポンプなどを適当に組み合わせるだけだ。
これで長くても数日以内でアユが循環すれば、1シーズンを乗り切れると言う構想だが・・・。
若かりし頃を話題に大いに盛り上がった一夜が明けると、昨日とは打って変わって暗い梅雨空。
周辺の山々は重い霧に覆われ視界は悪く、足元はしっとりと濡れていた。
一瞬霧がとれて強い陽射しが降り注ぐ場面もあったが、この先明日にかけて雨は避けられない。
日頃の鍛錬充分な健脚組は、羨ましくも本日も別コースを辿る山歩きに出発して行った。
日頃散歩程度しか身体を動かさないオラ、昨日は山道を10Km以上も歩いたにも拘らず今朝は脚にも腰にも疲労が残らなかったことが意外だった。
さりとて誘いを受けた彼らに着いて行く勇気は毛頭なく、アユ解禁直前の大事な身体だからと丁重に断ったオラは、2日目も周辺の散策程度に留めたのであった。
気温と共に湿度もうなぎ上り、午後再び霧の中に没した山々を後に早めの下山となった。
下界は昨日に続く30℃超えの真夏日だったとか、そしてとうとう堪えきれずに雨が音を立てる。
暫しの間しがらみから解き放たれ、様々の憂さを忘れ充分過ぎる英気を養ったオラ。
さあ、北東北のアユ釣りいよいよ始動だ。
梅雨の中休みは赤天気、真夏の陽射しが容赦なく照りつける。
押し寄せる大波の如く重々する奥羽の山並み、遠くは霞の中に没している。
標高1600mを超える稜線に出ても風は意外に生温く、ザックを背負った背中にべっとりと汗を掻く暑い一日になった。
健脚向けコースを行く仲間と別れたオラは、咲き乱れる花々を愛でながら一人初歩向けの優しいコース上に出た。
残雪は融けて流れてだいぶ小さくなったが、時に雪渓がコース上を覆っていたりすると、そこを渡ってくる風が汗ばんだ肌を心地良く撫ぜた。
残雪の傍らでは、低地では2ヶ月前に咲き終わったショウジョウバカマ、エンレイソウ、ミズバショウなどが一斉に花を着けていた。
湿地を好むコバイケイソウ、イワカガミ、モウセンゴケなどはまだまだこれからだ。
群落を期待していたニッコウキスゲもまだ陰も形もない。
オラは咲き誇る花の写真を撮りながら、ゆっくり倍の時間をかけて歩いた。
途中挨拶を交わす登山者の殆んどは同年代、オラは知ってる限りの花の名を、聞かれもしないのに自慢げに教えたりしながら、数時間の山旅を楽しんだのであった。
さ、温泉に浸かって、今宵は大宴会だ。
イワカガミ ハクサンチドリ
チングルマ オオバキスミレ
キヌガサソウ ミネザクラ
シナノキンバイ 何だっけ?
快晴の朝、強い陽射しが降り注ぎ気温はぐんぐん上がる。
未明のWCテレビ観戦は寝不足を招き、夏バテとも相俟って気分は最悪。
下の孫が遊びに来た。
一緒に出た散歩コースの途中でこれもまたバテてしまい、ダッコしなければならなくなった。
この暑さ、さすがに日中は何をする気力も湧いてこない。
こんな日は、終日川に浸かっているのが一番なのだが・・・。
古い仲間との集い、何年ぶりかで奥羽山系を歩くことに。
残雪を背景に咲き誇る高山植物の群落を見たいばかりに軽い気持ちで参加表明したオラ。
果たして体力低下の著しい昨今、山を愛でる余裕などあるのか・・・。
よくよく考えてみると全く自信などない訳だが、仲間に迷惑をかけることになりはしないか、オラはかなりの不安を抱きつつ明日に臨む。
クリンソウ
この先1週間はどうやら梅雨も一服状態らしい。
先日の雨で増水した川も平水復帰は確実で、いい解禁日が迎えられそうだ。
オラの解禁は、ここ20年良くても悪くても秋田A川以外で迎えたことはない。
しかし今季に限っては、災害復旧工事完了後、全く別の川かと思うほど激しく様変わりしたA川だけに、前日から下見が必要であろう。
釣り適期の指標にしている我が家のクリ(晩生種)が、ようやく花穂を開き淫靡な香りを漂わせた。
天然遡上の状況とも同期して、やはり平年比で1週間は遅れている。
解禁日の入川場所選択は、いつになく難しいかも知れない。
雨が良く似合うホタルブクロ
未明からの雨は雷を伴って時に激しく内陸方面を叩き、日中には小康状態となった。
テレメータで見る限り、今のところ有望河川は思ったほどの増水にはならなかったが、渇水傾向で遡上が停滞気味だったところだけに、少しでも水が動いたことで再び遡上に勢いが戻ったはずだ。
しかしこの時期の増水は、良い方向にばかり作用するとは限らない。
長期に渡る濁流や急激な水温低下は、さてこれからと言う矢先の野アユに過大なストレスを与え、その結果一夜にして川からアユの姿が消えてしまったその瞬間を、オラは過去何度も見てきた。
遡上量が心配されていた米代水系、ここへ来て昨年を上回りそうだとの情報が飛び交い始めただけに、まだまだ安心は出来ない梅雨の大雨である。
あちこちに群れが見られる小本川乙茂地区
<県内解禁直前情報>
小さな仕事のため、県北沿岸へ。
途中眺めた小本川は、放流して間もないためか、或いはまさかの天然遡上なのか、中流部では黒々とした大きな群れアユとなってあちこちのチャラ瀬に固まっていた。
尚、上流部カラ川の岩盤地帯では、成育も良好で縄張り行動も見られた。
ここは7/11の解禁、この後も何事もなければ何年ぶりかでいい釣りができそう。
昨日(6/21)ヘラ釣りの帰りに見た西和賀川も放流アユが上手く定着し、小型ながら広くチャラ瀬に散っている様子が見られた。
食味満点のアユを育む川だけに、今季は期待度も高まる。
西和賀川は7/10(土)の解禁。
一年365日の中で一番嬉しい日は「冬至」。
それは地学的に見た昼が最も短くて、ここを境に右肩上がりに日長が伸びる日だから。
「夏至」はその真逆で、この日を境に昼が短くなるため、なんとも寂しい日と言える。
アユのシーズンは昼時間がたっぷり欲しいのであるが、お盆を過ぎる頃からの日没の早まりがとっても悲しいのである。
さて、西からは雨雲の帯、県内は局地的な雨がありそう。
そんな状況の中、突然思い立ってやってきた。
荒れ模様を覚悟してたのに、無風、薄曇り、時に陽射しも見られる釣り日和。
人っ子一人いない廻戸沼、聞こえるのはエゾハルゼミ、ブッポウソウ、ウグイスの声。
オニヤンマなのか、大型のトンボが目の前を通り過ぎた。
11尺バランスの底、エサ打ち3度目で浮子が動き出す。
ジャミの活性も高く水面に黒い塊り、底にも結構集まっていそう。
空ツンの嵐にも耐えながら、15分後にやっと1枚。
その後は早いアタリに合わせて、順調に数を伸ばす。
1時間後、かなりの上ずりを認識、8尺1本の宙に切り替えた。
午後3時、一陣の風と共に俄か雨が水面を打ち、波が立ち始めたのを機に納竿とする。
今日の廻戸沼、一頃よりはヘラがサイズアップしているが、殆んどの個体に傷みや病変が見られるのがとても気になった訳で・・・・・。
さてアユ解禁まで10日を切り、ヘラ釣りは当分の間お休みとなりそう。
アユ解禁日が近づいて、遡上観察情報も俄かに活気を帯びてきた。
〇〇堰堤にアユの跳ね、〇〇橋シモに真っ黒のハミ跡、〇〇地区は今季遡上絶望等々を聞くたびに一喜一憂する鮎中毒諸氏。
もうオラの頭の中も黄色い幻影に占領されて、何もかもが手に着かなくなっている。
そんなさ中、今週から来週にかけて何かと忙しくなってしまったオラ。
昔の仲間たちとの集まりの幹事だったり、田舎にちょっとした作業に出かけなければならなかったり、趣味の領域でも重要な役目を負っていたりと、いつも暇を持て余していた割にはこの時期にあらゆることが集中してしまった。
ここの部分さえ上手にクリアできればあとはアユ三昧、夢のような日々が待っている。
梅雨時だから当分の間スカッとした夏空は望むべくもないが、エルニーニョが終息したことから、前半戦における北国にありがちな「梅雨寒」だけは避けられそうな予感がある。
遡上量が少なければ少ないなりに、工夫の中から最大級の楽しみ方を見出したい。
その日はあと10日後にやってくる。
暫くヘラの顔を見ていないオラ、不調が続く三本松を諦めて禁断の南畑池へ。
湧くように数は出るがチャンベが主体、最近ではジャミが猛烈に繁殖しているらしい。
先日三本松の常連さんが、半日頑張ったが4尾しか釣れなかったとか・・・。
そんなはずはなかろうと、本日の釣行とは相成った。
11尺、バランスの底、エサ打ち3投目でもう浮子が動く。
5投目で6寸が来たが、意外なほど元気なヘラ。
快調に弧を描く竿、ジャミの猛攻の中からヘラのアタリをとるのはオラには至難の業。
闇雲に何でもアワセを入れ、時に9寸ぐらいのも出て夕方の3時間で30枚。
釣れなきゃ頭にくるけど、釣れ過ぎても今ひとつ面白みがない。
それでもたまりに溜まったフラストレーションを解消するにはいいひと時であった。
17時過ぎ、盛岡市街地方面には夕立があったとか。
一山隔てた雫石側は薄日もこぼれる穏やかな空模様。
気分を良くして帰宅、今日はWCオランダ戦かぁ・・・。
キーウイの開花が平年比で10日遅れていたが、昨日今日で雌雄共に一気に満開となった。
結構ムシが飛んでいるため、自然に受粉は行われるはずだが、念のために人工授粉も行う。
冬場の整枝が上手くいって、いい花が咲いただけに、実りの秋がことのほか楽しみだ。
先日の北関東遠征、9ヶ月ぶりでハナカン通しは出来たし、オトリを泳がすことも出来た。
これで残り2週間を切った北東北の解禁日は、心穏やかに焦らず余裕を以って迎えられる。
シーズンのスタートでは、本来身に着けておくべき携行品の何かを忘れていたり、必需品が不足していたりするものだが、今回の釣行ではそれがなく我ながら事前の準備が万全であったことを窺わせる。
ただし必要品が、釣りベストの何処に仕舞い込んだものか、なかなか一発では出てこない。
手先の動きも視力もかなり低下しているだけに、川の中での仕掛けトラブルは避けたいものだが、どうしても一日数回はポケットをまさぐって小物探しに無駄な時間を費やすオラである。
それが、大概入れ掛かりが始まった忙しいさ中であったりする訳で・・・。
何気なく通りかかった三本松。
曇天無風の釣り日和のためか、10人ほどが出ている。
大雨の翌日だから、水が入れ替わって活性が上がっているに違いない。
オラは急いで家から道具を持ち出し、南側にお座敷を構える。
10尺、1本の宙、・・・・・30分、1時間、2時間、まるで反応なし。
2時間半もエサを打ったが、僅かにジャミが触っただけで完敗。
昼飯を食いに家に帰るも、悔しさがこみ上げてきて、14:00再び出動。
午後の部、釣り座を浅場に移し、エサ打ち20分で1枚目。
続いて2枚目が来たがそれっきり。
午前2時間半、午後3時間、僅かに2枚と大誤算。
益々難しくなった三本松、常連さんたちも似たような釣果だったらしい。
爆睡10時間、目覚めれば北東北も本日梅雨入りとのことで、シトシト降りの雨模様。
昨日干しておいたタイツやシューズが、しっとりと濡れていた。
土産に買ってきた「たーくんラー油」と「薄皮饅頭」を子供たちに配達。
その後はソファにゴロ寝をしながら、昨日までの一部始終を反芻している。
3日の留守の間にキーウィの花が開いた。
頭上の蔓ものが、随分繁茂した。
あした雨が上がったら、少し整理しなくちゃ・・・。